約 1,013,912 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5037.html
京太郎×3 京太郎「朝起きたら残機が増えていた……どうしよう」 京太郎「残機がある……つまり残機がなくらない限り何度でも繰り返せるってことだ!」 京太郎「そうと決まれば和をレイプするしかない」グフフ 京太郎「やっぱりやめよう……もしかしたらオートセーブでコンテニューがここからという確証もない 再開が刑務所なんて辛すぎる」 京太郎「そうだ北海道に行こう」 京太郎「うーん、無事に残機を減らすことなく北海道についた 熊と闘った時は流石に一機持ってかれるのを覚悟したね」 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 京太郎「そんな!こんな街中に熊が出るなんて……だがこの街の平和は俺が守る!!」 京太郎「弱い弱すぎる……森へかえって鍛え直してくるんだな」 熊「」熊「」熊「」ブクブク 京太郎は10の経験値を得た 成香「あの、助けてくれてありがとうございます」 京太郎「いえいえ当然のことをしたまでですから気にしないでください」キリッ 京太郎(この臭い……この娘今日は排卵日か) 成香「うぅ……腰から力が抜けて立てないです」 京太郎「熊は怖いですからね、しょうがないですよ」 京太郎(腰から力が抜けて立てない女の子+排卵日=チャンス!?) 京太郎「お嬢さん手を貸しますよ」ニッコリ 成香「あ、ありがとうございます///」ギュッ 京太郎「うっ……」ドサッ 成香「え?」 京太郎「」 成香「……え?」 テテッテテテッテテ 京太郎×2 京太郎「家か……残機が減っちまったな まさか手を握られただけで死ぬなんて コンテニューがここからだとわかったのが唯一の収穫だな」 京太郎「また北海道にきた……今度こそは排卵日の成香さんに!」 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 京太郎「くっ……またか!何度来たって……何体で来たって俺が勝つ!!」グッ 京太郎「まだまだだな……圧倒的に経験が足りなすぎる 出直してきな」 熊「」熊「」熊「」熊「」熊「」ブクブク 京太郎は20の経験値を得た 成香「あの、助けてくれてありがとうございます」 京太郎「いえいえ当然のことをしたまでですから」ニコッ 成香「あっ……立てない……」 京太郎「手をお貸ししますよ」ニコニコ 成香「お願いします///」 京太郎「おっと……石が」コケッ 京太郎「」 成香「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎「家……くそ!残機が一つになってしまった! 石につまずいて死ぬってなんだよ!?」 わかめいきいきムチムチ「うじゅるうじゅる……」 京太郎「なんだコイツは!?」ゴスッ わかめいきいきムチムチ「うじゅるうじゅる……」 わかめいきいきムチムチ「うじゅるうじゅる……」 わかめいきいきムチムチ「うじゅるうじゅる……」 京太郎「固すぎる!俺のレベルじゃ倒せない……クッソー!!」 わかめいきいきムチムチ「くぱぁ」 京太郎「……あ」 わかめいきいきムチムチ「ばくり」 太郎「」ドサッ ゴリゴリガリガリバキバキゴクン テテッテテテッテテ 京太郎「ついにゼロ……これが最後か……」 京太郎「そうだ、残機がないなら誰かから奪えば良いんだ……」 京太郎「自信はないがこれしか思い浮かばない……」 京太郎「クマだ……クマを倒すと経験値が貰える…… もしかしたらだが可能性は」 プルルル 咲『もしもし?』 京太郎「咲!今日は熊鍋だ!鍋の用意をしといてくれ!!」 咲『え!?』 ガチャッ 京太郎「熊狩りの時間じゃあぁぁぁーーーっ!」 京太郎「恨むなら俺に出会ったお前らの運命を恨むんだな……」キリッ 熊「」熊「」熊「」熊「」熊「」熊「」熊「」ブクブク 京太郎は50の経験値を得た テレテテッテテッテー 京太郎はレベルが1上がった 残機が1増えた 京太郎「お!80に達したらレベルが上がって残機が増えた!ゲームのノリだと次は90位必要か? 熊肉も食べてみたかったけど必要ないみたいだしいっか」 由暉子「あの助けてくれてありがとうございます!」 京太郎「いえいえ当然のことをしたまでですから」 京太郎(結果が変わった?ルートを変えたからなのか? それにしても咲より背が低いのに立派なおもちだ……) 京太郎「……」ドキドキ 京太郎(女の子の部屋……咲以外だと初めてだな) 由暉子「消毒しますから腕を出してください」 京太郎「あっはいっ!」スッ ムニッ 京太郎「あ……すすすすすみみません!」 由暉子「よくあることなんで気にしないで下さい/// じゃあ、少ししみますよ」 京太郎「……っ」 由暉子「我慢してくださいな」ムニィ 京太郎「……」ニヘラ 由暉子「包帯巻きますね」ムニィ 京太郎「……」ハァハァ 由暉子「……」ムニィ 京太郎「……もう辛抱ならん!」ガバッ 由暉子「!?」ドサッ 京太郎「由暉子さん」 由暉子「……京太郎君」 ピンポーン 京太郎「」ビクゥッ 由暉子「そういえば今日は私の部屋を使って皆で練習する約束をしてました」 プルルル 京太郎「あっ少し失礼します」 京太郎「もしもし?」 咲『京ちゃん熊鍋の用意できたよ 後は熊肉だけ足りないけど』 京太郎「あーそういえばそうだったな ちょっとサクッと熊倒して帰るよ」 咲『え!?熊倒すってどうい』 プッ 京太郎「すみません用事思い出したんで帰ります」 由暉子「そうですか……今度会ったときはしっかりとしたお礼をしますね」 爽「今すれ違った男ダレだー?」 由暉子「恩人です」 成香(……?……?) 京太郎「咲ただいまー」 咲「おかえり京ちゃん……って熊!?」 京太郎「おう!鍋にして食べようぜ!!」 咲「」 京太郎「うめぇ!うめぇ!熊の旨味が鍋の全てに溶け込んで染み込んでいる」ガツガツ 咲「脂はスッキリとしてて食べやすいね」フーフー 京太郎「咲おかわり!」 咲「はいはい」 京太郎「今日は色々あったな!おやすみ!!」 京太郎「……」スヤスヤ セーブ中です 京太郎×1 京太郎「ふわーよく寝た 今日はどうしようかな」 京太郎「今日は奈良だななんとか攻略のヒントを探さないと」 京太郎「無事に奈良についな野生の鹿ってのもなかなか強いもんだな」 京太郎「新子さんをレイプするか」 京太郎「コンテニューする場所もわかったしな」グヘヘ 憧「今日もいい天気ねー」テクテク 京太郎「新子さん!」 憧「な、なに!?」 京太郎「俺とクッキング勝負だーーーっ!!」コック姿 憧「なにこの大きなセットは!?キッチン!?」 京太郎「提供は龍門渕さんだー!お題は自由!負けた方が買った方の言うことをなんでも聞くこと!」 ハギヨシ「それでは須賀京太郎vs新子憧!クッキングバトルーーーー……ファイ!」 ッカーーーン 憧「私は肉じゃが」 京太郎「俺は里芋の煮っころがし」 ハギヨシ「それでは審査員の皆さん 美味しかった方の札を上げてください!」 透華「凄く美味しかったですわ!」京太郎 煌「ホクホクとした里芋からあふれでる甘味……すばら!」京太郎 咲「京ちゃーん」フリフリ京太郎 憧「そんなぁ」ガクッ 京太郎「新子さんも食べてください」 憧「……」モグモグ 憧「……悔しいけど凄く美味しい……私の負けだわ」 ハギヨシ「勝者!須賀京太郎!!!」 ワーワーパチパチ 京太郎「あっしたー先に上がりまーす」 オツカレサマデシター 憧「で?お願いってなに?」 京太郎「あーそういえばそんなのあったね忘れてた……」 憧「はぁ?なら何のために闘ったのよ!」 京太郎「なら今から山に登って新子さんの女子力を鍛えようか」 憧「え?」 山の中 憧「女子力を鍛えるなら家でも良かったんじゃ……」 京太郎「山を舐めるな……光と闇、生と死を身近に感じるのことで女子力は何倍にも膨れ上がる」 憧「えー……」 京太郎「まずは山小屋でラブラブセッ」 憧「なななななにいってんよー!///」ドンッ 京太郎「あ……」ドサッ ズザザー ゴンッ ガンッ ゴンッ ズザザー ヒューン ボチャン プカプカ 京太郎「」 テテッテテテッテテ 京太郎「ピタゴラスイッチかよ……レベルは2で残機は無し 厳しいな」 京太郎「ハギえもーん不思議な薬ちょうだいよー」 ハギヨシ「しゃうがないなー須賀太くんはー」 テテテテッテテー ハギヨシ「残機が増える薬らしいですよ」 京太郎「うぉぉぉおおおお!」ゴクゴクゴクゴク ハギヨシ「全部飲んでしまいましたがもう残ってないので気をつけてくださいね」 京太郎×3 京太郎「増えたーーー!!」 ハギヨシ「よくわかりませんが良かったですね」 京太郎「寝るにはまだ早いし、時間があまったなーどうしよ」 京太郎「雀荘に行くかー」 roof-top まこ「おう、いらっしゃい おんしがここにくるとは珍しいのう」 京太郎「ちょっと色々とありまして」 京太郎「麻雀か俺の強さを見せてやる!」 成香「あっ私がトップですね」 優希「私が二位かー」 やえ「にわかは相手にならんよ」←三位 京太郎「」 成香「そういえばトップがビリになんでもお願いできるってことでしたよね?」 京太郎(そうだっけ?) 成香「熊狩りの仕方を教えて欲しいです」 京太郎「それぐらいならお安いご用です 早速北海道に行きましょうか」 成香「はい」 京太郎「優希!明日は熊タコスだ!!」 優希「え……遠慮しとくじぇ」 京太郎「コツを掴めば簡単です まずは俺の動きを見ていてください」 成香「はい」 赤カブト「……」グルル 京太郎「随分と図体が大きいな、右目の潰れた熊か……おもしれぇ!」 成香「あ……あ……」チョロチョロチョロ 熊「……」×19ノシノシ 京太郎「成香さん見ていてください これが熊狩りを極めた者のみが使える技……熊返しです」 京太郎は130の経験値を得た テレテテッテテッテー 京太郎はレベルが1上がった 残機が1増えた 京太郎「いたた、一匹だけ強い熊が混じってたな一撃貰ってしまった」 成香「いま消毒しますね」アタフタ 京太郎「かすり傷だからきにしないでください」 成香「で、でも……」 京太郎「本当に気にしなくていいですって傷ももう塞がりましたし」 成香「!?」 京太郎「それより成香さんこそ」フキフキ 成香「きょ、京太郎くん!?」 京太郎「しっかり臭いをとっておかないと熊が寄ってきちゃいますよ」フキフキ 成香「うん……ふっ……///」 京太郎「もう少し足広げて下さい」 成香「駄目……恥ずかしい」 京太郎「そう言われましても」グイッフキフキ 成香「んんーっ///」ビクッビクッ 京太郎「何故だか全然拭き終わらなかった」 成香「///」 プルルル 京太郎「はい、もしもし」 咲『京ちゃんもう遅いから早く帰ってきなよ 麻婆豆腐冷えちゃうよ』 京太郎「冷えた麻婆豆腐も美味しいけどなー わかったすぐ帰るよ」 咲『うん』 プッ 京太郎「もう遅いんで送っていきますよ成香さん」 成香「お願い……腰が抜けて立てなくて……///」 京太郎「ただいまー」 咲「おかえりーって今日はマグロ!?」 京太郎「おう本マグロだ泳いでる時にたまたま見つけたから捕まえて来た 冷凍庫で冷やしとくか」 京太郎「咲の麻婆豆腐は美味いなー」ガツガツ 咲「いっぱい油入れてるんだ こうすると本場の味に近づくんだよ あんまり健康には良くないかもしれないけど京ちゃんなら運動してるから大丈夫たよね」フーフー 京太郎「咲!おかわり!!」 咲「はいはい」 京太郎「いやー今日も頑張った!おやすみ」 京太郎「……」スヤスヤ セーブ中です 京太郎×4 京太郎「うーんよく寝た!レベルが3になったお陰か力もみなぎってくる!!」 京太郎「麻雀の能力取得か……まぁ麻雀部員だし本分は麻雀の練習だよなー」 京太郎「あ、今日はわざわざありがとうございます」 灼「いい……」 京太郎(シャツ……ダサッ)ガクッ 京太郎「」 灼「……!?」 京太郎×3 京太郎「うーん、死んだかあれはしょうがない それにしても残機が沢山あると心に余裕が生まれるね」 京太郎「今度は岩手かな……よっと」ピョーン 京太郎「……」シュタ 京太郎「」ガクッ 京太郎「」ドサッ 京太郎×2 京太郎「まさかベッドから飛び降りただけで死ぬとは…… 慢心ダメ絶対」 京太郎「ここはいっちょ神頼みでもしてみるかー」 奈良 京太郎「山の神よー!何卒何卒御慈悲をーーー!」 穏乃「朝からうるさいって!!」ガサガサ 京太郎「ひぃ!でた山神さまじゃーーー!山神さまがお怒りじゃぁぁぁ!!」 穏乃「だからうるさいって!!」プンプン 京太郎「まぁご利益ありそうだし拝んどくか」ナムナム 京太郎「御加護をー御加護をー」 穏乃「もう勝手にすれば」プンプン 京太郎「あっ……帰っちゃった」 京太郎「しゃあない俺も帰るか」トボトボ 京太郎「お供えものにと思ってきたおもち無駄になっちゃったな」 京太郎「……」モグモグ 京太郎「うっ……息が」 京太郎「」 京太郎×1 京太郎「なんてこった……これは非常に不味い ちょっと前までは残機が多くて受かれてたのに」 京太郎「咲にプロポーズするかな」 京太郎「咲!結婚しよう!」 咲「もう京ちゃんたらまたそんな冗談言って!ほら今日の夕飯の買い物付き合って!!」 京太郎「おぉ……おう」 咲(京ちゃん///)モジモジ 京太郎「咲とはもはや家族みたいなもんだし親しすぎて中々上手くいかないなー」 京太郎「まだ時間があるな……どうしよう」 roof-top 京太郎「染谷先輩遊びましょーう」 まこ「すまん、いま忙しくて手が離せん」 京太郎「折角だし麻雀をしていこう!今日こそは見せてやる俺の本気!!」 リチャードソン「俺が一位で」 優希「私が二位」 美穂子「私が三位で」 京太郎「」サラサラ リチャードソン「この雀荘ではトップがビリになんでも命令できるらしいね」 京太郎(そうなの?) リチャードソン「君に幼馴染みはいるかい?」 京太郎「一応……いますが?」 リチャードソン「ならその女の子を一生大事にしてあげてくれ」 京太郎「それってつまり……」ゴクリ リチャードソン「結婚だ」 京太郎「でも前にプロポーズしたけど流されちゃいましたし」 リチャードソン「君も男だろ、何度でもぶつかれる限りぶつかればいい その子もきっと待っている」 京太郎「そうですかね」 リチャードソン「そうだ」 京太郎「なぁ……咲」 咲「今日の夕飯はニラ玉と焼き鮭だよ京ちゃん」トントン 京太郎「一緒に買いにいったし知ってるよ!」 咲「そうだったね」トントン 京太郎「本気で俺と結婚してくんね」 咲「またまたご冗談を」 京太郎「包丁止まってるぞ」 咲「……」 京太郎「いつまでも一緒にいてくれよ咲」 咲「私ね自分に自信がないんだ」トントン 咲「京ちゃんは麻雀以外なら何だって自分で出来る 料理だって私が意地はって作ってるだけで 京ちゃんがやった方が美味しいもん」トントン 京太郎「俺は咲の料理好きだぜ」 咲「ありがとうね京ちゃん」コトコト 咲「でも、何でもできる京ちゃんに私は釣り合わないよ」コトコト 京太郎「俺は何にもできないよ」 咲「嘘」コトコト 京太郎「嘘じゃない」 咲「絶対に嘘」コトコト 京太郎「本当、俺は咲がいるから頑張れる 咲がいなかったら何もできない」 咲「……ばか」 京太郎「馬鹿で結構」 京太郎「俺はなお前が好きなんだ咲、料理が上手じゃなくてもいい、ドジだっていい、寂しがり屋でもいい、 そんなお前を支えたい そんなお前に支えられたい」 咲「そのセリフ凄くクサイよ」カチャカチャ 京太郎「だから俺と結婚してくれ咲」 咲「……とりあえず冷める前にご飯食べちゃおう」 京太郎「おう」 京太郎「このニラ玉美味いなー」 咲「加熱しすぎないでしっかり蒸らすのが卵をふんわりさせるコツなんだよ」 京太郎「咲」 咲「はいはい」 咲「まだ帰んないの?」 京太郎「今日は泊まってく」 咲「なら、布団しいとくね」 京太郎「おやすみ咲」 咲「おやすみ京ちゃん」 咲「京ちゃんまだ起きてる?」 京太郎「ん……あぁ」 咲「こんな私で良かったらお嫁さんにして下さい」 京太郎「……このタイミングで言うかね普通?」 咲「ごめんね、これでも勇気振り絞ったんだよ」 京太郎「咲、ほらおれの布団入ってこい」チョイチョイ 咲「うん」モゾモゾ 京太郎「まぁ俺達ならこんなもんか 変に肩肘張らずいつも通りに、 それが俺達らしいよ何も変わらない」ギュー 咲「ありがとう京ちゃん」ギュー 咲「でもね、一つだけ変わったことがあるよ」ギュー 京太郎「なに?」 咲「前よりもっと京ちゃんが好きになった」ギュー 京太郎「……」 咲「……照れてるの?」 京太郎「うっせー、さっさと寝ろ」プイッ 咲「うん」ギュー 京太郎「明日は指輪を見に行くからな」 咲「うん」ウトウト 京太郎「結婚式場も見に行って」 咲「それは流石に高校生には早すぎるよ……」ウトウト 京太郎「皆にも挨拶しないとな」 咲「うん」ウトウト 京太郎「それからさ……」 咲「……」スースー 京太郎「……寝たか?」 咲「……」スースー 京太郎「愛してるぞ咲」ギュー 咲「……私もだよ京ちゃん」ギュー 京太郎「……聞いてた?」 咲「ばっちし」 京太郎「……もう寝る!」 咲「おやすみ」 京太郎「おやすみ」 これからも変わらずいつまでも二人一緒に 咲エンド 咲エンドボーナス残機+3 京太郎×4 京太郎「んうぉ!あれ!?俺咲と結婚して子供育ててそれからそれから…… あぁ、あの日に帰ってきちゃったのか…… レベルは3てことは3日目からか」 京太郎「幸せだったぞ咲」 京太郎「そうだ福岡に行こう そこにならこのゲームを終わらせる何かがあるかもしれない」 京太郎「きたぜ福岡 熊本に近いだけあってクマモンをよく目にするが体が疼く」 京太郎「どうせなら姫子さんを惚れさせようそうしよう」 京太郎「男なら真っ正面から体当たり!正々堂々口説き落とす!」 姫子「あつかーなしてこがんにあつかとねー」 京太郎「もしかして鶴田さんですか?」 姫子「何か用でもあっと?」 京太郎「ファンなんですサインください!」 姫子「ごめん、そういうんやってなかとよ」 京太郎「お願いします!お願いします!」 姫子「なら秘密にしてなー」カキカキ 京太郎「ありがとうございます!!」 京太郎「本当に大ファンなんですよ!」 姫子「ふーん」 京太郎「もう、姫子さん全てが好きなんですが! 特にしたまつげが可愛い!!」 姫子「……」ピクッ 姫子(なかなかわかっとぉなコイツ) 京太郎「それに萌え袖もかわいいです!」 姫子「そんなに好きなら、触ってみんね?」 京太郎「いいんですか!?」 姫子「まぁ……」スッ 京太郎「萌え袖の中に隠れてる手可愛い!」フニフニ 姫子「こしょぐったか」 京太郎「姫子さん可愛い」フニフニ 姫子「ちょっやりすぎ」 京太郎「可愛い!」フニフニ 姫子「っふ……っふ……」 京太郎「姫子」フニフニ 姫子「……っ!」ゾクゾク 京太郎「姫子、姫子」フニフニ 姫子「駄目名前呼ばれたら」ゾクゾクゾクゾク 京太郎「姫子!」フニフニ 姫子「ひぅ……」ビクンッ 姫子「あっ……」 姫子「駄目……言うたろ?」ハァハァ 京太郎「あぁ!すみません」 京太郎(これは流石にやりすぎた) 京太郎「すみません!すみません!」 姫子「まぁ、済んだことやしもうよかとよ」 京太郎「そんなわけには行きませんお詫びとして行きたいところがあったら何処にでも連れていきます!」 姫子「それってつまりデートしろって言っとっと?」 京太郎「そういうわけじゃ……でも姫子さんみたいな綺麗な女性とデートできるなら嬉しいです」 姫子「そんな綺麗かなんて恥ずかしいけん///」 京太郎「ごほん、良かったら今度俺とデートしてくださいお姫様」 姫子「よ、喜んで///」 京太郎「連絡先を交換して別れた 明日以降からデートに誘えるかな」 キャー 京太郎「今の悲鳴は!?」 姫子「うぅ」ビクビク 熊「……」 熊「……」 熊「……」 熊「……」 熊「……」 京太郎「熊が5匹か、それにしてもあの十字の陣形はインペリアルクロス!」 京太郎「俺の熊返し受けきれるか!!うぉぉぉおおお!!」シュバツ 姫子「早い!?早すぎて目で追えなか!!」 京太郎「あっめんたいこ踏んだ」 ズリッ ガンッ 京太郎「」 姫子「え?」 熊「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎×3 京太郎「流石は福岡そこら中にめんたいこが生えてやがる うぁぁぁー交換した連絡先が消えてる」 京太郎「咲とラブラブセックスだな」 咲「おはよう京ちゃん」 京太郎「おはよう咲」 京太郎「ラブラブセックスしようぜ!」 咲「……っ~~~///」ポコポコ 京太郎「いたいいたい」 咲「ふんっ!」プイッ 京太郎「なぁ咲頼むよ」 咲「絶対に駄目!結婚してからって決めてるもん!!」 京太郎「なら問題ないじゃん」 咲「……?」 京太郎(あ……セーブポイントからやり直してるから前週の記憶が無くなってるのか) 咲「……でも、キスだけならいいよ」 京太郎「本当?」 咲「うん」 京太郎「咲!中で出すぞ!!」パンパン 咲「ちょうだい!京ちゃんの全部を中にちゃうだい!」ギュー 京太郎「でる!」ドビュルルル 咲「んっーーーー!!」ビクンッ 京太郎「キスなんかしちゃったら我慢できるわけがない」ツヤツヤ 京太郎「阿知賀を攻略しよう」 奈良 京太郎「へへ、奈良についたが恐怖のあまり足の震えが止まんねぇ」ガクガク 鹿王「……」 京太郎「でかい!こんな街中でコイツが暴れたら…… そんなことはさせん!!」 京太郎「鹿の王よ……見事な実力であった」 鹿王「」 京太郎は50の経験値を得た 憧「あの、助けてくれてありがとう……」 京太郎「当然のことをしたまでですから気にしないでください」ニコッ 憧「……っ、足くじいちゃった」 京太郎「大丈夫ですか?」 京太郎「よっと」 憧「きゃあ!」 京太郎「それじゃえ歩けないだろうし送ってくよ」 憧「あ……ありがとう///」ギュッ 京太郎「ここですか」 憧「うん、ありがとう……おっと」 京太郎「家の中まで送りますよ」 憧「いいよそこまでしてもらうのは悪いし」 京太郎「頼ってください男は頼られると嬉しいんですよ」 憧「それなら……」 京太郎「足痛いですよね夕飯は俺が作るんで座っててください 何か食べたいものありますか?」 憧「煮っころがしがいい」 憧「美味しい……」モグモグ 京太郎「ありがとう」モグモグ 京太郎「皿は洗っとくんでお風呂入ってきてください」 憧「うん」 憧「……」チャポン 憧「///」ブンブン 憧「上がった」 京太郎「まだちょっと髪濡れてるじゃないですか こっち来てください」 京太郎「髪綺麗なんですからしっかり手入れしないと」トカシトカシ 憧「んー……乾かすの上手いね」 京太郎「慣れてますから」ゴー 憧「……彼女とか?」 京太郎「どうなんですかねよくわかんないです」ゴー 憧「そっ……」 京太郎「ドライヤーは遠くから当てて頭皮を乾かすようにやるのがコツです」 憧「そういうのいいよ これからも君にやってもらうし」 京太郎「え?」 憧「あ……べ別にそういう意味じゃ!そう意味ってその……あの///」 プルルルル 京太郎「はいもしもし」 咲『京ちゃん?今日の夕飯はポトフだよ 早く帰ってきて』 京太郎「そっか、すぐ帰るよ」 プッ 京太郎「時間も時間なんでもう帰りますね」 憧「今日は……色々とありがとう」 京太郎「困ったときはお互い様です 冷蔵庫にプリン冷やしてるんで良かったら食べてください」スタコラサッサ 憧「名前は……っていっちゃった」 憧「プリンなんていつの間に買ってきたんだろう……ってこれ手作りじゃん」 憧「おいしい」ニコニコ 京太郎「ただいまー」 咲「おかえり、今日は鹿なんだ大きいね」 京太郎「おう、二人じゃ食いきれないから近所にお裾分けしよう」 京太郎「やっぱ美味いな!」ハフハフ 咲「実は豚肉を使ったからポトフじゃなくてポテって言うんだけどね」フーフー 京太郎「おかわり!」 咲「はいはい」 京太郎「今日も疲れたーもう寝よう」 京太郎「……」スヤスヤ セーブ中です 京太郎×3 京太郎「今日も一日頑張ろう!」 京太郎「和!稽古してくれ!!」 和「いいですよ、須賀くんも来年は男子麻雀部の部長になるんですから もっと上手くならないといけませんからね」 京太郎「エッチの!」 和「しゅっ!」ブンッ 京太郎「」キーン 和「須賀くん見損ないました」スタスタ 京太郎「……あ、頭の中ひ胡桃割り人形がリピートひてる」ガクガク 京太郎「よく死ななかったな俺 てか俺が見切れないスピードの蹴りって和のやつ何者だ」 京太郎「透華さん俺と結婚してくださ……ウワラバッ!」 透華「はい喜んで」ポロポロ 京太郎「」 透華「京太郎?」 京太郎「」 透華「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎×2 京太郎「まさか股間が破裂して死ぬなんて 恐るべしのどっち」 京太郎「咲と旅行にでもいくか」 京太郎「どこがいいかなーやっぱり行ったことない沖縄とかかな」 京太郎「咲の水着姿たのし」 タンスに小指ガンッ 京太郎「」 テテッテテテッテテ 京太郎×1 京太郎「あれで死ぬか、いや確かに死ぬほど痛いけど本当に死ぬなんて」 京太郎「大阪とか言ってみるかー なんだかんだ関西にはまだ行ってないし」 京太郎「大阪に無事についた 都会なだけあって動物たちと戯れることもなかったな」 ハギヨシ「須賀くん掘らせていただきますよ」ゴゴゴ 内木「須賀くん」ゴゴゴ 京太郎「くっなんてオーラだ赤カブトや鹿王以上だ!だが俺のケツは俺が守る!!」 京太郎「俺のケツを掘っていいのは掘られる覚悟があるやつだけだ」 ハギヨシ「」 内木「」 京太郎は110の経験値を得た テテテテッテテッテー 京太郎のレベルが1上がった 残機が1増えた 京太郎「よかった守りきれて」 竜華「大丈夫か?凄い闘いやったなー」 京太郎「男には守りきらないといけないものがあるんですよ」 竜華「そうなんかー」 京太郎「よかったら大阪案内してくれませんか?」 竜華「ええでー、面白いもんみしてもらったし アイツらはほったらかしでええんか?」 京太郎「大丈夫ですよ あの二人なら手負いでもシャチぐらいなら水中で倒せますから」 竜華「アンタらホンマに人間か!?」 京太郎「人間ですよ多分」 竜華「大阪といったらやっぱり道頓堀やなー 他にもええところは一杯あるけど初心者には 此処がオススメやな」 京太郎「人が多いですねー」 竜華「コナモンミュージアムでもいこか ロウのサンプル作れるんやでー」 京太郎「へー」 竜華「次はHEP FIVEや!色んな店が集まってるから長時間楽しめる!」 京太郎「すげー長野にこんなのねー」 竜華「オススメは真っ赤な観覧車やな」 京太郎「高い!」 竜華「うち観覧車めっちゃ好きやねん きっとここで告白されたらOKしてまうわ」 京太郎「好きです!付き合ってください!!」 竜華「ごめんなー」ヒラヒラ 京太郎「えー……」 京太郎「いやー楽しかったです!ありがとうございました!!」 竜華「ええでーうちも楽しかったし、また何かあったら誘ってや これ連絡先」 京太郎「まだ夕飯まで時間があるな どうしようか」 京太郎「長野の皆におみやげを買っていくか」 京太郎「タコスせんべいかこれとか優希が喜びそうだな 試食してみよう」バリバリ 京太郎「うっ……煎餅が喉に刺さって」ピクピク 京太郎「」ガクッ テテッテテテッテテ 京太郎×1 京太郎「連絡先がなかなか手に入らない……」 京太郎「熊狩りだな 北海道と九州どっちにしよう」 京太郎「くそっ!流石に多すぎる!!」 熊「……」×121 熊「」×545 京太郎「だがまだやれる!!」 ハギヨシ「んっふそれはどうですかね!」 内木「ふふふ」 赤カブト「ぐるる」 鹿の王「……」 京太郎「くそっ!ボスラッシュステージか!」 ハギヨシ「いますよ須賀くん!」 京太郎「うぉぉおおおおお!」ベチャ 京太郎「うわ、なんか降ってきた鳥の糞だバッチぃ」 京太郎「」 ハギヨシ「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎「また残機がゼロか……今度こそ駄目かもな」 京太郎「鷹狩りって鷹で獲物を狩ることだよな 俺鷹とか持ってないけどカピバラでいいかな」 京太郎「いけカピー!狩ってこい!!」 カピ「きゅー」トテトテ 京太郎「凄いぞカピー!アルパカを1300頭も狩るなんて」 カピ「きゅー」 アルパカ「」×1300 カピーは10000の経験値を得た テテテテッテテッテー カピーレベルが70上がった 残機が70増えた 京太郎は学習装置で100の経験値を得た テテテテッテテッテー 京太郎はレベルが1上がった 残機が1増えた 京太郎「残機も増えたしどうすっかな」 京太郎「はっ!?夢か……」 京太郎×0 京太郎「マジで夢か……」 咲「京ちゃん布団干すからどいて」 京太郎「やだ」ダラダラ 咲「どいて」 京太郎「やだ」ゴロゴロ 咲「……」ムッ 京太郎「咲も来いって」グイッ 咲「あぅ……」ドサッ 京太郎「咲ー」ギュー 咲「もーしょうがないな京ちゃんはー」ニコニコ 京太郎「さぁ……どうすっかなー」 京太郎「新子さんを焦らすか」 京太郎「ほれほれ」 憧「……」ジーッ 京太郎「ほれほれ」 憧「……」ジーッ 京太郎「こっちだよー」 憧「早くちょうだいよプリン」 京太郎「はいどうぞ」 憧「美味しい」ニコニコ 京太郎「新子さん」 憧「なに?」 京太郎「……」チュッ 憧「!?」 京太郎「すみませんつい……」 憧「うぅ……///」モジモジ 京太郎×1 憧「ばか……京太郎」 京太郎「すみません」 憧「責任とってよね」 京太郎(はて?責任とは?) 憧「キスまでしたんだからけ、結婚を」 プルルルル 京太郎「ごめんちょっと電話が」 プッ 京太郎「もういいですよ話の続きを」 憧「その……キスしたんだから責任とって結婚しなさいよ///」 京太郎「け、結婚ですか!?」 憧「……いや?」ウルウル 京太郎「でも結婚しても俺はいつか」 憧「いつか?」 京太郎「結婚した全てを無かったことにしてしまいます」 俺は残機が有る限り何度も世界を繰り返してしまうことを憧に話した 最初は信じられなかったみたいだが必死に話していたら信じてくれた 京太郎「だから、新子さんと結婚は……」 憧「別に結婚してもいいんじゃない」シレッ 京太郎「え!?」 憧「無くなるんだったら何も気にすることないじゃん」 京太郎「いや、それは人間としてどうかと」 憧「私はそれでも京太郎といたい」 京太郎「でも……でも……」 憧「京太郎」ギュッ 京太郎「……憧」 憧「何回繰り返したって私は京太郎と出会ったら絶対に好きになる もし、これから先辛いことがあったら私の所に来てねきっと抱き締めてあけわられるから」ニコッ 京太郎「……憧」ポロポロ 憧「だから、今回だけでもいいから……」 憧「私を幸せにして」 憧「あなた……具合はどうですか?」 京太郎「……」 憧「そうですか……あなたと過ごした毎日が輝いていましたよ お婆ちゃんになってもあなたは私を愛してくれました」 京太郎「……」 憧「充分すぎらくらい幸せでした」 京太郎「……」 憧「今度は私が約束を守る番ですね」ナデナデ 京太郎「……」 憧「きっと貴方が辛いときは過去の私が抱き締めてくれるはずです」ギュッ だから 安心しておやすみ、京太郎 ピーーーーーー 憧エンド 憧エンドボーナス残機+3 京太郎×4 京太郎「憧……ありがとうな レベルが4ということは四日目か」 京太郎「鶴賀に行くか 」 京太郎「やっぱ近いしずくについたな」 京太郎「東横さんを探すか」 京太郎「心の目だ心の目を使えばきっと見つけられる」コフー 京太郎「……」 京太郎「駄目か……」ガックシ 京太郎「佳織さんを口説くか」 京太郎「男なら正々堂々とだな」 佳織「どうしたんですか?」 京太郎「佳織さん可愛い」 佳織「え?」 京太郎「おっとりしてて可愛い」 佳織「えー///」 京太郎「眼鏡っ子可愛い」 佳織「うぅ///」 京太郎「おもちでかい可愛い」 玄「同意ですのだ」 佳織「恥ずかしいです///」 京太郎「顔を真っ赤にして俯いちゃった可愛い」 佳織「……もう、やめてくださいよぉ」 京太郎「精一杯声を絞り出して可愛い」 佳織「///」 京太郎「やっぱりおもちでかい可愛い」 玄「同意ですのだ」 佳織「……///」 京太郎「……ちょっと来てください」ズルズルズルズル 玄「おもちー!」バタバタバタバタ 佳織「なんだったんだろう……?」 路地裏 京太郎「邪魔しないでくださいよ」 玄「そこにすばらなおもちがあったら盛り上がらずにはいられないよ!」フンスー 京太郎「……確かにそうですね」 玄「うん!」 京太郎「だったらこれも仕方ないですよね」モミモミ 玄「んっ!ちょっと駄目だよこんなことしちゃ!」 京太郎「すばらなおもちがあるんですから盛り上がらずにはいられませんよ」モミモミ 玄「私のおもちは出来損ないだよ……」シュン 京太郎「そんなことありませんよ大きくて弾力もあって」モミモミ 玄「んぅ……あっ!」 京太郎「感度も良い」クリクリ 玄「もうやめて……」プルプル 京太郎「嫌です満足するまでやります」 プルルルル 京太郎「おっ、咲か?もう夕飯の時間?」 咲『うん、今日はロールキャベツだよ』 京太郎「すぐに帰るよ」 プッ 京太郎「すばらなおもちでしたよ玄さん」 玄「……」ハァハァ 京太郎「それじゃあ」 玄「……」ゴクリッ 京太郎「ただいまー」 咲「おかえり今日は何も捕まえてこなかったんだね」 京太郎「たまにはな」 京太郎「キャベツから溢れだす肉汁の旨味がトマトの酸味と合わさって最高!!」ガツガツ 咲「鍋いっぱいにしきつめて煮込むのが型崩れしないコツだよ こうすると肉汁が外に逃げないから美味しくなるんだ」 京太郎「おかわり!」 咲「はいはい」 京太郎「東横さんを見つけられなかったのは悔やまれるがおもちを堪能できたから良しとしよう」ウンウン 京太郎「……」スヤスヤ セーブ中です 京太郎×4 京太郎「朝だーーー!」 京太郎「岩手かーあそこってオカルト関係に強そうだから何かわかるかも」 京太郎「それにしても岩手は猪が多いなもう10体も気絶させたぜ」 猪神「ふごふご」 京太郎「ハイエースよりでけぇ!お前がこの森の守り神か…… 神狩りの名をいただくぜぇ!」 京太郎「ふっ……命はとらんお前はこれからもこの山を守り続ける義務があるからな」 猪神「……」ノシノシ 京太郎は100の経験値を得た テテテテッテテッテー 京太郎はレベルが1上がった 残機が1増えた これ以上レベルは上がらない 京太郎「おっ……5でMAXか」 塞「あの!ありがとうございました!!」 京太郎「気にしないでください 慣れてますから」ニッコリ 塞「……」キュンッ 京太郎「腰の辺りが汚れてますね払ってあげますよ」パンパン 塞「ひゃん!あ、ありがとう///」 京太郎「」ドサッ 塞「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎×4 京太郎「あの人の腰……正に殺人級だったな」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6246.html
五月六日 朝 京太郎「…義姉さん達が帰って来なかった。飲み会って言ってたけど間違いなく嘘だな」 デパート キャップ 京太郎「…デパートの安売り戦争に出かけるか。旅行行く前に肉とか使い切ったし…さあ、戦争だ」 ーーーーーーー 京太郎「ハァハァ…各種野菜確保…マジであんなに必死なんだよ奥様方は…次は肉だな…」 ??「あっ、これ安い。皆の健康を考えると後はお肉かしら?」 京太郎「やってきました…メイン戦争、国産牛肉ブロック3キロ…お一人さま二つまで。70%OFFだから…これは負けてられない」 ??「あらあら…何故こんなに殺気だってるのかしら」肉売り場のど真ん中にいる アナウンス「今から国産牛肉の70%…」 ダダダダ…←殺気立つ奥様方の群れ 京太郎「……負けるかー!」同じく走る ??「えっ、えっえ!」巻き添えをくらい揉みくちゃになる。 京太郎「二つ確保!……あっ」 ??「ちょっと…すいません…通して…」 京太郎「たすけるか…」 ギュッ… 京太郎「こっちです」 ??「えっ?」 ??「あ、ありがとうございました」息をきらし、両目を開けている 京太郎「いえ、困ったらお互いさまですよ」 ??「それでもです。本当に助かりました」 京太郎「美人を助けるのは男の役目ですから。それに初めて綺麗なオッドアイを見れたからおあいこですよ」ワハハ ??「えっ…」右目を抑える 京太郎(……もしかして地雷を踏んだか?)冷や汗をかく ??「み、見たんですか?」 京太郎「ええまあ…見えたんで」 ??「……本当の事を言ってください」 京太郎「えっ?」 ??「お世辞なんて言わなくてもいいですよ。笑ってくれてもかまいません…この眼が」 京太郎「俺は嘘はいいませんよ。貴方の眼は綺麗です。色もそうですが心が澄んでいるから綺麗です」 ??「……」カァァ 京太郎「それじゃあ、俺はこれで」 京太郎(今日は豪華に作るぞ) ??「ま、待ってください!な、名前を教えてはくれませんか?」 京太郎「……」 京太郎「須賀京太郎です」 ??「須賀京太郎…わ、私は福路美穂子って言います!」 京太郎「福路さんですか…俺の事は須賀でいいんで。それでは」 美穂子「はい、今回はありがとうございました!また会った時にお礼さしてください」 京太郎「ええ、その時を楽しみにしてますよ」 ーーーーー 夜 強制イベント 京太郎「ただいまー…あれ誰かいるのか?」玄関の靴を見てつぶやき ガチャ…ドアを開ける 京太郎「誰かきてるの…」 霞「お久しぶりですね、須賀様」 京太郎「な、なんで…」 霞「酷いですね…御迎えにきたんですよ、“須賀”宗家の貴方を」 京太郎「迎えにきた?」 霞「ええ、姫様の婿としてね」 京太郎「…義姉さん達はどう言ってるんだ?」 霞「あら、まだその年で姉離れできて…」 京太郎「質問に答えろ、岩戸」 霞「…っ…、貴方の義姉達も賛成して」 バタン…ドアが開く 健夜「認めてないよ」ゴゴゴゴ… 良子「嘘は駄目ですね…私達は一言もそんな事を言ってませんよ?」 霞「…巴達は足止めできなかったんですか」 健夜「私達に麻雀を挑む方がありえないよ…なにより夫になる義弟の大事な未来が勝手にきめられそうなんて…本気出すしかないよね?」 良子「…強硬手段に出たのはミスでしたね。鹿児島のババア達にはこれをネタに京太郎から手を引いてもらいます」 霞「…なぜ、私達の邪魔をするのですか?須賀様にとって…」 健夜「それを決めるのは京君を見捨てた貴方達じゃないよ」 良子「京太郎の未来は京太郎が決める…私達はそれに従うべきです」 霞「私は、見捨ててなんか!」 健夜「…黙れ。お前達鹿児島の巫女は京君の両親が殺され…」 京太郎「ストップ…ストップだ!。なにがどうなってるか、俺に説明してくれ」 良子「京太郎は少し黙…」 京太郎「…好い加減にしないと怒るぞ」ゴゴゴゴゴ… 健夜「…京君は長野から離れないといけないんだ」 京太郎「…それはなんでなんだ?」 健夜「それが此処にみんなで住む条件だったから」 京太郎「はっ?」 健夜「私と良子ちゃんは鹿児島のババア達と契約を交わしたの。京君が高校生になるまで育てる変わりに、長野に三人で住める場所を提供してもらうって」 霞「そして時が来たら姫様の婿として迎える…」 良子「それは無効ですよ?私と健夜義姉さんとでここの家のお金とこれまでのお金は全額返しました。だから京太郎は無理矢理婿に行く必要がない」 京太郎「それなら此処に残る事も…」 健夜「契約には高校生になったら長野を出るってあったんだよ」 京太郎「なんでそんな大事な事を隠してたんだ……なんて言ってもどうにかしようと必死でどうにかしようとしてたのは知ってるから今回は責めない…今日、帰って来なかったのもそういうことなんだろう?」 健夜「う、うん…本当にごめんね」涙目 霞「姫様の婿に来ないのならどうするつもりですか?」 良子「それはイージーな質問ですね。他県に家族三人で引っ越すに決まってるでしょ?」 京太郎「えっ?」 良子「今、候補に上がってるのは5つ。鹿児島を含めてね。それを京太郎に決めてもらう」 良子「場所は東京、大阪、奈良、岩手、鹿児島の五つ。理由は色々とありますが私と健夜義姉さんは最善だと判断しました」 霞「…鹿児島が入ってるのは婿として…?」 健夜「だからそれはないよ…でもね、鹿児島事態はありなんだよ。あそこには貴方達がいるからね」 霞「私達がいるから?」 健夜「京君の成長に繋がるからね」冷たい笑み 霞「……」ふるえる。 京太郎「それで移動先は俺が決めるのか?」 良子「そうです」 京太郎「因みに義姉さん達のおすすめはあるの?」 健夜「私は…」 健夜「岩手かな…旅行して改めて思ったけど気候もいいし、相談役にトシさんもいるから」 京太郎「…良子義姉さんは?」 良子「私は東京ですね。あそこならいつでも家族団欒できますし…」 京太郎「……」 京太郎(俺はあそこがいいんだけどな) 京太郎(奈良とかもありだと思うんだよな…でも義姉さん達の考えも大事にしないと…) 京太郎「…なら三人で岩手に行こう」 健夜「私は京君についていくだけだよ」 良子「私もです」 霞「……姫様を見捨てるの?」 京太郎「………いつまでも俺に頼らないでください。俺は誰も拒否しなかった。最初に捨てたのは貴方達で今回も結局は貴方達が甘えたからだ」 霞「…なら捨てなかったら貴方は私達と居たと言えるの?」 京太郎「言えますよ。だって俺の初恋は貴女だったんだから霞さん。もう昔の話ですけどね…」 霞「……私達は…私達は…怖かっただけなのよ」ぽたぽた 京太郎「…俺もあの時は怖かったですよ。時はやり直せないんですよ」 霞「……うぅ…」大泣き 夜 2 京太郎「……久達になんて言おうか。転校するで受け入れてくれるんだろうか?衣や東横さんにも言わなくちゃならないし…これもしかして死んだか?」ベッド出ゴロゴロ。 ガチャ… 京太郎「義姉さん?」 霞「違うわ…私よ」 京太郎「……夜這い?」 霞「…いっその事それもありだとは思うのだけれど、今日はあの鬼達に須賀様を抱き枕にして言いって言われたからそれを楽しみに来たの」 京太郎「はっ?」 霞「聞こえなかったのかしら?私は…」 京太郎「いや、俺が霞さんを襲ったらどうするんですか?」 霞「それを元に鹿児島に連れて行くわ」 京太郎「拒否権は?」 霞「あると思って?」 京太郎「…わかりました」 霞「…キングサイズのベッドなのね」 京太郎「ええまあ…これしかなかったらしくて」 霞「どう言う事?」 京太郎「ベッドを買いに行く時に限って俺の都合が合わなくて、義姉さん達が買ってきてくれるんですよ」ワハハ 霞(わざとね…) 京太郎「そんな事よりさっさと寝ましょう。今日は流石に疲れましたから」 バタン…←ベッドにうつ伏せで倒れこむ 霞「そうね…私も疲れたわ」 バサ…←何かが落ちる音がする 京太郎「えっ…?」 霞「さあ、寝ましょうか」 ギィ…ギィ…←ゆっくり歩いてきて 京太郎「あ、あのもしかして服着てないんじゃ…?」 霞「私、寝る前には服を着ない主義なのよ」 京太郎(助けて、義姉さん!) ーーーーーーー 良子「もう…食べれません……zzz」 健夜「…きょー…君…zzz」 薬を仕込まれ、眠る二人であった 霞「…温かいわね」 ギュ…←京太郎を反対から抱きしめ、足を絡める 京太郎(煩悩退散…思考を止めろ、無我の境地に立つんだ俺!) 霞「須賀様…いえ、京太郎。本当に鹿児島には来ないの?」 京太郎「…行きません。岩手に行くと決めましたから」 霞「そう…。ねえ、私って魅力ないのかしら?」 京太郎「えっ?」 霞「だって京太郎は襲ってくれないし…やっぱり胸が大きすぎるのかしら?」口から微かに酒の匂いが漂う 京太郎(…酒盛りしてて義姉さん達に何かを盛ったな。でも霞さんも酔ってるみたいだし…どうしたものか」 霞「聞いてるの?」 京太郎「充分、魅力的ですよ…おれなんかにはもったいない位に」 霞「なら…」 京太郎「勢いで手を出すのはタダの屑じゃないですか」 霞「……」 京太郎「それに…俺は酔ってない時の霞さんに誘われたかった」 霞「……お願いがあるの」 京太郎「なんですか?」 霞「一度、一度だけでいいから義姉さんって呼んでくれないかしら?」 京太郎「…」 霞「おこがましいのは分かってる…でも」ポロポロ 京太郎「……義姉さんは本当に泣き虫だな」 モゾモゾ…←京太郎が上手に動き霞と向かい合う 霞「えっ…」 京太郎「…朝が来たらさっきまでと同じ関係です。だけど今、この時だけは俺、須賀京太郎は石戸霞の義弟です。泣き虫な霞義姉さん」 ギュ…←抱きしめる 霞「…き、きょ、京太郎くん…」ポロポロ 霞「ごめんね…本当にごめんね。護る力も覚悟も無いお姉ちゃんで…グズ…本当にごめんね」 京太郎「許します、全部。今は俺は貴方の義弟なんですから。俺は貴女を赦します」 霞「……zzz」 京太郎「寝たのかな…起こさないようにと」 スッ…霞からそっと離れて 京太郎「…それにしてもエロいよな…ゴクリ…」 京太郎「……なにを考えてるんだ俺は。とりあえず寝よう………zzz」 霞「…残念…今日は危険日真っ只中だったのに」ボソ… 朝 霞「起きてください、須賀様」 京太郎「うん…おはよう…霞義姉……霞さん」 霞「はい、おはようございます」巫女服装備 京太郎「…うぅ…朝ご飯作るから少し待っててください」 霞「それならもうできています。此方がお弁当です」 京太郎「えっ?」 霞「少し台所と食材を借りました。これを一宿一飯の恩返しとさして頂きます」 京太郎「は、はぁ…」 霞「それでは私はこれで……今週一杯まで私達は長野に居ますので気が変わったのであればお呼びください…それでは」 京太郎「……相変わらず万能だな」 京太郎「とりあえず霞さんのご飯を食べるか」 ーーーーーー 良子「わたしとした事がまさか盛られるとは…」 京太郎「あれ、良子義姉さん起きてたの?」 良子「ええ、おはよう。…昨日霞に何かされましたか?」 京太郎「いや、とくになにも。義姉さん達が焚きつけたんだろ?」 良子「…やっぱりそうきましたか。本当に手を出してないんですね?」 京太郎「ああ、俺は義姉さんたちにウソはつかない」 良子「ならいいんです…あと最近、何処かの執事が私達の事を調べてるみたいなんですが心当たりは?」 京太郎「ああ、それは龍門渕のハギヨシさんだよ」 良子「ハギヨシ?」 京太郎「ハギヨシさんは…」 説明中 良子「…害がないならかまいませんね」 京太郎「そうだね…とりあえず霞さんのご飯を食べない?」 良子「そうしますか」 昼 京太郎「お弁当が重箱だった……なんだこれは?それにあれなのか今日、咲達に話さないといけないと考えると胃が…」 京太郎「久しぶりに中庭に行くか」 ーーーーー 咲「あっ、京ちゃん!」 京太郎「うん?なんだ咲一人か?」 咲「うん…優希ちゃんはタコスを買いに学食、原村さんはその合宿が終わってからなんか体調が悪いみたいで」 京太郎「学校にはきてないのか?」 咲「うんうん…学校にはきてるんだけど部室で部長と大事な話があるって」 京太郎「大変そうだな」 咲「…京ちゃんは私に大切な話があるんじゃないの?」 京太郎「なんでそう思う?」 咲「京ちゃんが難しい事を考えてる時、眼が怖くなるから」 京太郎「…幼馴染には勝てないか。今日の放課後麻雀部で大事な話がある」 咲「やっぱりそうなんだ…」 ギュ…京太郎の服のすそを咲が持つ 京太郎「すまない」 咲「まだ内容聞かされてないのに謝らないでよ……でも、今までありがとうね、京ちゃん」 京太郎「ああ、こちらこそな」 咲「じゃあ、今日の放課後だね」 バッ…京太郎から離れる トボトボ…目尻に涙を貯めている。 咲「あれ、おかしいな…悲しくないのに涙がでるよ…なんでだろう京ちゃん」 放課後 京太郎「さて…いきますか」 ーーーーーーーー ガチャ… 京太郎「ちわー…ってあれ、皆居るのか、珍しいな」 久「……ええ、久しぶりね京太郎」 京太郎「…どうかしたんですか?」 久「な、なにが?」 京太郎「何かを隠してますよね?」 久「……聞いたのよ、三尋木プロに」 京太郎「ああ…そうなんですか。咏さんがどこまで知ってて言ったのかわかりませんが都合がいい…俺、須賀京太郎は一週間後に岩手に引っ越す事になりました…今までありがとうございました」 久「えっ?」 京太郎「家の事情で岩手に引っ越す事になりました」 久「な、なにを言ってるの?じ、冗談よね?」 和「そ、そうですよ、何を言ってるんですか?」 優希「笑えない冗談だじぇ」 まこ「そうじゃぞ、いっていい事と悪い事があるぞ」 咲「……」 京太郎「事実です。明日からはここにきません。事情は知ってるんですよね…なら…」薄ら笑い バチん… 咲「……誤魔化したらだめだよ、京ちゃん。逃げたらだめなんだよ。笑って誤魔化して、一人で悪役にならなくていいんだよ。ごめんね、京ちゃん。さっき部長から無理矢理聞いたんだ、京ちゃんの過去」 京太郎「……それで」 咲「…何も知らなかったんだと思ったよ。6歳の頃から一緒に居るのに私は京ちゃんの事を何も知らなかったんだって。だからさ、京ちゃん。麻雀を打とうよ」 京太郎「はっ?」 咲「全力で打とう。打てばわかるよ、私達は麻雀部なんだからさ」ゴゴゴゴ… 京太郎「…いや、それって…」 久「それでいいわ…打ちましょう、京太郎。ごめんだけど今日の私は本気よ」 和「……納得できませんが…私も打ちます。言った言葉には責任を持ってもらいます!」 京太郎「…わかった」 京太郎(…だけど麻雀を打ってもなんの解決にもなってないんじゃないのは気のせいか。) 京太郎「よろしくお願いします…」 咲「よろしくお願いします」 久「よろしく」 和「よろしくお願いします」 咲「私が親だね…本気でいくよ」ゴッ…黒いオーラが出る 久(この牌が来たって事は…ここはこれで行く!) 世界を歪める悪運発動! 咲(……部長…まだいいかな) 京太郎(……先制は困るからな…止めさしてもらう!) 渇望と添い遂げた者発動! 久(…っ!京太郎に邪魔された!) 一同「テンパイ」 京太郎(槍が不調なのはいつもの事だ…焦るな。咲の気配が明らかにやばい。速攻であがる) 咲(京ちゃんのギアがはいった…) 和(……勝つ!) 京太郎「ツモ!2000.3900!」 久(さっきはここで撒かれた…でもこの牌が来たって事は…ここはこれで行く!) 世界を歪める悪運発動! 咲(…部長のあがり、どうにかなるかな) 魔王覚醒…失敗! 咲(う…弾かれた?) 京太郎(やばい、あれは俺にくる!) 渇望と添い遂げた者発動! コトン… 久「ロン!12000…私は強くなったのよ、京太郎?」 和(……この試合は絶対に勝ちます。須賀君には大事な事を教えてもらったのに私はまだ何もしていない。須賀君、これが私の選んだ麻雀です!) 京太郎(……きつい…皆のレベルが急激に上がってる…) 渇望と添い遂げた者発動! コトン… 和「ロン!7700です…あのときみたいにはいきませんよ?」 久(……これ?……ならこっちかな) 世界を歪める悪運発動 京太郎「……っ…まだだ」 零天の若木発動… 久(あれ…?なんで、こっちの牌がきた?) 咲(…いくよ、京ちゃん) 咲「カン…ツモ!嶺上開花…2100.4100」 京太郎(…しんどいけど…楽しいな。最近打ってた麻雀は全部早く終わってこんな緊張感なんてなかったしな。転校の事とかで負い目を感じてたけど…いまは全力で打つ!) 咲(…ああ、京ちゃんが本気だ。この前は和ちゃんに打った槍とは別の槍…真っ白で綺麗だな) コトン… ドス… 咲「えっ?」 咲(これって京ちゃんの…) 京太郎「ロン、四暗刻単騎、32000だ」 京太郎 45200 咲 -2900 久 31000 和 26700 京太郎が勝利しました。 京太郎「ありがとうございました!」 咲「……」 久「……」 和「……」 咲「…やっぱり京ちゃんは強いね」涙目 京太郎「いや、皆強かった。一ヶ月もしてないのにここまで成長するとは思わなかった」 久「誰かさんが岩手に旅行に行ってる間、私達はプロ2人にシゴかれてたのよ、あたりまえじゃない」 和「…須賀君に勝つ為に努力しましたから」 京太郎「すまん…本当なら皆で…」 久「ダメよ。それ以上言ったら。もうできない事を突きつけられたら悲しいじゃない」 京太郎「……」 久「ねえ京太郎、一つ約束をしましょ」 京太郎「約束ですか?」 久「そう約束。私達は全国に行くわ。絶対にね。京太郎も転校した先で全国を目指すでしょ?」 京太郎「ええ、まあ…個人では確実に行きます」 久「なら全国でお互い会いましょう。私の勘が言ってるのよ…京太郎は女の子を連れて全国に来るって」 和(女の子を…)ゴッ… 咲(連れて?)ゴゴゴ… 京太郎「女の子ですか?」 久「ええ、そうよ。私達はそれに勝つ。勝ったら清澄にもどってきなさい」 京太郎「えっ、それって横暴じゃ…」 久「あら、勝てばいいだけでしょ?それとも何かしら京太郎は麻雀に自信がないのかしら?」 京太郎「そんな事は!…あっ」 久「なら決まりね。皆もそれでいいわよね?」 和「はい…勝って須賀君を取り返します」 咲「…私もそれでいいかな。京ちゃんを取り返す」 優希「犬のタコスは絶品だから、私が取り返してやるじぇ」 まこ「…言うとる事はめちゃくちゃじゃが面白そいじゃからの。わしも一枚噛ませてもらうかの」 京太郎「えっ…なんなんだこれは…」 スッ←久が須賀が近づき 久「約束を破った事はこれで勘弁してあげる…でも京太郎の隣に立つのは私だから」小声 京太郎「……えっ?」 久「さあ皆、全国に行く目標が一つ増えたわ。絶対に勝つわよ!」 京太郎以外「「「はい!」」」 夜 京太郎「………やばいな、明日から行かなくていいと考えると凹むな」 カピー「パカパカ(…すまない、主」 京太郎「どうしたんだ、急に?」 カピー「パカパカ(私は知ってたんだ主が転校しなければならない事を」 京太郎「だからあそこまで凹んでたのか?」 カピー「パカパカ(ああ…本当にすまない」 京太郎「許すよ。今回の事は仕方がない。別れは慣れてるからな」 カピー「パカパカ(……主)」 カピー「パカパカ(…また妙なモノを拾ってきてるんだな」 京太郎「…あれ、それってなんか特別なのか?」 カピー「パカパカ(これ単体は意味がないし成長しないといけない。主は本当に面白いな。鏡と勾玉…そうだな次は短剣を拾ってきたら私の力を貸そう」 京太郎「お断りだな」 カピー「パカパカ(そこは喜ぶ所だろう」 京太郎「忘れたと言わせないぞ、三年前に俺が流れ星をみたいっていったときに何が起きたのかを」 カピー「パカパカ(あれは偶々力加減が…」 京太郎「…」 カピー「パカパカ(あ、主なんか嫌いだー」涙目 夜 強制イベント 転校報告 京太郎「…転校報告をしないといけないな。まず誰にするか」 京太郎「東横さんだな…」 ーーーーー 桃子「……それはなんの冗談っすか?」 京太郎「事実だ」 桃子「……なんで態々、電話してきたっすか。メールの方が楽だったはずっす」 京太郎「関わりは大切にするって決めてるから…別れが怖いからって人から逃げたら全部から逃げないといけなくなるから。ごめんな東横さん」 桃子「……馬鹿っす。明後日、昼頃…最初で会った時の場所で待ってるっす」 プツン…プー、プー、 京太郎「……」 京太郎「もしもし、夜遅くに申し訳ありません。須賀ですが…」 ハギヨシ「須賀様ですか、ハギヨシです。衣様に御用ですか?」 京太郎「えっ…はい、そうです。なぜそれを?」 ハギヨシ「昨日の夜から衣様が部屋から出てきません。原因は貴方ですね」 京太郎「……ハギヨシさん…俺は…」 京太郎「…衣と代わってください」 ハギヨシ「わかりました…少しお待ちください」 ーーーーーーー 衣「義兄…さま…ぐす…」 京太郎「衣か。なんで泣いてるんだ?」 衣「夢を…夢を見たんだ…衣がまた一人になる夢を。なあ義兄様…あれは悪鬼の夢だよね…」 京太郎「…衣には龍門渕さんや国広さんがいるだろ?」 衣「…違う、衣が聞きたいのはそれじゃない!」 京太郎「…衣、俺は岩手に転校しなければならなくなった」 衣「嘘だ…」 京太郎「本当だ」 衣「嘘だぁ…なんで…なんで義兄様、衣は何か悪い事したのかな…?」 京太郎「…いやしてない。悪いのは俺なんだ」 衣「嫌いだ…衣を置いて行く義兄様なんか大嫌いだ!!」 バン…プツン…プー、プー 京太郎「…あれやばいな、涙が止まらないぞ」 ーーーーーーー ハギヨシ「衣様、お話があります」 衣「出ていけ…」 ハギヨシ「衣様…」 衣「出ていけー!嫌いだ、皆大嫌いだ!所詮は有象無象の存在だったんだ!それに気を赦した衣が…」 バチん… ハギヨシ「申し訳ありません。罰なら後でうけましょう。ただ、今は衣様は知らなければなりません」 衣「…何を?」 ハギヨシ「須賀京太郎様の過去をです。皆様もです。お嬢様」 ガサ… 透華「……」 一「……」 純「……」 智紀「……」 衣「今更…義兄様の過去がどうしたのだ。義兄様は衣を捨てた…それは変わらない」 ハギヨシ「…それはわたしの話を聞いてから決めてください。須賀様は衣様を見捨てるような下衆ではありません」 透華「話しなさい、ハギヨシ」 ハギヨシ「はっ…須賀京太郎様の過去を語るに当たって知っておいて欲しい事が一つあります。須賀様は四歳の時にご両親を亡くされています」 衣「えっ…義兄様も?」 ハギヨシ「ええ、衣様と同じです。ですがそれよりも酷い事です」 一「どう言う事ですか?」 ハギヨシ「あの方は目の前で両親を殺されたんです」 衣「えっ?」 ハギヨシ「今、須賀様と血の繋がった身内はいません。須賀様は天涯孤独の身の上なのです」 深夜 京太郎「……zzz」 良子「…スリープしてますね」 健夜「でもやっぱり泣いてたみたいだね」 京太郎「…zzz」 良子「…小さい時にもこんな事がありましたね」 健夜「そうだね…あの時もこんな感じだった」 良子「なら私がレフトで健夜義姉さんがライとで…」 健夜「了解」 ゴソゴソ…京太郎の両脇に入り込み ギュ… 良子「大丈夫ですよ、京太郎」 健夜「私達はいなくならないから。」 良子健夜「家族だから…」 ーーーーー カピー「パカパカ(良いところだけは持って行くのは賭博士だからか?」 5月8日 朝 京太郎「……」眼が冷めている 京太郎「起きたらまた義姉さん達が居た…どうなってるんだ」 京太郎「…カピーに相談しよう」 シュ…抜け出す ーーーーーー カピー「パカパカ(爆ぜろリア充」 京太郎「はっ?」 カピー「パカパカ(いやなんでもない。ただ美人の義姉二人に抱きつかれながら寝ていたなどといまどきのアニメでもないシチュエーションを私に相談されても困るだろ」 京太郎「アニメ見てたのか…」 カピー「パカパカ(私にわからない事はないぞ?因みに今やっている魔法少女ものの魔女は魔法少女のなれの果てだ」 京太郎「…流石にそれは嘘だろ。魔女倒す為に魔法少女になるのに本末転倒すぎる」 カピー「パカパカ(夢も希望もないんだ」 京太郎「まじかよ」 カピー「パカパカ(槍の強化か…身の上に合ってない槍を手に入れておいてまだ上を目指すのか?」 京太郎「いやまあ、麻雀は強くなりたいからな」 カピー「パカパカ(…本当に昔と変わらないな。強制力も働いているが最上級強化でいいのか?)」 京太郎「最上級強化ってなんかもったいないからいつものでいい」 カピー「パカパカ(知恵をつけたか」 京太郎「うん?なんか言ったか?」 カピー「パカパカ(主には関係ない事だ) 京太郎「へんなカピーだな」 昼 強制イベント 龍門渕からの招待 ♪ 京太郎「もしもし?」 ハギヨシ「もしもし、ハギヨシですが須賀様の携帯よろしいでしょうか?」 京太郎「そうですけど、どうかしましたか?」 ハギヨシ「初めに謝っておきます。須賀様の過去を衣お嬢様に話しました。もうしわけございません」 京太郎「…そうですか。仕方ない事ですよ。それだけなら切ってもいいですか?」 ハギヨシ「いえ、まだ要件が残っています」 京太郎「要件?」 ハギヨシ「今日の夕方、お迎えにあがりますので龍門渕家にいらっしゃってください。衣様もそれをお望みです」 京太郎「……因みに…」 ハギヨシ「ありません」 京太郎「わかりました…素直にまっていますよ」 ハギヨシ「ありがとうございます」 昼1 京太郎「出かけたら絶対に何かが起きる気がするから家で何かしておこう」 京太郎「一人でいるとめげそうだからカピーと話そう」 ーーーーーー カピー「パカパカ(出来損ないのギャルゲーの主人公みたいに一日二回も私の所に来るな」 京太郎「ご、ごめん」 カピー「パカパカ(それでどうかしたのか?なんだまた私を働かせるのか?)」 京太郎「そ、そんなつもりじゃなくて…そのなんだ…一人で居るとめげそうになるから」 カピー「パカパカ(…一人ぼっちは寂しいもんな…とか言うわけないだろ。寂しいならメールでもなんなりして構ってもらえ」 京太郎「……」 トボトボ…←哀愁漂う背中 カピー「パカパカ(わかった、わかったから…全く、私の主は私がいなければ何もできないのか」 京太郎「カピー!」 ギュ カピー「パカパカ(…たまには悪くないか」 カピー「パカパカ(能力強化か…それで何を強化するんだ?」 京太郎「若木の強化かな…なんかあれは俺にとって大切なモノの気がするんだ」 カピー「パカパカ(…成長ではなく強化だぞ?」 京太郎「…あれ、強化したらまずいのか?」 カピー「パカパカ(今、主の中にある若木は実に珍しく貴重なモノだ。私でもそうおめにかかれるシロモノじゃない」 京太郎「つまり?」 カピー「パカパカ(何を強化すればいいのかわからない」 京太郎「……なら丈夫にしてくれ」 カピー「パカパカ(丈夫?」 京太郎「そう無事に成長するようにしてくれ」 カピー「パカパカ(…わかった」 夕方 ハギヨシ「お迎えにあがりました」ヒゲ眼鏡装備 京太郎「…なぜヒゲ眼鏡?」 ハギヨシ「お嬢様がお与えになった罰でございます」 京太郎「そ、そうなんですか」 ーーーーーーーー 車内 京太郎「衣の様子はどうですか?」 ハギヨシ「昨日よりはマシになりました。それに目的ができたみたいなので覇気もありまし」 京太郎「目的ですか?」 ハギヨシ「はい、目的です」 京太郎「因みに内容は?」 ハギヨシ「着いてからのお楽しみという事で。ただ須賀様の運命を握っている事だけは確かです」 京太郎「マジですか…」 衣「待っていたぞ…義兄…京太郎」 京太郎「…殺気立ってるな」 衣「衣は京太郎に麻雀で決闘を挑む。京太郎が勝ったら衣は京太郎のいう事をなんでもきこう…だが、衣が勝ったら京太郎には龍門渕に住んでもらう!」ゴッ… 京太郎「はっ?」 衣「京太郎には衣と家族になってもらう」 京太郎「……どうしてそうなった?」 衣「衣は京太郎の過去を知った。それに対して同情などはしない。だが衣は思ったのだ…京太郎も家族になり得ると。血は何よりも濃いと有象無象は吐き捨てるが、衣はそんな事は思わない。衣は京太郎が欲しいのだ…」 京太郎「…実に魅力的だが俺には義姉さんが二人もいるからな衣のそれは認められない」 衣「構わんよ…衣が京太郎に勝ち認めさせるだけだ」 京太郎(なんでこう俺の周りは麻雀で全てが決まるんだろうか…) 衣「親決めだな」 一「僕が親だね…」 一(須賀君に勝てば一緒に暮らせる…勝つんだ!) 京太郎「…本気でいかしてもらいます」ゴゴゴッ… 衣「衣最初から全力だ」ゴゴゴゴ… 透華(……ッ!) 一「ヒッ!」 京太郎(…失敗した。呪われてんのかな?だけど、安手でもアガリに行く) 透華(…これで) コトん… 京太郎「ロン、2000」 透華「はいですわ…」 透華(この圧力はなんですの!) 一(僕は逃げない!) ブレイブハート発動! 衣(勝つ…絶対に勝つ) 京太郎(あれはやばい…止めれない) 衣「ツモ!4000.8000!」 透華「……」 京太郎(……できた。撃ち抜くのは衣だな。この前と違って圧倒的に場を支配してるからな…) コトン… 衣(義兄様の手牌から凶悪な気配…倍満…いや役満か。……逃げない、衣は義兄様からは逃げない!) 衣「通らば立直だ!」京太郎を直視して コトン………ザシュ…←真紅の槍が衣を打ち抜く。 京太郎「それは通らないな…ロン、大三元…32000だ」 衣「…っ!」 透華(……冷たい…この感覚に身を任せて…は……!) 絶対零度発動! 衣(強い…やはり義兄様は衣より…でも衣は負けられない!) 京太郎(……止めるか) 渇望と添い遂げた者発動! 衣「ツモ!1000.2000!」 京太郎(……っ!弾かれた?新しくなってからなんか使いにくいな…) 一(今の槍は何…)ガタガタ… 衣(……っ!) 透華(……アタタカイ?) 京太郎「ツモ!4000、8000!」 衣(……これで…四暗刻聴牌。次の親番で義兄様を抜く) 京太郎(……) 渇望と添い遂げた者発動! 衣(このツモで……えっ…あれ?) 京太郎(また失敗か……だが高めで倍満…跳満確定だからこれを当てて俺の勝ちだ!) 一(一回も上がれない…でも僕にだって意地がある!) 手品師の因果発動! 京太郎(…消された?あれ…なんでだ?) 京太郎(……またか…カピーに相談するかな。まあ槍ができようができまいが俺が勝つ!) 衣(…あの神々しい槍が空虚に見える…器があるのに中身がないのか?) 透華(………?) 京太郎「ツモ、清老頭、8000.16000!」 京太郎 103500 衣 -4500 透華 1500 一 -500 京太郎が勝利しました。 京太郎「…ありがとうございました」 衣「ありがとう…グス…ございました…グス…」泣きかけ 一「ありがとうございました」 透華「……」 京太郎(き、気まずい…) 衣「き、京太郎は…衣とは居て…くれないのか…グス…?」 京太郎「ああ…俺は岩手に行かなきゃいけないからな」 一「それにしても急すぎるよ…」 透華「……」うなずく 京太郎「いやまあ、それもそうなんだけど…」 衣「やっと、やっとできた義兄様なんだぞ、京太郎は!」 京太郎「ごめんな、衣」 衣「謝るな!謝らないでよ…謝られたら…誰に衣はこの…怒りを…ぶつければ…うわぁぁぁん」大泣き スッ…←京太郎が席を立ち、衣に近づく ギュッ…衣を抱きしめる 京太郎「……」何も言わず 衣「うわぁぁぁん…」泣き続ける 一(…衣が羨ましいな…あれ、なんで僕こんな事考えて…) 透華(…………) ーーーーーー ハギヨシ「それで衣様は泣きつかれて眠ってしまったのですね」 京太郎「ええまあ…がっちり俺の服を掴んで寝てしまって」 ぎゅ…衣をおんぶしていて ハギヨシ「…しかたありませんね。今日は須賀様はご宿泊なさるのですね」満面の笑み 京太郎「えっ?」 ハギヨシ「それとも衣様をお持ち帰りするおつもりでしたか?」 京太郎(は、嵌められた!) 衣「すぅ…すぅ…zzz」 深夜 京太郎「……衣が離れない…てか服の着脱に成功してるはずなのになんで俺の服を握てるんだ?」 衣「…すぅ…zzz」 ギィィ…←ドアが開く 京太郎「えっ…」 透華「………」 京太郎「龍門渕さん?」 ふら?…バタ…モゾモゾ…←透華がベッドに近づき、倒れこみ、衣と逆の方の京太郎の腕に抱きつく 京太郎「…冷た…!り、龍門渕さん!?」 透華「…アタタカイ…」 京太郎「えっ?…トランス状態?」 透華「…サムイノ…」目に感情が無い 京太郎「……衣と同じか…いやコッチの方が…」 ギュ… 透華「……サムイ」 京太郎「………こっちの方が暖かいですよ」 サッ…ギュッ…←うでを素早く動かし透華を抱き寄せる 透華「……っ…zzz」 京太郎「…モテ期なのかもしかて?人生に三回しかこない?初めてのモテ期か?」 衣「……にぃ…さま……zz」 早朝 ??「……っ…」目を覚ます 衣「…義兄さま?、それに…透華も?…衣も…そっちがいい…」 モゾモゾ…←京太郎と透華の間に入る 衣「…うん…悪くない…zzz」 ーーーーーーー 京太郎「…っ…、よし、目が覚めた」首を動かし状況を把握 京太郎「…とりあえずパニックになる前に…」 ハギヨシ「逃げるのですか?」 京太郎「いやこれは戦略的撤退…えっ?」 ハギヨシ「おはようございます」 京太郎「は、ハギヨシさん…」真っ青 ハギヨシ「大丈夫ですよ、貴方がお嬢様が抱き寄せた意外なにもしてない事は解っていますので」 京太郎「……はぁ…」 ハギヨシ「要件は別です。これをお納めください」 スッ…←封筒を渡される 京太郎「これは?」 ハギヨシ「今回の件と私個人のお礼とお詫びです。中身は旅行券…たまには一人旅も必要なるでしょ?」 京太郎「……ありがたくもらっておきます」 ハギヨシ「それでは…服はそこの机の上にありますので」 朝 一「あれ、須賀君もう帰るの?」袖の長いワンピースを着ている 京太郎「ええまあ、昼から友人と約束があって…あまり長いができないんですよ」 一「そ、そうなんだ…ね、ねぇ須賀君…こ、この…ふ……衣の事ありがとうね」 京太郎「えっ?」 一「衣にとって一番正しい選択をしてくれた事だよ」 京太郎「…俺は自分のワガママを通しただけですよ」 一「それでもだよ。僕達にはできない事だったからね…本当にありがとう」 京太郎「どういたしまして…では、俺はそろそろ…」 一「あっ、うん、ごめんね、引き止めたりして」 京太郎「いや別に構いませんよ、俺も久しぶりに国広さんと話せて良かった。あと、そのワンピースもよく似合ってますよ」 一「あ、ありがとう…」カァァ… 京太郎「それでは、またいつか」 一「うんまたね!」 昼 京太郎「……ここでいいのだろうか」道のど真ん中に立っている 桃子「………」←ステルス全開で物陰から京太郎を見ている 京太郎「…初めて会ったのここなんだけどな」 チャリン…←何かが落ちる音 京太郎「うん…」音のする方を向く トテトテ…←鍵を落としたまま至福のいつもより影の薄いモモが歩いて行く 京太郎「……そういうことか」 バッ…鍵を拾い、走ってモモを追いかける 桃子(……やっぱり見えるんっすね) ーーーーーーー 公園 桃子「今日は京太郎に一言だけいう事にしたっす」 京太郎「ああ」 桃子「わたし、東横桃子は須賀京太郎が……」 京太郎(……嫌いって言われるんだろうな) 桃子「大好きっす」 京太郎「そうだよな、大好…えっ?」 桃子「もう一回言った方がいいっすか?私は京太郎が…」 京太郎「いい、恥ずかしいからやめてくれ!」カアァ 桃子「照れてるっすか、京太郎?」カァァ… 京太郎「と、東横さんだって顔が赤いぞ!」カァァ 桃子「そ、そんなことないっすよ」真っ赤 桃子「……」 京太郎「……」 桃子「…私は本気っすよ」 京太郎「…理由を聞いていいかな?」 桃子「私が見えて優しくて家事万能で…何より私が見える。駄目な理由がないっすよ」 京太郎「…俺は岩手に行くんだぞ?」 桃子「かまわないっす。言っておかないと後悔するような気がしたんっすよ」 京太郎「……そうかなら俺も言わないとな」 京太郎「ごめんなさい。俺は東横さんの気持ちに応えられない」 桃子「理由を聞いていいっすか?」 京太郎「…一番の理由は東横さんに俺は話さないといけない事を話してないから。二番目の理由は俺は岩手に行くから」 桃子「一番目の理由はわかるっすけど二番目は納得いかないっすよ?」 京太郎「…だって寂しいだろ。たまにしか会えなくてメールとか嫌じゃないか」 桃子「えっ?」 京太郎「だから…」 桃子「いやいいっす…京太郎の恋愛感が中学で止まってる事がよくわかったす」 京太郎「ね、年齢=彼女居ない歴とか言うな!」 桃子「はいはい…今日は最後の思い出を作りに行くっすよ」 京太郎「思い出?」 桃子「そう…」 桃子「……と言っても膝枕なんっすけどね」 京太郎「膝枕?」 桃子「ほら、行くっすよ」 ギュ…手を握り 京太郎「ち、ちょっ!」 桃子「すぐそこっすからはやく!」 ーーーー 桃子「一度はやってみたかったんすよ」木陰のベンチに寄りかかっている 京太郎「そうなんですか?」桃子の膝にあたまを置いて桃子を見上げている 桃子「そうっすよ。人並みの恋愛なんてできないって思ってたからっすね」 京太郎「……」 桃子「だから京太郎に出逢えた事は感謝っす」 京太郎「……」 桃子「…なんで謝らないっすか?」 京太郎「いや、なんか謝ったらいけない気がしたから」 桃子「やっぱり京太郎は変わってるっすよ」 京太郎「よく言われるよ」 数分後 京太郎「……zzz 」 桃子「本当に寝るとは…恐るべきっすね、膝まくら…」 桃子行動安価&能力判定 桃子「本当にありがとうっすよ」 チュ… 桃子「あー…離れたくないっす。せっかく私の事が見えてかつ万能人間なのに。神様は優しくないっすよ」 桃子「でもまあ…京太郎が岩手に言ってもなんとなく会える気がするからいいんすけどね」 夜 京太郎「……東横…いや、モモには悪い事をしたな。あんな立派なおもちを持ってて俺に好きって言ってくれる子なんてもういないんだろうな…はぁ…」 カピー「パカパカ(なんだまだ刺されてなかったのか?」 京太郎「なんで俺が刺されるんだよ!」 カピー「パカパカ(女には刺されないけどな世の中の男の大半が主を恨んでるぞ」 京太郎「そんなことあるかよ」 カピー「パカパカ(知らぬが仏だ…美少女、美幼女、美女からもてたら嫉妬されるだろうて。今日はどうする?」 カピー「パカパカ(いつもいつもどこからこんな物騒な物を拾ってくるんだ」 京太郎「パカパカ(いやまあ、落ちてたから仕方ない)」 カピー「パカパカ(仕方ないね……まあ、とりあえず説明はしておく。こっちの柄は……とりあえず刀身を手に入れてこい。話はそれからだ。御守りに関しては一度だけ判定をなかった事にしてくれるぞ。強化された儀水鏡の劣化だな」 京太郎「なあカピー、前から剣や刀身を拾ってこいって言うけどそれって落ちてたらダメなやつだろ」 カピー「パカパカ(いまさらつまらない事を気にするな。儀礼品が落ちてる時点で言いっこなしだ」 京太郎「……それもそうなんだが」 木曜日 朝 京太郎「……昨日までが激動すぎて学校に行かなくて良い事実を忘れていた」 京太郎「最近なんかずっとカピーと話してる気がする」 カピー「パカパカ(ならくるなよ、私も忙しいんだ。京都の狸の所にも行かないと行けないしな」 京太郎「…どうやっていくんだ?」 カピー「パカパカ(きいていいのか?」 京太郎「結構です」 カピー「パカパカ(…なあ主、現代にまだ天神ていたのか?」 京太郎「なんだそれ?俺に難しい事を聞かないでくれよ」 カピー「パカパカ(そうだな…とりあえず主の槍を強化しようと思うんだが…」 京太郎「どうかしたのか?」 カピー「パカパカ(ぶっちゃけると強化で伸びる幅があまりない。成長させようにも器も欠片も足りない…今回は性能だけだな。」 京太郎「性能か…なら…」 京太郎「ならもっと使いやすくしてくれ」 カピー「パカパカ(デメリットをなくせばよかっただろ?」 京太郎「いやだって使いやすくなったらデメリットも下がるからな」 カピー「パカパカ(…ああ、新しくなってから槍の性能を見ずに強化の依頼にきたな。まあいい、今回は使いやすくだな。」 京太郎「ああ、それで頼む」 カピー「パカパカ(任された」 昼1 京太郎「…カピーも出かけたしどうしたものか」 デパートの帰り道 チンピラ「おい姉ちゃん、いいじゃねえか!」 美穂子「結構です、用事がありますので」 京太郎「……あれって福路さん?」 チンピラ「…下手に出てたらつけやがりやがって!黙ってついてこればいいんだよ!」拳を振り上げる 美穂子「ひっ…!」 バシ…腕が掴まれる。 京太郎「あの、俺の彼女になにしてるんすか?」 チンピラ「はっ?」 京太郎「だから俺の彼女になにをしようとしたんだ?」 ギリ…掴んでいる力で音がなる チンピラ「お、お前はなんなんだ!俺が何をしたっていうんだ!」 京太郎「……黙れクズ」 スッ…腕を離し チンピラ「お、覚えてろよ!」 ダダダタ…走り去っていく。 京太郎「あの、大丈夫ですか?」 美穂子「えっ、…あっ、須賀君?」カァァ… 京太郎「ええ、須賀京太郎ですよ」 ーーーーーーーーー 公園 美穂子「さっきはありがとうございました」ペコリ 京太郎「知り合いが困ってたらた当たり前ですよ」ワハハ 美穂子「この前も助けてもらったのに…」 京太郎「美人を助けるのは男の義務っすから」 美穂子「うぅ…」真っ赤になる 京太郎「そういえばお昼って食べましたか?さっきまでデパートで買い物してて昼食にサンドイッチ買ったんですよ、よかったらどうですか?」 美穂子「あ、ありがとうございます」 京太郎(……なんでだ、ものすごく気まずい) 美穂子(な、何を喋れば…)わたふた 京太郎「あ、あの、福路さんは今日は学校なかったんですか?」 美穂子「えっ?あ、私はちょっと用事があって今日は行かなかったの。そういう須賀君は?」 京太郎「俺はその…もうすぐ岩手に引っ越す事になったんで高校に行かなくてもいいんですんよ」僅かに寂しそうで 美穂子(転校が嫌なのね…だけどそれを人に言えない…いや、言わない。人に迷惑をかけたら駄目だって思ってる) 京太郎「だから今日もデパートで時間を潰してたんですよ」ワハハ 美穂子「無理しなくていいのよ」 京太郎「えっ?」 美穂子「まだ二回しかあった事がない私が言っても駄目かもしれないけど…わたしの前で頑張らななくてもいいのよ」 京太郎「な、何を…」 美穂子「須賀君がとても辛そうにしていてソレを隠すのに必死な様に私は見える」 京太郎「そ、そんな事は…」 美穂子「辛いなら辛いって言ってもいい。我慢なんてしなくでいいのよ」 ギュ…←美穂子が優しく京太郎を抱きしめる。 美穂子「…私は貴方を“迷惑”なんて思わないわ」 京太郎「………駄目ですよ、福路さん。俺勘違いしますよ?甘えてもいいんだって」 美穂子「甘えてもいいの…貴方は私を二回も助けてくれたんだから…」 京太郎「…俺、ろくでもないですよ?図々しいですよ?」 美穂子「私は控えめだから須賀君が図々しいくらいでちょうどいいかも。私は貴方を嫌わないから」 ドクン… 京太郎「…すいません、泣きます…泣き止んだらさっきみたいに戻るんで…泣かしてください」 ギュ… 美穂子「…一人じゃないからね…」 ドクン…ドクン… 京太郎「っ!…ありがとう…ございます」ボロ泣き 京太郎「すいません、濡らしてしまって…」目が真っ赤 美穂子「別に気にしてないわ…それより少しは楽になれた?」 京太郎「ええ、だいぶ楽に慣れました」 美穂子「それなら良かった」ニコ… 京太郎「あっ…うぅ…」カァァ 美穂子「これでやっと半分ね」 京太郎「えっ?」 美穂子「この間、私の眼をきれいって言ってくれた…さっきは暴漢から助けてくれた。私は二回救われた」 京太郎「そ、そんな大層な…」 美穂子「須賀君がなんて言おうと私は救われたの。だから私は貴方を助けたいし…何より私自身が貴方のチカラになりたい」カァァ… 京太郎「あ、ありがとうございます…」カァァ… 昼2 京太郎「……家に帰るのもありかもしれない」 京太郎「…帰るか…」 ーーーーーー 京太郎「…あれ…あれは…」 小蒔「ここであってますよね…はっちゃんに地図を書いてもらったとおりにきたはず…」. 京太郎「…姫様?」 小蒔「き、京太郎さま?」フルフル… バッ…ギュ! 京太郎「えっ…」 小蒔「会いたかった…本当に会いたかった」ポロポロ 京太郎「どうしたんですか!こんな所にきて…」 小蒔「京太郎様に決闘を申し込みます!!」ポロポロ 京太郎「はっ?」 小蒔「…勝ったら私のいう事を聞いてもらいます!」 家 京太郎「粗茶ですが…」 小蒔「あ、ありがとうございます…そ、それで私と戦ってくれますか?」 京太郎「あの戦わないといけない理由は?」 小蒔「京太郎様が鹿児島に来ないからです!」 京太郎「えっ?」 小蒔「私は楽しみにしてたんですよ!約束が護れるって思ったのに岩手に行くって…そしたらはっちゃんが麻雀で勝てばいいって教えてくれたから…」 京太郎「わざわざきたと…でも二人じゃ打てないんですけど」 小蒔「それなら大丈夫です!京太郎様が許可したらこのボタンを押せば…」 ポチ… 京太郎「押してしまいましたね…」 小蒔「そ、そうですね」 ピンポーン 京太郎「はーい…ああ、春さん、姫様なら中にいますよ」 春「違う…今日は援軍」 京太郎「つまり、麻雀の援軍ですか?」 春「……」頷く 京太郎「……家に高級な黒糖があるんですが退いてはくれませんか?」 春「………できない」 京太郎(今、すごく悩んだな) ーーーーーー 小蒔「あれ…はっちゃんも一緒にくるはずじゃ…」 春「尊い犠牲だった…」 京太郎(捕まったんだな…) 小蒔「でも三人だと力の制御が……」 京太郎「なら俺もスケットを呼びますよ。ちょうど上で寝てるだろうし」 春「それはだ…」 小蒔「それで四人になりますね!」 ピンポーン… 京太郎「あれ…また誰か来た」 小蒔「…この感じ…まさか!」 春(……) バタバタ… 京太郎「はーい!どなたですか?」 ガチャ… 霞「うちの姫さまが迷惑をかけてはいませんか?」 初美「うーーー!」猿轡をかまされている 京太郎「ええまあ、中にいますけど」 霞「そうですか…少しお邪魔しますね」 初美「うーーー」 ズルズル…霞が初美を引っ張って行く 霞「姫様…お覚悟はいいですか?」 小蒔「あぅ…なんでここが!」 霞「初美ちゃんが喋ってくれたわ…全く、久々に私は怒ってるのよ?」ゴゴゴゴ… 京太郎(…霞さんの後ろに何か危ないモノが見えるぞ) サッ…春が京太郎の後ろに隠れる 京太郎「春さん?」 春「撤退…あれは無理」 霞「だいたい姫様は…!」 小蒔「うぅ……」涙目 霞「それで須賀様はどうするんですか?」 京太郎「どうするとは?」 霞「姫様の決闘をうけるのか受けないかの話です」 京太郎「……」 京太郎「受けますよ。負けたら俺の貞操でもなんでも差し上げるつもりですし…」 霞「それは本当ね?」 京太郎「ええまあ、嘘はいいませんよ」 霞「姫様、絶対に勝ちますよ!」 小蒔「は、はい!」 京太郎「あっ、でも義姉さん達のどっちかを呼んできますね」 霞「…それはどうしてかしら?」 京太郎「いやだってこのメンバーで打って万に一つでも俺が一位になれなかったら命令を聞かないといけないでしょ?」 霞「勝つ自信がないの?」 京太郎「安っぽい挑発ですね。流石に貞操を賭けると言ってやる気を出した霞さん相手には石橋を叩いて渡りますよ」 霞「賢明な判断ねでも私がソレを認めると?」 京太郎「……」 京太郎「そっちがその気なら俺にだって考えがある」 霞「どんな考えかしら?」 初美「諦めも肝心ですよー」猿轡を春が外した 小蒔「あうあう…」どっちに味方をすればいいかわからず 春「美味しい…」黒糖を発見し食べている。 京太郎「確かにこのままじゃ健夜義姉さんも良子義姉さんも呼べない…最終手段を使うしかない」 霞「……」 京太郎「すぅ……助けてくだはい、霞義姉さん」 霞「なっ!」ジュッ… 初美「そうきましたか!」 春「……」ポリポリ 小蒔「…?」 霞「わ、私は…」混乱中 初美「……姫様、ここは撤退ですよー」小声 小蒔「えっ、やっと京太郎様と…」 初美「霞ちゃんに貸しを作ってた方が後々に良い事があります…例えばお菓子が高級品になったり…」 小蒔「し、仕方ないですね…今回は諦めます!」 春(……この良子義姉専用黒糖……京太郎の手作り……貰って行こう) 三人撤退 霞「…し、仕方ないです、こ、今回だけはわ、私が助けてあげます」カァァ 京太郎(な、なんだこの可愛い存在は!) 京太郎「でも皆さん帰りましたよ?」 霞「えっ…?」辺りを見回す 京太郎「……お茶でも飲みますか、霞義姉さん?」 霞「…う、うん…」カァァ 京太郎「一応、玉露なんですけどお口に合うかどうか…」 コトん 霞「あ、ありがとう」真っ赤 京太郎「…この間はまともに見送れずにすいませんでした」 霞「あ、あれは私が早すぎただけで京太郎君はなにも…」 京太郎「…それでもですよ。大切な人は見送りたいじゃないですか」 霞「あぅ…」カァァ 京太郎「それで姫様はどうして俺の所に?」 霞「初美ちゃんがけしかけたみたいで…なんだかんだであの二人が一番楽しみにしてたから」 京太郎「……そうですか」 霞「ええ…でも今日、会えただけで満足したみたいよ」 京太郎「えっ?」 霞「結局の所、私を含めた六女仙や姫様は京太郎君に会いたいだけだったから…」カァァ 京太郎「…俺は…」 霞「知ってるわ。貴方を受け入れたのは私達じゃない…だから私達は貴方に受け入れられる努力をする事にした」 京太郎「……」 霞「貴方は私を赦すと言ってくれたけど…私はそれじゃあ納得ができない。私や他の皆は貴方に求めて欲しいのよ」 京太郎「…それは…」 霞「今は無理かもしれない。でもね、私達六女仙や姫様はとくにそう…貴方にオンナとして求めてもらいたいのよ」 京太郎「…血ですか?」 霞「…それもある。それ以上に今の貴方は私達や一部の人からしたら何に変えても蠱惑的なのよ」 京太郎「今のですか…」 霞「……」 京太郎「黙秘。本当に霞義姉さんは自分を傷付けて人を護ろうとする」 霞「私はそんな…」 京太郎「知ってましたよ。八歳のあの時に鹿児島で泣きながら俺を護ろうとした事」 霞「なんでそれを…」 京太郎「見てましたから。襖の裏で」 霞「あの時の物音は貴方だったの…」 京太郎「四日前…いや、もう二度と言わないと思ってた事を今、言います。ごめんね、霞ちゃん…あの時の俺がもう少し、もう少しだけ強かったらあの時に泣かなくて良かったのに…また遊ぶって約束したのに護れなくてごめんね」 霞「っ…!」 京太郎「本当に嬉しかった…義姉さん達以外に必要にされてたんだって。だから二人の時は普通でいいんだ…家の重荷も過去の柵もなんにもないんだ…だからさ、また俺と…」 京太郎「友達になってください」 霞「……」下を向いているが涙がポタポタと落ちている 京太郎「……」 霞「きょ…京太郎なんて…嫌いよ…私がどれだけ苦しかったか…心を凍らせて今まで頑張ってきたのに…そんな事言われたら…私」大泣き 京太郎「……」 そっと立ち上がる 霞「貴方に…甘えたくなるじゃない」 ギュ… 抱きしめて 京太郎「甘えてもいいだろ…友人なんだから」 霞「うわあぁぁぁぁぁぁん」しがみついて泣く。 夕方 京太郎「霞を送っていくといったら真っ赤になって断られた…」 買い出し 京太郎「ハッシュドポテトは手作りよりも冷凍の方が美味しいんだよな…」品物を見ている 佳織「あ、あの人は…」 京太郎「義姉さん達はへんに食事に気をつける時があるからな…やっぱり一から作るか」 佳織「あ、あの!」 京太郎「はい?」 佳織「この前はありがとうございました!」頭を下げる 京太郎「…ああ、この間の人ですか。その節はどうも。あれから大丈夫でした?」 佳織「は、はい!智美ちゃん…えっと、幼馴染が一緒に帰ってくれるので大丈夫です」 京太郎「それならよかった……えーと…自己紹介してなかったよね?俺は須賀京太郎って言います」 佳織「妹尾佳織っていいます!」 京太郎「妹尾さんって麻雀を打つんですか?その袋に入ってる本って初心者用の麻雀の本ですよね?」 佳織「えっと…まだまだ初心者だけど一応、高校で麻雀部です。須賀君も麻雀打つんですか?」 京太郎「ええまあ、そこそこ打ちますよ」 佳織「そうなんだ…私もネット麻雀とかで頑張ってるだけど勝てなくて」 京太郎「ネット麻雀やってるんですか。俺も京って名前でやってますよ」ワハハ 佳織「えっ?」 京太郎「えっ?どうかしました?」 佳織「須賀君ってあの京さんなの?」 京太郎「どの京さんかはわかりませんがたぶんその京さんです」 佳織「…わ、私に麻雀を教えてください!」 京太郎「…とりあえず場所を移しませんか?一応ここ、スーパーですし」 佳織「えっ、あっ、はい!」 ーーーーーーー 公園 京太郎「先に言っておくと俺はもうすぐ岩手に引っ越すから妹尾さんに麻雀は教えれないんだ…」 佳織「そうなんですか」ショボーン 京太郎「でも妹尾さんの助けになる物はあげれますよ」 佳織「助けになる物?」 京太郎「そう、たぶんそれを手に入れてきちんと使ったら麻雀力は上がります」 佳織「そ、それはなんですか?」 京太郎「俺の義…げぶん、小鍛冶健夜プロが書いた本です」 佳織「本?」 京太郎「大丈夫、あの本はそこらへんの出来損ないの本とは違います。ただ書いてる事を読めば大丈夫です」 佳織「そ、そうなんですか!」キラキラ 京太郎「ええ、俺のお古しか見たことはないですがあの本のおかげで俺は強くなれました!」 佳織「そんなに凄い本を貰って大丈夫なんですか?」 京太郎「妹尾さんが強くなれるなりそれでいいですよ」 佳織「あっ、ありがとう…」カァァ 京太郎「俺の家はすぐそこですが…どうしますか?後日、渡してもいいですけど」 佳織「……」 佳織「ごめんなさい、私もう帰らないといけなくて…今週一杯忙しいし…、そうだ!ちょっと待ってね」 カキカキ…ビリ 佳織「これ私のメルアドと住所です!良かったらここに本を送って下さい!それとは別にメールもしてくれると嬉しいかな…それじゃぁ!」 京太郎「……あの人は強くなる気がする。牌に愛されてるとか以前に幸運に愛されてるような…そんな気がする」 夜 京太郎「…今日も激動の一日だった」 カピー「パカパカ(今日一日で二人落としたのか……最早弁明の余地はないな」 京太郎「えっ、俺は誰も落としてないぞ?」 カピー「パカパカ(…本当にたちがわるいな」 カピー「パカパカ(…この短期間でまた成長させれるほどにしたのか。もはやその成長力に脱帽する。若木が木になるか…実ができたら大切にしろ。その実は絆の証であり新たな力を生むからな」 京太郎「中二病になってしまったのかカピー…」 カピー「パカパカ(違うわ!」 ♪~ 京太郎「あれ誰かからメールが着てる」 From 原村和 明日のお昼頃によければでかけませんか? 京太郎「和からの誘いのメールか…どうしたものか」 京太郎「折角誘って貰ったんだし行くか。とりあえず返信してっと…」 ♪~ From 原村和 よかった、それなら明日の昼前に駅前で会いましょう。 京太郎「了解っと…さて寝るか」 ーーーーーー 和「明日はどれを着ていけば…京太郎君が褒めてくれるかな…」カァァ…
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6342.html
番外編 血のバレンタイン 設定前の週のED後 2月13日夜 岩手 須賀家 京太郎「…なあ義姉さん達」 健夜「どうしたの京君?」 良子「どうしました京太郎?」 京太郎「なんでそんなに張り切ってチョコレートを作ってるんだ?」 健夜「それ本気で聞いてる?」 良子「京太郎は鈍いです」 京太郎「…いや、そんな怒らないてくれよ。去年とかは手作りじゃなくて市販品だったから気になって」 健夜「…京君の為だよ」 京太郎「俺の?」 良子「京太郎、今年のチョコをもらう相手をシンキングしなさい」 京太郎「義姉さん達と宮守の皆…白望から本命ぐらいかな」 健夜「…ふざけてる?」 京太郎「ふ、ふざけてないぞ!だいたい他県の人から貰えるとか考えたら自意識過剰だろ!」 良子「はぁ…京太郎、私達の予想では今年の京太郎がもらうチョコレートは30オーバーです」 京太郎「…そんなアニメみたいな展開があるわけないだろ」 健夜「あるんだよ」 京太郎「……モテモテだな、俺」 バチコーン…ハリセンで頭を叩かれて 良子「タラし過ぎです!」 京太郎「す、すいません」 健夜「それで話を戻すと…皆が手作りなのに私達だけ手作りじゃなかったら負けた気になるから」 良子「そうです。私達は京太郎の事を誰よりも愛してます。ポッと出の人達より劣る物なんて渡せません」 京太郎「えっ、あっ…その…ありがとう」真っ赤か 健夜「照れてる」 良子「照れてますね」 京太郎「うるさい!俺はもう部屋に戻るからな」 スタスタ… 健夜「怒っちゃった…私達も頑張らないとね」 良子「そうですね」 ーーーーーーー ??「オリコン一位、人気投票一位、米オリコン一位…ちゃちゃのんは頑張ってますご主人様…だから明日はちゃちゃのんのチョコレートを堪能してくださいね?」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6247.html
5月12日金曜日 朝 京太郎「…和と出かけるのは世間的にはデートと言うのではないだろうか」 カピー「パカパカ(朝からまた来たのか…それなら散歩につれていけ」 京太郎「…すまん、今日は昼前から人と会う約束があって」 カピー「パカパカ(おもちばかり追いかけてたらいつかないちち共に刺されるぞ」 カピー「パカパカ(天沼鉾についてか…あれは主が手にするものではなかった代物だ」 京太郎「俺が手にするものじゃなかった?」 カピー「パカパカ(そうだ。たまたま天、要石、天女のを得て条件を満たしてしまっただげのモノ。だから器はできても中身が伴わないから性能が落ちて、その奥にとたどり着けない」 京太郎「難しい話だな。ならその器はどうやったら満たされるんだ?」 カピー「パカパカ(…人との縁を大切にしろ。槍を刺すのもいいが神殺しではなくその真逆のモノなのだから無理をさせていることになるからな。あのおっぱいおばけ以外の五人…岩手、大阪…奈良にもいるな。精々満たせよ。その鉾は主の力になるからな」 昼1 京太郎「さて待ち合わせ場所にはやく着いたけど…和はまだきてないみたいだな」 数分後 和「す、すいません!お待たせしたみたいで…ハァハァ…」 京太郎「いや待ってないけど、その格好は…」 和「へ、変ですか?須賀君に喜んでもらう為に頑張ったんですが…」 京太郎「いや、とても似合ってる。寧ろドストライクです、ありがとうございました」 和「そ、それはよかったです」カァァ 京太郎「それで今日は何処に行くんだ?」 和「えっとですね…今日は」 和「父に映画のペアチケットを貰ったんで映画でもどうですか?」 京太郎「映画か…ああいいぜ」 ギュ…←和から手を握る 和「な、なら行きましょう」 京太郎(和の手細いな…) ーーーーーーー 映画館 京太郎「それで何を見るんだ?」 和「あれです」 京太郎(あれは今CMで絶賛されてる純愛もの…義姉さん達が見にいきたいのかチラチラとCMの度に見てくるからな。原作とは違って最後にヒロインは助かるんだよな) 和「い、嫌だったですか?」 京太郎「そんな事はないぞ。ただまあ、和とこれを見れて幸せだなっと思ってな」 和「なっ!」カァァ 京太郎「チケットは和にだして貰うから俺はポップコーンでも買ってくる」 トテトテ…… 和「須賀君だから見に来たにきまってるじゃないですか…」小声 上映中 京太郎(…中々に重いな。恋人を助けるには世界チャンピオンにならないといけない。だが世界大会と恋人の死の宣告をされた日が一緒とか…映像で観ると余計に重いな) ギュ… 京太郎(和は真剣だな…女の子はああいうのに憧れるのか?義姉さんや咲はある意味メタ発言をしながら映画やドラマを観るからな…新鮮だ) ーーーーーーー 和(京太郎君と手を繋いで映画を観てる…気を抜いたら頬が緩みそうですから真剣な表情じゃないと) 和(それにしてもこの映画の主人公は京太郎君に似てますよね。金髪で麻雀が強くて家事とかもこなせて…ただヒロインが義理の姉と言うのは納得できませんが…京太郎君は私がこんな事になったらこうしてくれるんでしょうか?) 帰り道 京太郎「面白かったな」 和「ええ、最後に女の子が助かってよかったです」 京太郎「そうだな…でも俺が主人公ならもうヒロインには会わないかな」 和「えっ?」 京太郎「決勝まで行って慢心して役満をブチ当てられてヒロインを助けられないと絶望したのにヒロインが自分で助かった…男として複雑だろ」 和「そうなんですか?」 京太郎「そうなんだ。男は見栄っ張りなんだよ」 和「…ヒロインはでも主人公に会いたくて頑張ったのに救われないじゃないですか」 京太郎「……それもそうだな」 和「そうです。ヒロインは主人公と居たいから頑張ったんです。なのに主人公が居なくなったら意味ないじゃないですか」 京太郎「……」 和「…男の人は身勝手ですよ。女からしたら側に居れるだけで良いんですから」 京太郎「そんなものなのか?」 和「そんなもんなんです。私も須賀君と居れたら嬉しいですから」 京太郎「えっ?」 和「私は須賀君が好きです」 和「……冗談ですよ」 京太郎「そ、そうだよな。俺達まだ出会って一カ月も経ってないのに…」アタフタ 和「ふふ、須賀君も慌てるんですね」 京太郎「お、俺だって和に告白されたらテンパるって!」 和「岩手に行く事を黙ってた罰です。因みにこれはあとで咲さんに報告しときますんで…」 京太郎「な、なんだと…」 和「さあ、はやくかえりますよ」 ダッ… 京太郎「えっ、ちょっ待てよ、和!」 夜 京太郎「……あれは目がマジだった…ヘタレだよな、俺」 カピー「パカパカ(ヘタレがどうした?」 京太郎「…何でしってるんだ」 カピー「パカパカ(私は知らない事がないぞ」 京太郎「…本当に恐ろしいな」 京太郎「願い事を聞いてくれ」 カピー「パカパカ(よし、何だ言ってみろ。星がみたいのか?温泉か?五月に雪とかでもいいぞ」 京太郎「自然系統は頼まないから」 カピー「パカパカ(なんだと…それなら何か私に未来を変えさせたいのか?」 京太郎「未来を変える?」 カピー「パカパカ(そうだ。例えば留学生がとどまったり負けた事で転校するのを止めたり、身体が弱いのを普通にしたり。私にできないのは主がヘタレを治すことだな」ワハハ 京太郎「……えらい具体的だな」 カピー「パカパカ(私は未来が視えるからな)」 京太郎「ちょっと考える…」 京太郎「…俺と関わる人が幸せになるようにしてくれ」 カピー「パカパカ(抽象的だな。それじゃあ私は誰を救えばいいかわからないだろ」 京太郎「…それならどうしようも無い運命を変えてくれ。可能性があるのはなしだ。今のまあまでは絶対的に変えられない未来だけを変えてくれ」 カピー「パカパカ(…私に不可能はない。主も言い方が悪いな。最悪を回避するつもりなら主が願わなければいいのに。わざと願う必要もなかろうて」 京太郎「…俺は賢くないからな」 カピー「パカパカ(まあいい…その願いを叶えよう」 ♪ー 京太郎「…電話か?」 京太郎「もしもし?」 衣「もしもし、義兄様の携帯であっているか?」 京太郎「あってるぞ、衣。どうした、こんな夜遅くに」 衣「…この前の件の詫びと義兄様を送り出す為にささやかなパーティーを明日しようと思う。来てくれるか?」 京太郎「構わないが…ハギヨシさんがこっちに来るのか?」 衣「そうだ。あと衣に対する命令を考えておくんだぞ!」カァァ プツン… 京太郎「…命令?ああ、あれか麻雀に勝ったらのやつか…どうしたものか」 5月13日 土曜日 朝 京太郎「カピーが朝から出かけただと……」 ーーーーーーー 健夜義姉さんを起こしにいく。 京太郎「健夜義姉さんを起こしに行こう。最近ダラけてるからな」 コンコン… 京太郎「健夜義姉さん、起きてる?」 シーン… 京太郎「寝てるか…入るよ」 ガチャ 京太郎「………」 京太郎「またジャージか…もうアラサーなのにジャージは駄目だろ。貰い手がいないだろうし…まあ、30なっても無理なら俺が結婚を……なんてな、相手にされないか」 ガタ… 京太郎「?もしかして義姉さん起きてる?」 健夜「すぅ…zzz」 京太郎「寝てるよな…聞かれてたら恥ずかしいし……今日はこのままでいいか」 ガチャ…バタン 健夜「…どうしよう今ので完全に目が覚めたよ…もう京君は無自覚なのに鋭いからタチが悪い。うぅ…二度寝しよ」カァァ 昼1 ハギヨシ「お迎えにあがりました」 京太郎「今日は鼻眼鏡はしてないんですか?」 ハギヨシ「ええ、あれをしていると食事ができないらしいのでやめました」 京太郎「…確かに無理だな」 ハギヨシ「それでは向かいましょう」 ーーーーーーーー 一「よく来てくれたね、須賀君」 京太郎「お出迎えありがとうございます、国広さん」 一「透華と衣はちょっと用事で忙しいから僕が変わりに案内するよ」 京太郎「そうなんですか…お願いします」 テクテク… 一「明後日には岩手に行くんだっけ?」 京太郎「ええまあ。日曜日の夜出発になってますが、多分月曜日の朝になるかな」 一「…それはどうして?」 京太郎「健夜義姉さんが……いやまあ、色々とあるんですよ」ワハハ 一「そうなんだ…まあいいや。僕は須賀君に贈り物があるんだ」 京太郎「贈り物?」 一「一つは僕のメルアドと携帯番号。もう一つはこれかな」 御守りを見せる 京太郎「ありがとうございます…でも俺はお返しができない」 一「いらないよ…僕はもう沢山のモノを君に貰ったからね。これはそのお礼を兼ねてるんだ」 京太郎「俺は国広さんになにも…」 一「ハジメ。呼び捨てでいいよ。僕も京太郎って呼ぶし。京太郎が気がついてないだけだよ!あと御守りの中身は覗いたら駄目だからね!」カァァ 京太郎「わかったよ、ハジメ。向こうについたらお返しの品を送るよ。それで対等だ。一方的なのはあまり好きじゃないんだ」 一「京太郎らしいな…期待してるよ」 透華「よくおいでになってくれましたわ!」 京太郎「龍門渕さん、お招きありがとうございます」 透華「それを言う相手は私ではなくてよ」 トテトテ… 衣「よく来たな京太郎!」 バッ…ギュッ 京太郎「おっと…元気そうだな衣」 衣「ああ、衣は元気だぞ!今日は楽しんで行ってくれ」 京太郎「ああ、楽しましてもらうよ」 透華「本日はーーー」 京太郎「龍門渕さんがスピーチをし始めて十分は経つぞ…流石というべきか?」 ちょんちょん… 京太郎「うん?」 京太郎「どうしたんだ、衣?」 衣「よかったら衣とご飯を食べないか?」 京太郎「別にいいけど龍門渕さんのスピーチは…?」 衣「大丈夫だ…あれはあと十分以上かかると衣は知ってるからな」 京太郎「そんなにかかるのか…」 衣「それよりもハギヨシが作った料理を食べよう!エビフライとタルタルは絶品だぞ!」 京太郎「…しかたない、食べるか」 衣「うん!」 衣「美味しいね、京太郎」 京太郎「そうだな…本当にハギヨシさんご飯は美味しいな」 衣「京太郎、あーんだ」エビフライを箸で掴んで 京太郎「…あーん。」 もぐもぐ… 京太郎「美味しいな」 衣「だろ。ハギヨシのエビフライは天下一品のできだからな!」 京太郎「はい、お返しだ。あーん…」ウインナーを掴み 衣「あーん…」 もぐもぐ… 衣「美味しいな!」 京太郎「ならよかった」あはは ーーーー 衣「なあ、京太郎…いや義兄様。岩手に行っても衣の事を忘れないでいてくれるか?」 京太郎「当たり前だろ。衣は俺の義妹だからな。忘れるわけないだろ」 衣「そうだよな…わかっては居るんだがどうしても怖くてな…」 すっ…わしゃわしゃ 京太郎「信じろ、衣。俺はひとりぼっちが嫌いだからな。衣のことは絶対に忘れないさ」 衣「…ぐす……そうだね…衣も1人が嫌いだから義兄様の事を忘れないよ」ポタ…ポタ… 京太郎「まったく衣は手間のかかる可愛い義妹だよ」ワハハ ーーーーーー 純「あれを素でやってるのか京太郎は…」 智紀「恐るべき才能…」 一「京太郎は優しいからね」 透華「私の伝説は…」 衣「それで京太郎は衣に何を命令するんだ?」 京太郎「命令…ああ、ちゃんと考えてきてるぞ」 一、透華「…」ガタ! 京太郎「…全国で待っている。個人でも団体でもどっちでもいい、全国で会おう」 衣「えっ?」 京太郎「だから…」 純「京太郎、それは命令じゃないだろ」 一「そうだよ、普通なら全国に来いって言うのに待ってるって頼んでるよ」 京太郎「いやまあ、俺は清澄高校の麻雀部だからさどっちかを応援するってのはできないんだ…」 衣「任せろ、義兄様。衣は必ず全国で義兄様に会いに行くぞ!」 透華「私も忘れて貰っては困りますわ。県大会で勝つのこの龍門渕透華が率いる龍門渕高校ですわ」 智紀「負けない…」 京太郎「ああ、楽しみにしてるよ」 昼2 京太郎「全国で待つか…言ったからには俺も頑張らないとな」 久「京太郎に勝てる高校生なんて殆ど…二、三人も居ないわよ?」 京太郎「そんな事ない……あれ、久なんでいるんだ?」 久「少しね…でも丁度良かったわ。京太郎、私に付き合ってちょうだい」 京太郎「何を?」 久「もちろん…」 久「決まってるわよ、デートよデート」 京太郎「…ああ、この間は邪魔が入りましたもんね」 久「そうよ…あの後藤田プロには色々としてもらったんだから」 京太郎「笑顔が怖い……」ボソ 久「何か言ったかしら?」 京太郎「いえ、なにも」 久「それじゃあ…あそこにいきましょうか」 久「私の家に行きましょ。京太郎に渡す選別と美味しい紅茶があるのよ」 京太郎「流石に久の家に俺みたいな格好の奴が行ったら問題になるんじゃないのか?」 久「大丈夫よ。お父さんは出張でいないし…それとも嫌なのかしら?」涙目 京太郎「行かしていただきます!」 久「よろしい、なら行きますか」 ーーーーーーー コトン… 久「京太郎が淹れたよりはおちるけどどうぞ」 京太郎「久が淹れてくれただけで俺は美味しいと思うけどな…」 ゴク… 京太郎(あれなんか苦い…). 久「どうかした?」 京太郎「いや、なんか紅茶が苦くて…あれ…」 バタ… 京太郎「ひ、久…何を……盛った?」 久「別に何も?増強剤と少しの興奮剤をね…大丈夫よ、京太郎。今の私、危険日ど真ん中だから…孕んでも京太郎に責任とか言わないし。でもたまには岩手から帰って来て欲しいな」 京太郎「なんで…」 久「…我慢できなくなったのよ。一緒に居るって言ったのに私をおいていくし…だから、証が欲しかった。今日は寝かせないわよ?」 すっ…バサ… 90 名前: ◆qV6dwdDny6[saga] 投稿日:2013/11/04(月) 12 46 16.39 ID 6LmbjOTSO [11/12] 京太郎(…まずい…実は全く薬が効いて無いなんて言えない。てか久の裸でまじで息子が。) ギュ…チュ…っ! 久「はぁ…愛してるわ京太郎」 京太郎「…俺もだ…久」 ギュ…バッ… 久「えっ、薬は…!」 京太郎「耐性持ちでな…誘ったのはそっちなんだ…覚悟しろよ」 久「は、はい…」カァァ ーーーーーーー 京太郎「あの後まる二日間久とまぐわり、俺は義姉さん達との真剣麻雀に勝利した…そして」 久「貴方、世界チャンピオンおめでとう!」 娘「パーパー!」 ダキ… 京太郎「ありがとう久…あれからも七年か」 久「そうね…義姉さん達の許可が降りるまで大変だったわ」 京太郎「そうだな…」 久「それでね貴方…私、あと二人子供が欲しいの」カァァ 京太郎「……よし、行こう。今日は寝かせないからな」 娘「またプロレスごっこするの?」 久「ち、ちがう…」 京太郎「今日は弟か妹を神様から授かるんだよ」 娘「私、両方がいい!」 京太郎「娘もこう言ってるし…今日は頑張りますか!」 久「もう馬鹿なんだから」カァァ END 久「私の家に…いえ、公園にでも行きましょう」 京太郎「別にいいけど…前半に不吉な言葉が聞こえた気が…」 久「き、気のせいよ!さあ、はやく行きましょう!」 ギュ、ダッ… 京太郎「えっ、急に走るな…」 久(なんで今、京太郎に媚薬を盛ろうって考えたのかしら…恥ずかしい)カァァ 公園 久「…岩手に行ったら京太郎はどうするつもりなの?」 京太郎「麻雀かな…」 久「ふふふ…京太郎らしいわね」 京太郎「馬鹿にされてる気がする…」 久「褒めてるのよ。ねえ京太郎…」 京太郎「うん?」 久「私が京太郎を好きって言ったらどうするの?」 京太郎「……断る」 久「理由は?」 京太郎「俺は久との約束を破って岩手に行く…それにもし答えたらまた久を傷つけるだけだろ」 久「……本当に京太郎は馬鹿ね」 バッ… 京太郎「えっ?」 バシ… 久「自惚れないで。私はそんな詰まらない事で傷付かないわ」 京太郎「……」 久「京太郎、この前の時もそうだった。人を大切にするって言っといて京太郎は適度な距離でいようとする。傷付くのが怖いのわ京太郎の方よ」 京太郎「俺はそんなつもりじゃ…」 久「そんなつもりなのよ。だから私が踏み込んであげる」 京太郎「えっ…」 ギュ… 久「私は京太郎の側に居るわ。恋や愛じゃない…私は貴方の隣に居たい。貴方を支えたいのよ」 京太郎「俺にそんな価値は…」 久「ある。私には貴方が“必要”なのよ」 京太郎「…知りませんよ」 久「構わないわ」 京太郎「馬鹿ですよ久は…」 久「京太郎ほどじゃないわ」 京太郎「……逃がしませんよ?」 久「上等。私こそ逃がさないんだから」 夜 京太郎「……気が緩んでるな。幸せすぎる時ほど後が怖いのにな」 良子「どうかしたんですか、京太郎?顔色がバッドですよ」 京太郎「そうかな。特に何もないんだけど」 良子「…まあ、いいでしょう。今日はどうかしたんですか?」 京太郎「…」 京太郎「引越したら良子義姉さんはどうするか聞きたくてさ」 良子「タイトルの関係であまり纏まって家には居られない…知らない土地なのにごめんなさい」 京太郎「い、いや、俺ももう高校生だし1人で大丈夫。そういえばもうすぐ大きなタイトル戦だったね」 良子「Yes。去年は健夜義姉さんに負けましたが今年こそは私が勝ちます」 京太郎「今年は大沼プロも強いんだろ?世界タイトルで役満連続であがったらしいし」 良子「…あれは京太郎が戦うべき相手です。私は健夜義姉さんと夏の家族旅行決定権の為に全力を尽くすだけです」 京太郎「…タイトル戦が夏の家族旅行決定権だなんて普通ありえないぞ」 良子「ノーウェイ。勝者が絶対です」 京太郎「相変わらず義姉さん達は規格外だ…」 夜 別視点 健夜「…ついに明日だね、良子ちゃん」 良子「そうですね…京太郎は最後まで悩んでるようでした」 健夜「京君が一番ココにいたからね…それより明日、本当にやるの?」 良子「オフコース。霞の事情も知りましたし、そろそろ六女仙と京太郎がまともに会ってもいいはずです」 健夜「それは良子ちゃんが私に勝てないからそうなってるんじゃ…」 良子「とにかく明日は夕方からパーティーです」 朝 京太郎「…今日、長野を去るのか」 京太郎「昨日は健夜義姉さんだったから次は良子義姉さんだな」 コンコン… 京太郎「良子義姉さん、おきてるか?」 シーン… 京太郎「はぁ…どうしてうちの義姉二人は世間的にはクールで通ってるのに家ではだらしないんだ。入るよ」 ガチャ… 良子「…zzz」 京太郎「爆睡してるし。全くもう二十歳なんだからしっかりしてくれよ。起きてくれ、良子義姉さん」 良子「…あと五分…」 京太郎「ダメだ。今日は朝から出かけるんだろ」 良子「ノーウェイ…だいじょ…ぶです…zzz」 京太郎「秘技を使うか…これ恥ずかしいからしたくないんだけどな…」 スッ…良子の耳元に顔をちかづけて 京太郎「朝だよ、義姉さん。起きないと寂しいだろ?」 バッ… 良子「おはようございます、京太郎……突然ですが抱きしめますね?答えは聞いてません」 ぎゅー 良子「一年ぶりぐらいに聞いてエキサイトしました…むかしはもう少し可愛かったのに……」 京太郎(義姉さんが話し始めたら五分はかかるんだが…起きたからいいか) 良子「聞いてるんですか京太郎?だいたい京太郎は…」 昼1 京太郎「夕方までにあの高級ホテルに着けとはどういう事なんだ?まあとりあえず出かけるか」 ーーーーー ♪ 京太郎「うん?妹尾さんからか…。雀荘で麻雀を教えて欲しいか…まあ、構わないか」 京太郎「ここが妹尾さんが言ってた雀荘だよな…」 ガチャ… 華菜「それロン!8000!」 佳織「うぅ…どうぞ」 京太郎「あれ妹尾さん、知り合いと打ってるの?」 佳織「す、須賀君!違うの…須賀君を待ってたら…」 華菜「なんだお前は?華菜ちゃん達は今、打ってるんだぞ!」 京太郎(残り1000点で…なんだこれ明らかに初心者狩り紛いの事をしてるぞこの人達) 華菜「さあ、お前の親なんだからはやくしろよ」 佳織「うぅ…」 京太郎「ちょっと待った。妹尾さんの変わりに俺が打つよ。点数もそのままで」 華菜「はぁ?そんなの駄目に…」 京太郎「初心者の妹尾さんをあんまりいじめないでやってくださいよ」 華菜「イジメてなんかないし!仕方ないから認めてやる。皆もそれでいいよね?」 純代「大丈夫」 星夏「かまいませんよ」 京太郎「なら…俺の友人をいじめたんだ覚悟してくださいね」ゴゴゴゴゴゴ… 一同「ひっ!」 京太郎「俺の親番からか…」 南3局 京太郎 1000 華菜 43000 星夏 32000 純代 24000 京太郎 W役満 対象 池田 京太郎(…っ…また槍に弾かれた。しかたないか。この牌が来た意味を考えろ) 逆転者と添い遂げた者発動! 華菜(なんなんだ…なんなんだよ、あの男は!) コトン… 京太郎「ロン…ここってWありなんだよな?国士無双13面待ちで96000」 華菜「なっ!」 京太郎「俺の友人を虐めてたんだ…W役満ぐらい平気だろ?」 京太郎 97000 華菜 -53000 星夏 32000 純代 24000 京太郎が勝利しました。 佳織「す、凄いです!須賀君!」 ギュ… 京太郎「たまたまだよ、たまたま」ワハハ 華菜「……けるな、ふざけるな!」 京太郎「はっ?」 華菜「たまたまW役満をあがっていい気になるなよ…次は最初から…」 京太郎「負け犬が吠えるな。三人で妹尾さんをサンドバッグにしてたんだ…W役満なんて安いだろ。実力差を理解しろよ」ゴッ… 華菜「うっ…華菜ちゃんは華菜ちゃんは負けてないし!」ジュッ…ポタ バタバタ 星夏「ま、待ってください!」 バッ 純代「……」キッ←京太郎をにらむ ダッ… ーーーーー 京太郎「……罪悪感があるな」ボソ 佳織「あ、あの…私のせいでごめんなさい」 京太郎「いや、妹尾さんが謝る事じゃ無い。ただ俺が大人げなかっただけだから」 佳織「……須賀君、私つよくなりたいです」 京太郎「えっ?」 佳織「さっきの人達なんかよりもっと強くなって須賀君が全力で打っても遊べるくらいに強くなります!」 京太郎「…ふふふ。妹尾さんは面白いですね」 妹尾「よく言われます」 京太郎「なら一丁、この須賀京太郎が全力で麻雀を教えますよ」 妹尾「はい!」 夕方 京太郎「妹尾さんは幸運過ぎるだろ…最後に打ったら三回は役満聴牌してたぞ。とりあえずここが指定されたホテルだけど…あれだれかいる」 ??「……」 巴「須賀さ…こほん、京太郎君、お久しぶりです」 京太郎「えっ、うん。お久しぶりです巴さん」 巴「皆が待ってるからはやく行きましょう」 とことこ… 京太郎「あの、ここで何をするんですか?」 巴「知らされてないの?」 京太郎「はい。朝に健夜義姉さんが此処に来るようにって言われて」 巴「そうなんだ…簡単に言うと親睦会をするの」 京太郎「親睦会?」 巴「そう、貴方の義姉さん達が私達を赦すって言ってこれからの事もあるから一席設けたのよ」 京太郎「一席って、まるでお酒を…まさか飲んでるんじゃ」 巴「の、飲んでないわよ、私は!」 京太郎「地獄絵図が広がってそうだな…」 巴「アハハ…頑張ってね」 京太郎「…逃げて来た人も同罪ですよ」 巴「ばれてたか…」 ーーーーーーー ガチャ 京太郎「……」 京太郎「酒くさい…これやばい奴じゃ…」 ギュ… 小蒔「たいちょー、きょーたろーくんを…つかまえまちた!」 京太郎「えっ、姫様?くさ…酔ってるな」 健夜「よくやった、うしちちにごう!」 京太郎「義姉さんもかよ…」 ギュー 初美「わたしもつかまえたのれすよー」 京太郎「ちょっ!初美さん見えてる、見えてるから!」 春「きょーたろーの変態…」 京太郎「春さん、助けて…なんであんたも上半身裸なんだよ!」 ギュー 春「あつかったから……寒いからあたためて…」 霞「みんならめようー、きょーたろくんはみんなのものなんだから!」 京太郎「霞さん、おれは貴方を信じて……真っ裸だと…神は死んだのか?いや、巴さんが!」 良子「私の酒が飲めないとかありえないですー!」 巴「えっ…もう、無理!」ゴグゴクゴク… 巴「キョー君ー私も混ぜてよー、」 パサ… 京太郎「良子義姉さん、良子義姉さんは酔ってないんだろ!」 良子「Yes。ですが残念です京太郎…私は貴方をヘルプできません」 京太郎「えっ?」 良子「今日は酒池肉林…乱行パーティーだからです!」 パサ… 京太郎「ど、どういう…」 良子「霞の件を知って私は考えたんです…いっその事、全員京太郎の嫁にすれば争いはおきません」 京太郎「俺の人権は!」 良子「ナッシング!大丈夫京太郎!全員に少し強力な妊娠誘発剤を飲まして危険日前後なだけです…私は大当たりですがね」 京太郎「信じてたのに…義姉さん…」 スッ… 良子「大丈夫京太郎、家族が来年には三人から15人になるだけのことです…それで貴方は誰にも見捨てられない」 ちゅ…くちゅ… 京太郎「おれは…」 良子「天上のシミを数えてるあいだに全部終わります。これを飲んでくださいね」 ゴグ… 京太郎「何を…」 良子「ただ、精力が何倍にもなるだけですよ…それじゃあ始めましょうか。肉の宴です!」 数年後 京太郎「その後はすごかった…ホテルのスィーツルームで永遠と一週間ただ腰を振り、飯を食べるだけの性活が続いた。俺は抑えきれない性欲に身を任せた。そして今俺は…」 小蒔「あ、貴方…今日は私の番ですから可愛がってくださいね」 京太郎「待って、小蒔…今日はタイトル戦で…」 小蒔「関係ありません…良子さんが三人目なのにわたしも旦那様の子供が欲しいです!」 初美「そうですよ!私もあと二人は欲しいですよー」 京太郎「えっ、初美さん?」 巴「わ、私もいますよ」 霞「私もね…」 春「私も…」 京太郎「…昨日も五人でしませんでしたか?」 霞「昨日は昨日。今日は今日よ?目標は皆合わせて20人なんだから」 京太郎「…良子義姉さんが三人、健夜義姉さんも三人、他は二人づつだから…もう16人俺の子供が…」 小蒔「大丈夫ですよ!旦那様は世間では世界最強の男や抱かれたい男No.1の称号があるんですから」 霞「私達ぐらい余裕よね?」 京太郎「……今日も寝かさないからかな!」 カン 京太郎「…はっ!何か凄まじい未来があった気がする」 巴「何を言ってるんですか」 小蒔「京太郎様!」 京太郎「姫様、今日はよろしくお願いします」 小蒔「うぅ…今日は無礼講ですよ」 京太郎「は、はぁ…」 良子「そうですよ。今日は親睦会ですから」 京太郎「そう言うなら…そうするか」 小蒔「はい!」 京太郎「良子義姉さん、どうしてこんな事を思いついたんだ?」 良子「何がですか?」 京太郎「いや、いつもの良子義姉さんなら姫様とかに辛辣だからさ」 良子「かつての嫁仲間ですからね…優しくもなりますよ」 京太郎「嫁仲間?」 良子「ソーリー、京太郎にはまだ関係のない話です。それよりほら、京太郎の好物をとっときましたよ」 京太郎「ありがとう…あれ俺、義姉さんにカレイが好きになったって言ったっけ?」 良子「私は京太郎の事ならなんでも解りますよ」ニコニコ 京太郎「そうなのか?」 良子「はい、第二夫人ですからね」 京太郎「酔ってないか?」 良子「酔うのは二人の時だけですよ」 京太郎「…。まあいいや、これありがとう」 良子「妻の勤めですから」 京太郎「今の義姉さんなら立派な嫁さんだよ」 テクテク… 良子「当たり前ですよ、貴方」カァァ 小蒔「京太郎様!」 ダッダッダ… 京太郎「姫様、走ったら危ないですよ」 小蒔「大丈…あっ…!」 バタ……ギュ… 京太郎「ほら言ったじゃないですか」 小蒔「うぅ……京太郎様の胸は温かいですね」 京太郎「そうですか?ほら、立ってください」 小蒔「あっ…何故か懐かしい気がしました」 京太郎「懐かしいですか…そういえば昔、一度だけ今見たいなことがありましたね」 小蒔「あ、あれは、京太郎様がアイスを持って行ったから…」カァァ 京太郎「姫様が自慢するからですよ……懐かしいですね」 小蒔「あれからもう大分と経ちますから…京太郎様、この度は本当にありがとうございました」 京太郎「えっ?」 小蒔「霞ちゃんの事です。付き物が落ちたみたいに元気になりました…あれは京太郎様のおかげですよね?」 京太郎「俺は何も…」 小蒔「…否定しても駄目です。過去は変えれませんが…また良かったら私達と遊んでくれますか?」 京太郎「はい、こんな俺で良ければ」 小蒔「ありがとうございます」 バッ…ギュ… 初美「ああ、姫様ばかりずるいのですよ!」 小蒔「私の特権だからいいんです!」 京太郎「喧嘩しない喧嘩しない…昔みたいにか…悪くないのかもな」 京太郎「あれ霞さん…どこ行くんだろ」 霞「……」 スッ… 京太郎「追いかけるかな」 ーーーーーーー 京太郎「霞さん、どうかしたんですか?」 霞「須賀…京太郎君…ついて来たの?」 京太郎「ええまあ、姿が見えたので」 霞「姫様の相手もしてあげてよ。あの娘だけじゃない、春ちゃんも初美ちゃんも貴方と話をしたいのよ」 京太郎「何かあったんですか?」 霞「……少しね。変な既視感を感じたのよ」 京太郎「既視感?」 霞「そう既視感…貴方の義姉二人と私達が貴方の嫁になるのよ」 京太郎「それはまた壮絶な…」 霞「嫌だったかしら?」 京太郎「全く。寧ろ男なら誰でも望む事でしょ」ワハハ 霞「貴方らしいわね…でもね…」 スッ… 京太郎「近いですよ、霞さん」 霞「私からしたらそうあって欲しい未来なのよ」 チュ…クチュ… 京太郎「な、なっ!」カァァ 霞「まだまだ子供ね…京太郎、私は貴方を諦めないわ。岩手に行っても押しかけてやる。私は昔から貴方に姉じゃなくて友人…今は恋人かしら、そう見て欲しかったのよ」 京太郎「おれは…」 霞「言わなくてもわかってる。だから少しだけ待ってあげる…そうね、全国大会が終わった後にでも聞きに行くわ」 京太郎「…駄目です。それなら断ります」 霞「…本当に変な気遣いはできるのね」 京太郎「俺はまだ貴方や他の人を選べません。だから俺は貴方を振ります」 霞「そう…答えてくれてありがとう。先に戻っててくれるかしら…もう少し夜風に当たって行くわ」 京太郎「はい…」 ーーーーーー 霞「そんな回答知ってたわよ…良子さんや健夜さんも怪しいし…今度は私が二番目で姫様を正妻にする」 巴「京太郎君、どうかしたの?」 京太郎「いや、弄ばれたなって思って」 巴「弄ばれたの?」 京太郎「うん…本人は気が付いてないみたいだけどな」 巴「…なんか京太郎君、大人になったね」 京太郎「そうか?」 巴「うん、昔はもっとやんちゃだった」 京太郎「八歳だったからな…やんちゃなのは仕方ない」 巴「それもそうだね」 京太郎「巴さんだって大人の女性になったよ…昔、森に行った時なんで…」 巴「あ、あれは二人の秘密だから喋ったら駄目!」 京太郎「そうだったな…懐かしいな」 巴「そうだね…また彼処に行けたらいいね」 京太郎「ああ…また彼処に二人で行くか」 巴「うん」ニコ 霞「それではこれで親睦会を終わります!」 京太郎「…すぐだったな」 トントン… ??「……」 初美「少し話しませんかー?」 京太郎「別にいいけど…大丈夫なのか?」 初美「大丈夫ですよー。こっちです」 ーーーーーーー 初美「京太郎は本当に鹿児島にはこないんですか?」 京太郎「ああ…岩手に行くからな」 初美「…うぅ…岩手なんか田舎よりも鹿児島の方がいいですよ」 京太郎「ごめん」 初美「…京太郎は我儘ですよ」 京太郎「それは初美さんの方が…」 初美「お姉さんですよー」 京太郎「えっ…初美さんじゃ」 グッ… 初美「昔みたいに初美お姉ちゃんの方がいいですか?」 京太郎「初美お姉さん…」 初美「それでいいですよー」 ナデナデ… 初美「な、何をするですか!」 京太郎「いや仕返し…」 初美「京太郎の癖に生意気ですよ!」 ナデナデ 京太郎「それでも逃げないんだな」 初美「し、仕方なくですよ!京太郎が可哀想だから!」 京太郎「ふふふ…ありがとうな、初美お姉さん」 初美「うぅ…京太郎なんて嫌いですよー」カァァ 夜 家 京太郎「…義姉さん達が帰って来てから秘密会議をしてる。明日の朝から岩手に行くのに大丈夫なのか?」 カピー「パカパカ(久しぶりだな」 京太郎「昨日は何処に行ってたんだ?」 カピー「パカパカ(大阪にたこ焼きを食べにな」 京太郎「…本当か?」 カピー「パカパカ(本当だ」 カピー「パカパカ(これを持って某所に行くだけで主様は有名人だぞ…冗談は置いておこうか」 カピー「パカパカ(この鏡は元は八咫烏のガキの鏡だがそんな事はどうでもいい。この鏡は儀水鏡よりも強力でありかつ終わりを呼ぶ)」 京太郎「終わり?」 カピー「パカパカ(まあ、人生の墓場の事だ。使い切っても壊れないが力は込めれないからな。この鏡は大切にするといい。天沼鉾が完成してるんだ…こんな時は二度とこないだろう」 京太郎「因みにカピーから見たらこれはどんな価値なんだ?」 カピー「パカパカ(昔作った出来損ない以下の鏡だ」 京太郎「そ、そうなのか…」 深夜 某所 トシ「こんな夜中にどうしたんだい?」 霞「…宣戦布告の電話です」 トシ「そうかい…それでどうするつもりだい?」 霞「全国大会で戦いましょう…勝つのは私達です」 トシ「…あの娘達は負けやしないさ。勝つのは私達だ」 霞「では…」 トシ「そうだね…」 霞、トシ「全国で会いましょう」 ーーーーーー 健夜「良子ちゃんも思い出したの?」 良子「健夜義姉さんも思い出したんですね」 健夜「そっか…それでどうするの?」 良子「決まってるじゃないですか」 健夜「そうだね、私達は常に一緒だったね」 良子「ええ私達は京太郎を支えるだけですよ」 健夜「うん京君は私達が支えるよ」 良子健夜「18歳になったら勝負です」 朝 京太郎「それじゃあ、行こうか義姉さん達」 良子「そうですね…行きましょうか」 健夜「私が運転するからね」 京太郎「あれカピーは何処だ?…まあ、向こうにいるだろう」 岩手 カピー「パカパカ(ここが新居か…悪くないな」 昼2 京太郎「ここが新居か…」 健夜「第二のマイホームだね」 良子「部屋の間取りは説明した通りなので、とりあえず荷物の整理ですね」 京太郎「そうだな」 ーーーーー 京太郎「やっぱり居たかカピー」 カピー「パカパカ(朝から待ちわびたぞ」 京太郎「たまに俺はカピーがただのカピパラじゃないような気がする」 カピー「パカパカ(私はただのカピパラだ。安心しろ」 京太郎「……まあ、カピーはカピーだからな」 ーーーーーーーーーー 夕食 強制イベント 京太郎「そういえばさ…俺って何処に転校するんだ?」 良子「宮守女子ですよ」 京太郎「えっ?」 良子「だから宮守…」 京太郎「ちょっと待った、あそこは女子高じゃ…」 健夜「大丈夫、あそこは今年から共学になったんだよ」 京太郎「そうなのか…」 良子「男子は少ないですが京太郎なら大丈夫です…ただし、あんまり女の子に手をだしたらためですよ?」 健夜「そうだよ…十人以下ならいいかな」 京太郎「そんなに居たらただのタラシじゃないか」 健夜良子「……」 京太郎「俺はそんなにもてないよ」 健夜良子(天然ジゴロの自覚は無しか…) 夜 家 京太郎「片付けは終わったし…どうしたものか」 カピー「パカパカ(もう片付けが終わったのか」 京太郎「ああ。もともと物があまりなかったからな」 カピー「パカパカ(そうだったな。今回は果実の回収と零天の果実についての説明だな」 京太郎「果実って事は食べれるのか?」 カピー「パカパカ(鋭いな。あの果実は実体化できないが人に譲渡する事ができる」 京太郎「譲渡?」 カピー「パカパカ(そうだ、譲渡された果実はその人の中で成長する」 京太郎「成長…?」 カピー「パカパカ(譲渡する相手を間違えるな。あれはお前を想う心で成長する。絆ではない…一種の子供に近いものだ。成長すれば必ず力になる」 京太郎「どうやって譲渡するんだ?」 カピー「パカパカ(時がくればわかる。今回はサービスで全て回収しておいてやる」 美穂子からメール ♪ー 京太郎「美穂子からメールがきてる」 From 福路美穂子 はじめてのめーるです。だいじょうぶでしょうか? 京太郎「全部平仮名だと。本当に苦手なんだな。大丈夫ですよ。また何か合ったら相談します…と」 From 福路美穂子 はい!またれんらくしますね! 京太郎「…少しだけ元気が出たな」 朝 火曜日 京太郎「今日から…新しい学校か」 京太郎「健夜義姉さんを起こすか」 ーーーーーー コンコン… 京太郎「健夜義姉さん、起きてる?」 シーン… 京太郎「…まあ引っ越してすぐだから仕方ないか。起こすけどな」 ガチャ… 京太郎「健夜義姉さん、朝だ…ぞ……なんで裸で寝てるんだよ!」 健夜「うぅ……貴方?もう朝なのかな……目覚めのKissは?」寝坊け眼+布団で身体を隠すためにそこからにじみ出るエロさ 京太郎「…すぅ…はぁ…よし落ち着いた」 健夜「貴方?」 スッ… 京太郎「そんな行為は大切なひとにする事だと俺は思うぞ、義姉さん」耳元で 健夜「……」 ガシ… 京太郎「えっ?」 健夜「朝から…小言なんて聞きたくないよ」 チュ…くちゅ…約一分蹂躙され 健夜「ぷはぁ……二度寝しよう……」 バタン 京太郎「うぅ…」カァァ 京太郎「起きろ、この馬鹿義姉!!!」真っ赤 健夜「…zzzz」 朝 強制イベント トシと出会う 京太郎「健夜義姉さんを叱ってたら遅刻ギリギリだった…」 トシ「ようやくきたのかい?」 京太郎「えっ、トシさんがなんでここに…」 トシ「ここで教師をしているからに決まっているじゃないか」 京太郎「ならここには…」 トシ「ああ、塞達がいるよ」 京太郎「よっしゃぁ!」 トシ「えらく喜ぶじゃないか」 京太郎「ええ…全国で会うと前の高校の麻雀部の人達と約束してたから…塞達なら全国に行けると俺は思ってるから素直に嬉しいんです」 トシ「それじゃあ、麻雀部にきてくれるかい?」 京太郎「はい、喜んで!」 放課後 京太郎「質問責めにあって昼は動けなかった…それよりも麻雀部だ!」 京太郎「…すぅ…はぁ…よし、行くぞ」 ガチャ 京太郎「失礼します、入部希望の須賀京太郎……あっ」 豊音「えっ…」 エイスリン「わぁ…」 白望「……ダルい」 豊音「京太郎君だよ!」 エイスリン[ブンブンと手を振って居る絵] もぞもぞ 白望「…ダルい」 ギュ… 京太郎「えっと、皆さんお久しぶりです」 豊音「な、なんで京太郎君が居るの?」 京太郎「えっ、いや、俺は今日からこの宮守に転校してきたんだけど…トシさんから聞いてない?」 エイスリン[腕をバッテンにしてる絵] 京太郎「まじか…これからよろしくお願いします」 白望「よろしく……」 ぎゅう 京太郎「シロ、抱きつくのはいいけど暑くないか?」 白望「大丈夫……だるくないから」 塞「皆ー、今日はなんだか良い事が…えっ、なんで」 京太郎「どうも、お久しぶりです」 バタン… 塞「えっ、今、京太郎が居たよね…身嗜みとか大丈夫だよね…てかなんでシロが張り付いてるの?そんな事より…」 ガチャ 塞「なんで京太郎がここにはいるの!」 京太郎「あはは…本日三回目だな。宮守に転校してきたんだ」 塞「そうなんだ…それで麻雀部に入るの?」 京太郎「ああ、よろしく頼むよ」 胡桃「このお茶とかも京太郎がいれてくれたんだよ!」 豊音「お菓子も何時の間にか用意されてたし」 エイスリン[京太郎がテキパキ動いている絵] 白望「だるくないよ…」 トシ「おやもう皆いるのかい…珍しいね」 京太郎「朝方ぶりですトシさん」 トシ「あんたの環境適応力も驚いたもんだ…てっきりエイスリンかシロ辺りに警戒されてるかと思ったよ」 京太郎「顔見知りだったんで大丈夫でしたよ」 トシ「そうかいなら今日は須賀の歓迎会に行こうか」 一同「えっ?」 トシ「歓迎会だよ、歓迎会。何か皆で食べに行こうか。お金は気にしなくていいよ。須賀の義姉二人から渡されてるからね」 京太郎(義姉さん達に気を使わせたかな) 京太郎「なら、焼肉かバイキングにいきませんか?」 エイスリン[手で大きな丸を作っている絵] 白望「どこでもいい…ダルい」 塞「京太郎がそう言うなら私もどこでも」 胡桃「私もどこでもいいかな」 豊音「じゃあさ、皆で…」 豊音「皆でバイキングに行こうよ!」 トシ「それでいいかい?」 一同「うん」 ーーーーーーーー バイキング 塞「それじゃあ、京太郎の入部を祝って、乾杯!」 一同「乾杯!」 胡桃「京太郎、ご飯とりに行こうよ」 京太郎「いいですよ」 シロ「京太郎ー」 京太郎「わかってるよ、シロの分もとってくる」 シロ「…ありがとう」 ーーーーーー 胡桃「京太郎はなんであんなにシロと仲がいいの?」 京太郎「仲がいいのかな。会った時からあんなんだったんですよ」 胡桃「それってあれだよね、私達と麻雀を打つ前にシロやとよね達と会ってたやつだよね」 京太郎「そうですよ。ベンチにシロが居てそこで会ったんですよ」 胡桃「シロらしいね」 京太郎「俺もそう思います…こっちの方がシロは好きそうかな」シロの好みに合わせて選んでいく 胡桃「…京太郎って凄いんだね」 京太郎「えっ?」 胡桃「麻雀が強くて雑用ができて、気を使えるんだから」 京太郎「それなら鹿倉さんも凄いですよ」 胡桃「えっ?」 京太郎「皆で移動する時もシロやエイスリンを気にかけてましたよね?俺がするよりも先に。さすが年上だなって思いましたよ」 胡桃「あ、あたりまえだよ!私は三年生だからね!」 京太郎「そうですね、俺はまたまだ至らない一年生ですからご鞭撻お願いします」 胡桃「任せなさい。あっ、京太郎あそこのラザニアとって」 京太郎「はい、どうぞ。隣のピラフもどうですか?」 胡桃「もらおうかな」 京太郎「了解です」 京太郎「とってきたぞー」 シロ「あーん…」 すっ エイスリン[食べさせる絵と豊音がさびしがってる絵] 京太郎「…頼む」 エイスリン「英(まかせてよ」 ーーーー 京太郎「豊音さん、隣いいですか?」 豊音「あっ、うん!どうぞだよー」 京太郎「豊音さんはあんまり食べないんですか?」 豊音「うん。昔から小食なんだよー。京太郎君は男の子だからたくさん食べないと駄目だよ」 京太郎「これでも結構食べてるんですが…」 豊音「そういえば京太郎君って清澄高校から転校してきたんだよね?」 京太郎「ええまあ…」 豊音「じゃあさ…原村和と知り合いなのかな?」 京太郎「同じ部活でしたし、友人でしたよ」 豊音「…超ー凄いよ!テレビに出てた人と知り合いなんて羨ましいよ!」 京太郎「そうでもないよ。和もテレビで見るよりも人間らしいし」 豊音「それでもだよ。」 京太郎「また良かったら紹介しましょうか?」 豊音「う、うん!約束だよ!」 塞「京太郎!」 京太郎「どうかしました?」 塞「いや、その…引っ越してきたばかりで場所がわからないだろうから今度の日曜日に案内しようかなって」 京太郎「それはお願いします…あっ、塞、動かないで」 塞「えっ?」 スッ… 京太郎「ご飯粒がついてた」 パク… 塞「なっ!」 京太郎「ビビンバかな…俺も食べようかな」 塞「うぅ……」真っ赤 ーーーーー トシ「それじゃあ気をつけて帰るんだよ」 豊音「それじゃあ京太郎君、また明日!」 塞「気をつけて帰ってね!」 胡桃「またね、京太郎」 京太郎「さて…こっちであってるよな」 トントン ??「……」 白望「京太郎…」 ギュ… 京太郎「あれ、シロは塞と帰ったんじゃ…」 白望「……今日、家に人がいないんだ」 京太郎「それで…?」 白望「家事がダルい…」 京太郎「…もしかして」 白望「うん…」 京太郎「駄目だ」 白望「……離れないよ?」 京太郎「塞に連絡を…」 白望「さっき…塞の携帯の電源を切った…」 京太郎「な、なんだと…そ、そうだ、親御さんが許さない」 From 小瀬川母 ダルくない相手ならいいんじゃない? 京太郎「ガッデム…神は死んだのか」 ギュ… 白望「ダルくない…」 京太郎「ただいまー」小声 白望「…おじゃまします」 カピー「パカパカ(また数奇な女を連れて帰ってきたのか…愛情や友情じゃない…ただの依存か…優秀過ぎるのは罪だな。姉共は昼からタイトル戦でいないから。命拾いしたな」. 白望「カピバラって喋るんだね…ダルい…」 京太郎「気のせいだと思っててくれ」 白望「うん……京太郎、お風呂」 京太郎「……まじで家事をさせるつもりか」 白望「うん……駄目だった?」 京太郎「嫌なら家に連れてこないぞ…風呂は自動設定してるからもう湧いてるぞ。洗濯物は右の白い洗濯機にいれてスタートを押してくれたら明日の朝には綺麗になるから……寝巻きは義姉のジャージでいいよな」 白望「わかった…」 夜 白望「おやすみ…」 京太郎「ああ、おやすみ」 ガチャ… 京太郎「客人の部屋を先に整えていてよかった…俺も寝よう」 ーーーーーー 深夜 白望「…う…お小水」 モゾモゾ… ガチャ… 白望「…あれ、部屋どこ…ダルいな」 ガチャ… 京太郎「……zzz」 白望「…」 モゾモゾ 白望「………」 白望「…京太郎、お小水…」 ゴシゴシ… 京太郎「うん……義姉さんまた怖い話をみたの?…トイレはこっちだよ」寝ぼけている ギュ… 白望「……」 京太郎「待っててあげるから…」 白望「…うん」 数分後 白望「おんぶ…」 京太郎「……今日だけだぞ…」 ギュ… 白望「だるくない…」 ガチャ… 京太郎「うん…」降ろす モゾモゾ… 京太郎「おやすみ…zzz」 白望「京太郎の部屋なんだけど…ダルいからいいか」 モゾモゾ 白望「…………さむい」 スゥ…京太郎の方を向く 京太郎「…zzz」 モゾモゾ… ギュ… 白望「…悪くない」 数分後 白望「……」 ギュっ 白望「………zzz」 ーーーーーーー 京太郎「トイレ、あれ…」 ギュ… 白望「……zzz」 京太郎「……動かないだと…」 モゾモゾ…腕を動かすが離れず 京太郎「…シロ」 白望「……zzz」 ゆさゆさ… 白望「…っ?」 京太郎「腕はなしてくれないか?」 白望「うん…」 バッ… 京太郎「ありがとう」 モゾモゾ…ガチャ… 京太郎「…トイレ、トイレと…」 数分後 ガチャ… 京太郎「やっぱり寝てるよな」 白望「………zzz」 京太郎「……床で寝るか」 ズルズル…毛布をだしてきて 京太郎「…おやすみ…zzz」 早朝 ??「……」 白望「……京太郎?」 モゾモゾ… 京太郎「……zzz」 白望「……」 モゾモゾ…ギュ… 白望「依存か……京太郎はどっちがいいんだろう?」 京太郎「…zzzz」 白望「今はいいかな…考えるのダルいし……zzz」
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3399.html
京太郎「しかも清澄高校だけじゃなくて長野県の全部の女子麻雀部員を、だ」 京太郎「とりあえず大阪に逃げよう……」 京太郎「もう二度と長野には帰ってこれないな……」 京太郎「一番感度が良かったのは池田さんだったなぁ」 京太郎「少し舐めただけで声をあげるもんだから、妹さんたちにばれないかひやひやしたもんだ」 京太郎「一番きつかったのはやっぱり衣先輩だな、半ば無理矢理なところもあったし仕方ないか……」 京太郎「一番喜んでたのは加治木先輩だったかなぁ、ひとつきするたびに声をあげてたし、なにより喘ぎ声がでかかったしな……」 京太郎「国広先輩はまさかのマグロだったからなぁ……今でもショックだよ……」 京太郎「結局、回数的には部長が一番多かったなぁ、誘ってくる時、服を引っ張って無言で立ち尽くすの、あれは反則だ」 京太郎「声出さないように一生懸命口閉じてるのも可愛いし、普段とのギャップがすごかったからな、征服感もあって最高だった」 京太郎「やべぇ、部長に会いてえ……でも長野には帰れない」 京太郎「咲はなぁ……こっちが持たないくらい何度も何度も連続したがったからなぁ、悪い気はしないんだけど疲れた……」 京太郎「まこ先輩は、敏感なのはいいんだけど後半、よだれたらして壊れたラジオみたいにずーっと喘ぐというか呻くからなぁ……」 京太郎「まあこれはタコス嬢も同じか」 京太郎「桃子ちゃんがラブセックス好きだったのは意外だったな」 京太郎「加治木先輩にお熱だと思ってたけど抱いたらそんなことなくなったし」 京太郎「人肌恋しいってやつなのかな? 毎回対面座位しかやらなかったし」 京太郎「ああでも、あの隠れ巨乳での献身的奉仕はよかったなぁ」 京太郎「巨乳といえばやっぱり和は外せない」 京太郎「前戯でも本番でも胸ばっかいじってたのはいい思い出だ」 京太郎「おかげで最終的には胸だけでイケるようになっちゃったし」 京太郎「……いきなり母乳が出てきたときは驚いたけどなぁ」 京太郎「龍門渕のメガネっ娘も隠れ巨乳だったっけな」 京太郎「メガネ外して見えなくなってる時にバックで突いたらいい感じに鳴くんだよなぁ」 京太郎「おっぱいもブルンブルン揺れるし。 あれは壮観だった」 京太郎「……本人は否定してたけど、あの人は間違いなくMだな」 京太郎「思い返せばMな人はいっぱいいた気がするなぁ」 京太郎「龍門渕のお嬢さん……風越のキャプテンさん……鶴賀のビギナーズラックちゃん……」 京太郎「ソフトなのからハードまで」 京太郎「それぞれ持ち味があってよかったなぁ」 京太郎「さて、次は岩手のあたりにでも行ってみようかな」 京太郎「博多美人を堪能しよう」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/941.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1354801516/ 京太郎「……ハギヨシさん」 ハギヨシ「……何ですか?京太郎君」 京太郎「俺達の評判知ってますか?」 ハギヨシ「……少々」 京太郎「インターハイが終わって少しは落ち着くと思ったんですが……ダメでしたよ」 ハギヨシ「女性の皆様には申し訳ありませんが私共はそんな関係ではないのですがね。純粋な師弟関係なのですが」 京太郎「風評被害もいいところですよ。どうして一緒に行動するだけで恋人とおもわれるんだ!それで、何か対策はありませんかね」 ハギヨシ「異性の恋人でも作れば何とかなりそうなのですが……アテはありますか?」 京太郎「アテ……まぁ、同じ部活の女の子で2人ほどは脈ありかもしれませんね」 京太郎「でも、片方は俺を犬呼ばわり、片方とは幼馴染なのに最近、レズに目覚めかけてます」 ハギヨシ「……それは難儀な。それから選ぶと言うのも酷な話ですね」 京太郎「ですよねぇ。あっ、ハギヨシさんの方はどうなんですか?屋敷に務めているならお嬢様との禁断の恋とかは……」 ハギヨシ「京太郎君。現実とフィクションは違うのですよ。お嬢様はあくまでも雇用主、決して恋愛になど発展しません」 京太郎「そうですか。じゃあ、メイドさんとの職場恋愛なんかは」 ハギヨシ「もちろん有りません。そもそもメイドの平均年齢が低過ぎます。正直、私1人で屋敷を回すのは大変辛いです」 京太郎「それはお気の毒に……同年代のメイドさんはいないということですか?」 ハギヨシ「その通りです。まったく!高校生をメイドとして雇うなんてお嬢様もワガママが過ぎる!」 京太郎「龍門渕さんの家族は何も言わないんですね」 ハギヨシ「はい。衣様の一件から屋敷の事については一切の口出しをしなくなりました」 ハギヨシ「これがもう……いけない。少々愚痴っぽくなりました」 京太郎「お疲れ様です。それじゃあ風評被害対策について改めて考えますか」 ハギヨシ「そうしましょう。やはり、恋人を作るのが1番なのですが……」 ハギヨシ「自分好みの女性が周りにいない以上はどうしようもありませんね」 京太郎「うーん……。あ!周りにいないのなら遠出すればいいじゃないですか!」 ハギヨシ「遠出ですか?私共は執事の技能を使えば簡単に全国を回れますが……」 ハギヨシ「流石に見ず知らずの女性をナンパするというのには抵抗がありますね」 京太郎「そうですか?俺はそこまで抵抗無いんですけど」 ハギヨシ「いけませんね。自分を想う女性を置いてナンパに走るなど男の風上に置ません」 京太郎「……犬呼ばわりのタコス財布役と好きだった同級生からの殺意を受け続けるの何方が好みですか?」 ハギヨシ「…………私の配慮が足りませんでした。すいません」 京太郎「ハギヨシさんだってホモ疑惑は嫌でしょう?」 京太郎「それに、噂が本格的に広まれば龍門渕さんも風評を考えて貴方を解雇するかもしれない」 ハギヨシ「やはり、恋人を見つけるしかないようですね」 京太郎「その通りです!では先ず何処に行きましょうか」 ハギヨシ「そうですね。なるべくなら顔を知っている方がいる場所イイでしょう」 ハギヨシ「ただでさえ人なりを知らないのに顔まで知らないとなったら……」 京太郎「成る程。まぁ、何方にしろハギヨシさんの顔と執事スキルがあればどんな女性でもころっと落ちますよ」 ハギヨシ「有難うございます。京太郎君も私の教えられる全てを修得したのですから心配はいりません」 ハギヨシ「顔だって同級生が惚れるほどなのですから」 京太郎「そこまで言われると照れますね。顔を知っている女性というと全国大会に出ていた人、でいいですか?」 ハギヨシ「まぁ、噂の広まりからして全国大会に出ていた女性で私達を知らないという方はいないでしょう。それでいいです」 京太郎「では岩手に行きましょう!宮守は全体的なレベルが他とはダンチです!」 ハギヨシ「ほう、姉帯選手はあの身長ながら小動物のような仕草に心惹かれますね」 京太郎「臼沢さんはエロい。エロい」 ハギヨシ「…………はい。鹿倉選手は小さい愛くるしさの中に生真面目さのスパイスがイイ」 京太郎「ウィッシュアートさんは外人ならではの美しさに溢れています。大天使ですね」 ハギヨシ「小瀬川選手はダルいと言いながらも均整の取れた身体と養いと思わせるオーラが素晴らしい」 京太郎「異議なしですね。それでは宮守に行きましょう!」 ハギヨシ「素敵滅法!」 宮守にて 京太郎「宮守に着いたぞ!」 ハギヨシ「あまり言いたくはありませんが …………何もないですね」 京太郎「はい。女子校が有るとは思えない立地ですよ。合併した方がイイと想うんですが……話題が逸れました」 ハギヨシ「それでは宮守女子に行きましょうか。……あ、彼女達は既に麻雀部を辞めているかもしれませんね」 京太郎「あぁ!それを忘れてた……どうしましょうか」 ハギヨシ「こういう時は……」 豊音「あの~……道に迷われたっちゃったの?」 豊音「近くなら案内するよ?」 京太郎(来ましたよハギヨシさん。メインターゲットが!) ハギヨシ(はい。素晴らしい運命力です。落としにかかるのもイイかもしれません) 京太郎(どっちが行きますか?) ハギヨシ(ここは京太郎君に任せます。同年代と喋る方が親しみやすいでしょう) 京太郎(了解)「え、えっと!宮守女子に用があるのですか!」 豊音「アハハ!私に聞いてどうするのー?宮守女子に行きたいんだね?任せてー」 京太郎「有難うございます!いやぁ、こんな美人さんに助けてもらえるなんてついてるなぁ」 豊音「う、嬉しいよー!こんな身長だからみんな怖がって……そんな事言ってもらえたの初めてだよー!」グスン ハギヨシ(ナイスです京太郎君。慣れてますね) 京太郎(こ、こんな簡単に喜んでもらえる文句じゃあないんですが……普通何回も重ねがけしてやっとですよ!?) ハギヨシ(それだけ異性に飢えていたのか、単純に感情が表に出やすいのか判断に困りますねぇ) 京太郎「泣かないでください。可愛い顔が勿体ないですよ?これ、どうぞ」ハンカチ 豊音「ありがとうー!褒められて嬉しいよ!」ズビーズビー 京太郎(……) ハギヨシ(……後者ですね) 豊音「そういえば自己紹介がまだだったね!私は姉帯豊音です!宮守女子の3年生です!」ハンカチカエシ 京太郎「俺は須賀京太郎です。長野から旅行で来ました。こちらは友人の萩原さんです」 ハギヨシ「どうもよろしくお願いします」 豊音「よろしくお願いします!私のことは豊音でいいよー。姉帯じゃ呼びにくいからね」 京太郎「分かりました豊音さん。あのぉ……実は宮守女子まで案内してもらわなくても大丈夫そうです」 豊音「え……なんで……やっぱり私といるの嫌だった……?」ウルウル 京太郎「いえ!違いますよ!実は俺、豊音さんのファンなんです!インターハイでの打ち筋を見て好きになったんです!」 ハギヨシ(呼吸のように嘘をつきますね) 豊音「え……えぇ!?わ、私のファン?そ、それに好きって……///」 京太郎「勿論ファンとしての好き、ですが。さすがに初対面の人に告白するほど軟派じゃあないですよ」 ハギヨシ(やはり、落とすのですか?ここで決めてしまっていいのですか?) 京太郎(いいです。あの仕草を見て恋に落ちない人なんていませんよ) 京太郎(守ってあげたくなります。正直、既に彼氏がいると思っていたのですが……ここが田舎で良かった) ハギヨシ(一目惚れですか?遠距離恋愛は苦労しますよ?) 京太郎(その為の素敵滅法です) ハギヨシ(成る程。では私は背景になっていますので後はお若い2人で……)スゥ… 豊音「そ、そうだよね!告白なんてされたことないから勘違いしちゃった…」シュン 京太郎「いえいえ、豊音さんほど素敵な女性だったら即プロポーズしてもイイぐらいですよ」 京太郎「むしろ今まで告白されたことないのが驚きです!」 豊音「…………私、山奥の村から来たから……友達が出来たのも最近なんだー……」 京太郎「それなら!もっと攻めて行きましょう!豊音さんならきっと出来ますって!」 豊音「そ、そんなこと分かってるよー!でも、こんな身長じゃ誰も近づいてくれないし……」 豊音「京太郎君達にだって話しかけるのに凄い緊張したんだよ?逃げられるんじゃないかーって」 京太郎「でも俺達は逃げませんでしたよ 京太郎「豊音さんは身長に似合わず可愛いんですからもっとアピールすればきっと皆から近づいてくれるようになりますよ!」 豊音「ほんとー?」 京太郎「はい!」 豊音「友達になってくださいって言ったら必ず友達できる?」 京太郎「はい!絶対できます」 豊音「身長怖がられない?」 京太郎「は、はい!」 豊音「サイン下さいって言ったら貰える?」 京太郎「はい!断る人はいないと思います!」 豊音「麻雀で勝てるようになる?」 京太郎「はい!少なくとも俺よりは強いです!」 豊音「好きって言ったらオッケーしてもらえる?」 京太郎「はい!絶対断る人はいないと思います!」 豊音「そこまで自信を持って言われると何だか勇気が湧いてくるよー!」 京太郎「それは何よりです。可愛いんですから自信を持って!誰も怖がりませんから!……多分」 豊音「今更それはないよー……」グスン 京太郎「じ、冗談ですから!泣かないで!ハンカチ!」 豊音「ありがとー。やっぱり怖がられるのは嫌だよー」ズビーズビーチーン 京太郎「俺だって地毛なのに金髪に染めてるって怖がられますよ?堂々としていればいいんです!」 豊音「私が堂々としてたら誰も近づかないよー…」グスンズビーチーン 京太郎「だ、大丈夫ですよ。少なくとも宮守の友達の皆さんは近づいてくれますよ。あと、俺も」 豊音「そう言ってくれると嬉しいよー!宮守の人以外だと皆余所余所しくて仲間外れにされてるみたいで…」 京太郎「自分で予防線張ってたら相手が仲良くしようとしても仲良くなれませんよ?」 豊音「そ、そうなの?だから永水の人達と海水浴行った時に……」ブツブツ 京太郎「だから安心して俺と仲良くしてくれてもいいんですよ!」 豊音「そ、そうだね!折角知り合ったんだから末長くお付き合いしたいな!」 京太郎(言葉が思わせぶり過ぎる……やっぱ脈有りか?) 京太郎(いやしかし、ただの友達感覚……かもしれない。プロポーズ成功するか?いやまて、初対面だぞ。普通無理だ) 豊音「じっとしてどうしたのー?もしかして具合悪いの!?」ガシッ 京太郎「いえ!違いますよ!だから離してください!」 豊音「あっ……ごめんね…私みたいなのに触られるの嫌だよね……」 京太郎「だから!そう!卑屈に!ならないで!ください!」 豊音「ひっ!……ご、ごめんなさい……うぅ…ぅ…………グスッ………うえーん!!!」オンナノコスワリ 京太郎「あぁ!ごめんなさい!ごめんなさい!泣かせるつもりはなかったんです!」 京太郎「土下座でも何でもしますから!!泣き止んでください!!」 豊音「ぅ………グス…え、えっとね。これからも……こうやって…話したりしてくれたら……うぅ………嬉しいかなー……って」 京太郎「勿論です!呼ばれればいつでも何処でもこの須賀京太郎駆けつけますよ!」 京太郎「実は長野から岩手まで1秒かかってないんです!」 豊音「あはは、嘘はいけないよー?でも嬉しいな。今日は嬉しいって何回も言ってるね。こんな日は初めてかもー!」 京太郎「豊音さんと会えて俺も嬉しいですよ。あ、メルアド交換しませんか?これならいつでも話せますし」 豊音「ほんとー?やったー!これで6人目だよー!初めての男の子だよー!」 京太郎「…………お、おめでとうございます」 豊音「話してる間に夕方になっちゃったねー」 京太郎「楽しい時間はあっという間ですね。今日は本当に楽しかったです」 豊音「うんうん!私はいっぱい勇気を貰ったよ!有難うね京太郎君。これは……お礼だよっ」ダキッ 京太郎「!?!?な、ナニシテルンデスカ」 豊音「テレビでね、男の子にお礼をする時はこうすると喜ぶってやってんだよー?ね?嬉しい?」 京太郎(胸がちょうど顔に……イイッ) 京太郎「えっと……嬉しいのは確かなんですが……俺以外の男にはこれやらないでください。気があるって思われますよ」 豊音「……知ってるよ。テレビでも好きな男の人にやると喜ばれるって話だったんだから」 京太郎「え?それって……」 豊音「私が告白したら絶対断る人いないって言ったよねー?」 京太郎「は、はい!」 豊音「好きです!付き合ってください!!」 京太郎「はい!!末長くよろしくお願いします!!」 豊音「う……うぅ……嬉しいよー!でも……私重いよ?身長大きいよ?怖いよ?病んじゃうよ?それでもいいの?」 京太郎「もちろんばっちこいですよ!」 京太郎「豊音さんみたいな可愛いくて美人な人と付き合えるなら手錠でも監禁でもなんでもオッケーです!」 豊音「そこまではしないよー……でも、ありがとね」 京太郎「どういたしまして」 豊音「じゃあ私の家行こっか!歓迎してあげるっ!」 京太郎「喜んで!」 完
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6427.html
【銭湯】 一同「混浴!?」 番頭「最近お客が来なくなってねえ、これなら家族もアベックも来やすいと思ってねえ」 京太郎(この面子で混浴なんて願ってもみないビッグチャンスじゃないか!) エイスリン「コンヨク?」 華菜「京太郎と一緒に入れるってことだし!」 エイスリン「イクノ?」 郁乃「京太郎くんと一緒に入れるってことやで~」 エイスリン「ヤタッ!」ニコッ 華菜「なんで無視するんだし!」 照「京、私のスタイルに酔いしれるといい」 京太郎「いやそれだけはないから安心しろ」 霞「昔は別々だったのに……」 京太郎(これで霞さんの胸を生で……) 番頭「あ、水着は着るようにな」 京太郎「は……?」 カポーン 京太郎「シャワーが共同なだけまだマシか……」 京太郎「皆が入って来るまで何しよ」 京太郎「待ってるか……」 ガララ 照「京、もう来てたの」 京太郎(レーザーレーサー!?身体洗えねえだろ!) 照「これが似合ってるって言われた」フフン 京太郎「出るとこ出てないからだろ」 照「…………」ズーン エイスリン「キョウタロー、オマタセ!」 京太郎「」ブフォッ 京太郎(白の紐……だと……)ドバドバ 京太郎(エイスリンさんは無いものだから興味が無かったが)ドバドバドバドバ 京太郎(くっ……)ドバドバドバドバドバドバドバドバ 京太郎「天使、か」ガクッ 照「きょ、京ーー!!」 華菜「おーい京太郎ー起きろー」ペシペシ 京太郎「ん……」ムクッ 霞「顔色悪いけど、大丈夫?」 京太郎(ハイレグ……)チラッ 霞「京太郎くん?」ドタプーン 郁乃「も~寝るの早いで~」 京太郎(この中だと郁乃さんが一番普通なんじゃ……)チラッ 郁乃「どうどう?似合っとるか~?」ポニョン 京太郎「郁乃さんらしくていいと思いますよ……」チラッ 霞「こっちはどうかしら?」ドタプーン 京太郎「」ブフォッ 霞「えっ?京太郎くん?京太郎くん?」ユッサユッサ 怜(先生に行ってみたらどうや、って言われて近所の銭湯に来たはええけど……) 照「これなら泳げるかも」←レーザーレーサー エイスリン「~♪」シャアァー←白の紐水着 華菜「はぁー今日も疲れたなー」←薄桃色のワンピース 郁乃「京太郎く~ん、大丈夫~?」←黒のマイクロビキニ 霞「京太郎くん!京太郎くん!」←白のハイレグ 京太郎「Oh yes...」ドバドバ 怜「何やこの惨状は……」 京太郎「うおぉ……クラクラするぅ……」 照「京、大丈夫?」 京太郎「お前なら何とか大丈夫だ」 照「…………」ジトッ 京太郎「冗談だから!殺気感じるからやめて!」 照「…………わかった」 照「その代わりに、京の背中を流す」 京太郎「何の代わりだよ……」 照「私に任せて」 京太郎「……じゃあよろしく」 照「うん」 照「どう?」ゴシゴシ 京太郎「んー気持ちいいぞー」 照「良かった」ゴシゴシ 京太郎「毎日やってほしいくらいだぜ」 照「…………」 京太郎「照?手ぇ止まってるぞ?」 照「ごめん」 照(毎日……) 照「……」ギュッ 京太郎「おっ、おい、照、何だよ?」 照「京の背中、大きい」ギュッ 京太郎「おーい?聞こえてるかー?」 京太郎「ちょっと当たってんだけど……」 照「……当たってるんじゃない、当ててる」ギュッ 京太郎「お前に言われてもなぁ……」 照「」プチッ ミシミシミシミシ 京太郎「照!?腹!腹がおかしなことになるガハッ!」 ミシミシミシミシ 京太郎「柔らかい!十分柔らかいから!興奮するから!」 照「…………」 照(ずっとこうしていたい)ギュッ ミシミシミシミシ 京太郎「グハァッ!」 京太郎「」チーン 怜「京くーん、起きとるかー」ツンツン シャァー 照「終わったよ」 京太郎「おう、あんがとな」 照「身体洗ってくるから先にお風呂入ってて」 京太郎「あー、じゃあ俺が洗ってもいいか?」 照「えっ……」 京太郎「おい何だその汚物を見るような眼は」 照「だって京はセクハラしてきそうだし……」 京太郎「しねーよするわけねーだろ」 照「」プチッ メキメキメキメキ 京太郎「あああああアイアンクローやめて!」 メキメキメキメキ 京太郎「わかった!セクハラするから!照の身体エロくてセクハラしちゃうから放して!」 照「そういうことなら……いい」 京太郎(何だこのやり取り!) シャアー 京太郎「シャンプー入るかもしんないから目瞑ってろよ」 照「子どもじゃないんだから大丈イッ!」 京太郎「ほれ言わんこっちゃねえ」 照「…………」シュン 京太郎「顔は後で洗えよ、で問題は身体だけど……」 京太郎(レーザーレーサーぴっちりしすぎだろ……) 京太郎(洗う方法つったら脱がせる……禁止されてるからダメだな) 京太郎(だとすれば……) 京太郎(水着の中に手を入れる!) 京太郎「照、ちょっと我慢しろよ」 照「何をする気、ひゃっ!」 京太郎「こうでもしねえと洗えねえんだよ」ゴシゴシ 照「……後で覚えてて」 京太郎「やなこった」ゴシゴシ 照「冷たいよ」 京太郎「俺はあったかいぜー」 京太郎(照の肌、こんなに柔らかかったんだな) 京太郎(洗ったばかりだからいい匂いもするし、少し色っぽい) 京太郎「」ムクッ 照「?」ビクッ 照「京、骨が当たってるみたい」 京太郎「骨?」 JR京太郎「ムクッ」 京太郎(サポーターが効いていないのか!?) 京太郎「お、おう、もうちょい待っててな」ゴシゴシ ムニョムニョ 京太郎(今は萎えるのを待つしかない!)ゴシゴシ ムニョムニョ 照(さっきからくすぐったい……でも人の身体にこんな尖った骨があるのかな?) 照「……」フリムキ 京太郎「うわっ、見るな!」 照「…………」 京太郎「」ムクッ 照「」 京太郎(これってひょっとしたら死ぬんじゃあ……)ダラダラ 照「…………」ツンッ 照「京、この骨は何?」 京太郎(……気づいていないのか?) 照「少し柔らかいけど……」ツンツン 京太郎(保健体育とかは寝てそうだもんなぁ……) 照「?」ツンツン 京太郎(照には男特有の骨ってことで納得してもらった) 京太郎(昔は四人で風呂入ったんだけどな……) 霞「はぁ……」 京太郎「そんなため息ついてどうしたんすか?」 霞「私の身体、少し水着だと洗いにくいのよね……」 京太郎「……ああ、なるほど」 霞「この際京太郎くんでいいかしら……でも……」ブツブツ 京太郎(俺ってどんだけ信頼無いんだろう) 京太郎「霞さん!俺を信じてください!絶対に霞さんのおっぱいを弄ったり揉んだりしたいなんて思ってませんから!」 霞「いまいち信じられないのよね……」 京太郎「この目を見てください!」ギン 霞「心底信頼できなさそうね」 京太郎「俺の評価低すぎるでしょ!」 霞「そうねぇ……目隠ししてくれたら、お願いするけど」 京太郎「了解しました!」キラキラ シャァー キュッ 京太郎「終わりましたよ」メカクシ 霞「ありがとう、助かったわ」 京太郎「いえいえ、どういたしまして」 京太郎(予想外だった……) 京太郎(まさか目隠しをするだけではなく) 霞「」ニギッ 京太郎(玉質を取るとは……!) 霞(はっちゃんの男対策実際にやってみたけど……) 霞(……癖になりそうな触り心地ね)ニギッ 京太郎「ヒィッ」 京太郎「死ぬかと思った……」 エイスリン「」ジーッ 京太郎「?」 京太郎(何か視線を感じるような……)チラッ エイスリン「……」プクーッ 京太郎「エイスリンさん?」 エイスリン「!」アワワワ 京太郎「何やってるんですか?」 エイスリン「キョウタロー、ワタシモ!」 京太郎「え?」 エイスリン「ワタシモ!……?」ハテ? エイスリン「…………アゥゥ」 京太郎(エイスリンさん、何が言いたいんだ?) 京太郎(ホワイトボードも無いし……そうだ!) 京太郎「エイスリンさん!」フキフキ エイスリン「?」 |write me!| 京太郎(鏡を使えばいいんじゃないか!) エイスリン「!」フキフキ |エイスリンが泡だらけになっている絵| 京太郎「つまりエイスリンさんも俺に洗え、と」 エイスリン「!」コクコク 京太郎(他の二人よりは楽そうだし……まあいっか) 京太郎「そこで洗いましょうか」 エイスリン「アリガトウ!」 京太郎「どういたしまして」 京太郎「お痒いところはございませんかー?」ゴシゴシ エイスリン「ダイジョーブ!」 京太郎(胸は中寄りの小、さして興味はない) 京太郎(だがこの水着がいけない、どう考えたって誘ってるんだもの) エイスリン「キョウタロー?」 京太郎(いや待てよ?照がアレだったんだ、エイスリンさんなら……)ゴクリ 京太郎「あー手が滑ってしまったぞー」ボウヨミ ツルッ エイスリン「ンッ……?」 京太郎(集中しろ!須賀京太郎!) サワッ エイスリン「ッ!」 エイスリン「……キョウタロー……?」 京太郎「まだじっとしててくださいねー」 エイスリン「……?」 サワサワ エイスリン「ンンッ!!」 京太郎(触るだけでこんなになるなんてどれだけ……) 京太郎(あと一回……いや三回、いやいや五回……) サワッ エイスリン「ハァッ……ハァッ……」ビクッ ビクッ 京太郎(やりすぎたかな?) 京太郎(あとはちゃんと脚とか洗わないと……) 京太郎「あーすっきりしたー!」 照「気持ち良かった」ポカポカ エイスリン「キモチヨカッタ!」ポカポカ 霞「たまにはこういうのもいいかもしれないわね」ポカポカ 郁乃「楽しかったな~」ポカポカ 華菜「カナちゃんを楽しませるとはよくやるし!」 怜「なんでこの人たちと一緒におるんやろ……」 郁乃「お風呂上りと言えばやっぱりコーヒー牛乳やな~」 照「いちご牛乳が一番だと思う」 霞「普通の牛乳もいいと思うけど?」 怜「フルーツ牛乳でもええやろ」 エイスリン「?」 華菜「コーラに決まってるだろ!」 ヤイノヤイノ 京太郎(俺はどうしようか) 京太郎(こういう銭湯とかに来たときはいちご牛乳って決めてるんだよな) 京太郎「照ー、いちご牛乳買おうぜー!」 照「やっぱり京はわかる子だね」グッ 京太郎「風呂上りだと牛乳といちごの両方の甘さが強まって美味いんだよな!」 照「それがあの人たちにはわからんのですよ」 京太郎「くくくっ、可哀想な奴らめ」 一同「」イラッ 照「それじゃあ買いに行こう」 京太郎「おうよ!」 京太郎(……だんだん、照の言葉の端に気持ちが見えるようになってきた) 京太郎(気のせいかもしれないけど) 照「京、一口いる?」 京太郎「俺とお前で同じもの飲んでるだろ」 照「それもそうだけど……」 照「…………」シュン 京太郎「…………はぁ」 京太郎「ほらよ、一口」つ瓶 照「ありがとう、私も」つ瓶 ゴクッ 京太郎「うん、やっぱり美味い!」 照「うん」 京太郎(あれ?これって間接キスなんじゃ……)チラッ 照「?」 京太郎(……ま、照がそんなこと知ってるわけないし) 京太郎(照が狙ってるとは思えないから、違うか) 京太郎(畜生、恥ずかしがってる照を期待した俺がバカだったぜ!) 【11月第4週 平日2】終 【夜】 「年末にはそっちに帰って勉強するつもりだよ」 「その話だけど、あなたはいいの?」 「そっちでできたお友達と過ごせる時間、ニホンならあと四か月もあるんでしょ?」 「もうやりたいことはやれたからいいよ」 「ニホンの大学にだって、支援はしてあげるのに、どうして画家なんて目指すの?」 「麻雀もまだ続けたいんでしょ?」 「麻雀は、みんなの足を引っ張ってばかりだからやめようと思うの」 「それならニホンにいるより、そっちの大学に行って、おじいちゃんのところで絵の勉強がしたいなって」 「……そう、わかったわ。そっちはもう夜遅いんでしょう?もう切るわね」 「ありがとう、お母さん」 「おやすみ、エイスリン」 エイスリンが清々荘からいなくなるつもりのようです 【街】 郁乃「~♪」 郁乃(今日も楽しかったな~) 郁乃(京太郎くんといっぱい話せたし~こんなんやったらずっとこのままでもええかもな~) 「おい、そこの姉ちゃん」 郁乃「は~……」 「ちょっと寝たってな」 ドゴッ 郁乃「ッ!」 チンピラ1「ええ顔のしかめ方やなぁ」 チンピラ5「あーせや、こんな顔やったわ。まさか最新の睡眠薬が成長を退行化?させる薬やったとはなぁ」 チンピラ4「写真ともピッタシ!正真正銘の赤阪郁乃はんやな」 チンピラ2「あぁ、元姫松の代表やったっけ?」 チンピラ3「こないな上玉襲おうとしとったとはなぁ」 チンピラ1「なんでもええ、はよ車に運びぃ」 郁乃(この人たち……あんときの……) 郁乃(なんで、また見つかってもうたんや) チンピラ6「クルマガデルデー」 郁乃(助けて……) 郁乃が清々荘からいなくなりました 【11月第4週 休日】 京太郎「あんな広い風呂に入ったおかげからか身体が楽だ!」 京太郎「早起きも楽々だし、絶好調だ」 京太郎「こんな朝は何をしよっかなー」 朝 京太郎「ちはーっす!」 由子「京ちゃん、こんにちはなのよー」 おっさま「今日も頑張ってなー」 京太郎「今日はエイスリンさんいないんですか?」 おっさま「奥におるけど、少し元気が無いように見えたな」 京太郎「そうですか、わかりました」 由子「あっちの卓にホットコーヒーよろしくなのよー」 エイスリン「ワカッタ」 京太郎「エイスリンさんそれアイスティーですよ!」 エイスリン「ア……」 京太郎「ホットコーヒーはこっちです、しっかりしてくださいね」 エイスリン「ウン……」シュン 京太郎(なんかいつもと違うような気がするな……) カランコロン 京太郎「あっ、いらっしゃいませ!」 京太郎「――――って、照かよ」 照「京、にエイスリン?」 京太郎「ああ、俺たちここで働いてるんだよ」 照「ふーん……じゃあ次、私と打って」 京太郎「おう!受けて立つぜ!」 結果 京太郎 51+200+35+30=316 照 1+152+90=243 由子 73+120+15=208 エイスリン 57+105+15=177 京太郎「ツモ、4000・8000」 由子「また京ちゃんの一人浮きなのよー」 照(……京ちゃん?) エイスリン「マタ、キョウタローニマケタ」シュン 照(キョウタロー……) 京太郎「ここまで照に勝てるようになるとはなー、あっはっはー!」 由子「最近の京ちゃんはホンマ強いわぁ」 照(京ちゃん……) 照(なんかむかむかする……)ムスー 京太郎「照、どうかしたか?」 照「なんでもない」ムスー 京太郎「?」 由子「お茶いれてきたのよー」 京太郎「ありがとうございます!由子さんのお茶好きなんですよ!」 由子「京ちゃんに喜んでもらえるとこっちもうれしいのよー」 キャッキャ 照「むぅ……」プクー カランコロン 京太郎「いらっしゃいませー」 洋榎「ほぇー、こんなとこで働いとったんかー」 雅枝「京太郎、リベンジや!はよ卓に着きぃ!」 京太郎「ええっ、何すかいきなり!」 洋榎「京太郎に勝てばウチが日本一なんや!はよ卓に着きぃ!」 京太郎(なんだこの親子……面倒くせぇ) カランコロン 由子「いらっしゃいませー」 小蒔「わぁ、ここが雀荘ですかぁ」 初美「滅多に来れませんからねー」 初美「むむっ!あそこに須賀京太郎がいるのですよー」 京太郎(さらに面倒くさい雰囲気……!) 京太郎「あ、あははー、どうもー」 小蒔「須賀さん、お久しぶりですっ!」ペコッ タユン 京太郎(前言撤回、ここはさながら天国だ) 洋榎「あ!アンタ永水の先鋒やないか!」 小蒔「愛宕さん、でしたっけ?もお久しぶりですっ!」ペコッ タユン 洋榎「」イラッ 洋榎「なぁ、オカン、ウチ神代と打ってもええか?」 小蒔「えっ、どうしてですか!?」 洋榎「けったいな胸しよってからに……」ギリッ 京太郎「今回も勝ちますよ!」 小蒔「私が勝ちます!」グッ タユン 洋榎「神代……飛ばしたるわ」イライラ 初美「姫松の主将も子どもっぽいですねー」 洋榎「見た目小学生に言われたないわ!」 結果 京太郎 24+200+35+30=289 小蒔 52+(100+160)÷2+30=212 洋榎 88+133+15+15=251 初美 12+116+30-30=128 初美「なんで蚊帳の外だったはずの私が一人沈みなんですかー……」 洋榎「やっぱり女は胸やないっちゅうことやな!」ペターン 小蒔「はっちゃん、元気出してください!」タユン 初美「うわーん!姫様ー!」 小蒔「いいこいいこー」ナデナデ 洋榎「やっぱり洋榎ちゃ「なんか」」 京太郎「こうして見てると親子みたいですね」 小蒔「そうですか?」 洋榎「あ、あのー」 京太郎「薄墨さんが子どもで神代さんがお母さん、みたいな?」 小蒔「それなら須賀さんはお父さんですね!一緒にはっちゃんをなでなでしましょう!」 京太郎「どういう理屈!?」 洋榎「…………」ブ゙ワッ 京太郎「いいこいいこー」ナデナデ 小蒔「いいこいいこー」ナデナデ 初美「私はそこまで子どもじゃないのですよー」ニヘニヘ 洋榎(あかん……入りにくい雰囲気が作られとる……) 京太郎「言動と行動が一致していないような……あ、洋榎さんもなでなでしますか?」 洋榎「ええんか!?」パァァ 京太郎「洋榎さんは姉ポジションということで」 洋榎「ほなウチも!」ガバッ 初美「もうこれ以上撫でないでほしいのですよー」 洋榎「…………」ガーン 洋榎「…………」シュン 雅枝「京太郎、国麻から勢いづいとるな」 由子「ここ最近負けなしなのよー」 雅枝「男子やっちゃうんに大したやつやなぁ」 エイスリン「…………」 夕 京太郎「今日はなんかいっぱいもらえたな」 京太郎「奮発して買い物しよっと」 京太郎「何を買おうかなーっと」 京太郎「麻雀教本、小説、参考書……あれ、あの人は……」 お品書き 1.牌のお姉さんの麻雀教本 中級編…2000円 2.牌のお姉さんの麻雀教本 上級編…2800円 3.小鍛治健夜の目指せ!グランドマスター!…2800円 4.戒能良子のものまね王!…2800円 5.迫り来る怒涛の修羅場…2000円 6.女性を落とす40の方法…1000円 7.ライトノベル…600円 8.小説…600円 9.参考書…900円 憩「文系科目はええとして、理系科目……」 京太郎「」コソコソ 憩「数学はやっぱり赤チャートがええかな……」ブツブツ 京太郎「わっ!」 憩「ひゃぁっ!」 京太郎「びっくりしました?」 憩「なんや京太郎くんかぁ、心臓が止まるか思ったわ」 京太郎「何探してるんですか?」 憩「参考書を探しとったんやけど、京太郎くんは?」 京太郎「俺は麻雀の教本とラノベを」 憩「京太郎くんも勉強せなあかんで」 京太郎「それはわかってんですけど、どうも集中できないというか……」 憩「ふふっ、京太郎くんらしいなぁ」 京太郎「憩さんはどうしてそこまで勉強をするんですか?」 憩「お医者さんになれー、って言われとるからなぁ」 京太郎「ああ、お父さんでしたっけ」 憩「……うん」 京太郎「嫌なら嫌、って言った方がいいと思いますよ」 憩「それもそうなんやろうけど……」 憩「……あ、もうこんな時間かぁ。ごめんな、もう行かな」 京太郎「そうですか、じゃあまた!」 憩「はーい、またなー!」 京太郎「憩さん、あんなんでいいのかよ……」 京太郎「あーもう!暇だ!」 夜 京太郎「そうだ、今日は照と菓子パーティーか」 京太郎「メールで呼べばいいだろ」 京太郎「さて、何を食べよう」 ガチャ バタム 京太郎(出てくるの早いな) トタトタ ズルッ 京太郎(なんでこの短距離で転ぶんだよ!) コンコン 京太郎「おう、入れ入れ」 照「……うぇぅ、ぐすっ」ボロボロッ 京太郎「あーあ、膝擦り剥けてるじゃんか、早く入れ」 照「うん」 京太郎「ったく、どういう転び方したんだよ」 照「こう、ズルッと」 京太郎「わからんわ」 京太郎「絆創膏付けて終わりっと」 照「お菓子、どこ?」 京太郎「お前それしか頭にねえのな」 照「そのために来たから」 京太郎「……どうせ俺はどうでもいいんだよな……」ウジウジ 照「あ……そ、そんなことはないよ」アセアセ 照「京も、大好きだよ……?」 京太郎「どうして疑問形なんだよ、まあいいや早く食おうぜ」 照「お菓子は?」 京太郎「ああ、これだよ」 照「こっ、これは……!」 照「東京駅の名店のスイーツセット!」 京太郎「他にもあるけど今日はこれだ」 照「美味しそう……」ジュルリ 京太郎「涎垂れてるぞ」 照「あうっ」フキフキ 京太郎「チーズケーキとプリンケーキ、どっち食べたい?」 照「どっちも」 京太郎「どっちか」 照「…………」ウーン 照「…………」ウーーン 照「…………」ウーーーン 京太郎「おーい、照ー」 照「…………Zzz」 京太郎「寝るな」ペシッ 照「うむっ!」 京太郎「じゃあ半分こでいいか?プリンケーキとチーズケーキそれぞれ」 照「全部食べたい」 京太郎「お前なぁ……」 照「……しょうがない、従う」 京太郎「じゃあ照が先にプリンで、俺がチーズな」ヒョイ 照「うん」 京太郎「いただきます」 照「いただきます」 京太郎「ん……」パクッ 照「……」パクッ 京太郎「うまい!」テーレッテレー 京太郎「そっちはどうだ?」 照「」ニコニコ 京太郎「美味いんだな」 照「京、はい」スッ 京太郎「いいのか?」 照「こうすれば簡単に半分こできるから、あーん」 京太郎「あーん」パクッ 京太郎「お!こっちも美味いな!じゃあ今度は……」スクッ 京太郎「ほい、あーん」 照「……」パクッ 照「……」ニコニコ 京太郎「美味いか?」 照「うん」 京太郎「ふー、食った食ったー」 照「おいしかった」 京太郎「また暇があったら食べるか?」 照「また半分こしたい」 京太郎「だな」 照「スプーンと容器持って帰ってもいい?」 京太郎「綺麗だもんな、二つともいいぞ」 照「ありがとう、じゃあもう帰る」 京太郎「おう、じゃあな」 照「……ふふ」 ガチャ バタム 京太郎「何か今背筋がゾクッとしたような……」 京太郎「風呂入ろ」 シャァー 京太郎「ケーキ美味かったなー、食べさせ合いは予想外だったけど……!?」 京太郎「待てよ……俺がやっていたのは……」 【照の部屋】 照「」クンクン 照(京の匂い……)クンクン 照(これは残った食べかすがあるから……)ペロッ 照「……おいしい」 夜 京太郎「もうすることもないし寝よ……」 「いよいよ夢の対決!」 「男子トッププロVS女子トッププロ!」 「男子代表は須賀京太郎!」 「彼を卓で待つのは女子のツートップ!野依理沙!戒能良子だぁぁー!」 ワァァァ- 理沙「負けない!」プンスカ 良子「たとえ京太郎が相手でも、ベストを尽くすよ」 京太郎「上等です。下剋上、見せてやりますよ!」 ワァァァー! 「男女対抗戦!開始ィィィィッ!」 【11月第4週 休日】終 【12月第1週 平日】 京太郎「充実した夢を見た気がした」 京太郎「身近に感じてたけど、良子さんも凄い人なんだよな」 京太郎「俺もいつかあの人たちに並び立てるのかな……」 朝 京太郎「うぅ寒ぃ……」 京太郎「マフラー編まないとな……」ガクガク 郁乃「京太郎く~ん!」タッタッ 京太郎「おはようございます、郁乃さん」 郁乃「おっはよ~」 京太郎「?痩せましたか?」 郁乃「そないにスリムに見える~?」 京太郎「ええ、まあ」 郁乃「えへへ~なんか照れるな~」 京太郎(そういえば、土日は郁乃さん見かけなかったな……) 京太郎「そうだ、来年のスマブラの新作ってどう思います?」 郁乃「むらびとさんはおもろかったな~、それになかなか強いやんあれ」 京太郎「チャージショットを拾うとか正気の沙汰じゃないですよね」 郁乃「まあうちのガノンちゃんにはつう」 郁乃「WiiFitトレーナーさんも、人選おかしいやろ」 京太郎「今回はネタに走りすぎてる気がしますね」 郁乃「切り札もマリオに似とるしな~」 京太郎「ロックマンはかっこよかったですよね」 郁乃「あの子ははよ使うてみたいな~エグゼくんもおってプログラムアドバンスとかも使えればさらに面白そうやけど」 京太郎「他キャラとソウルユニゾンとかも……ってカービィで十分か」 郁乃「クッパソウルとか見てみたいな~」 京太郎「来年買ったら皆でやりましょうか、果たして誰が一番強いのか!」 郁乃「…………来年、か」 京太郎「どうかしました?」 郁乃「いや~来年でスマブラ歴15年の私を舐めてもろたら困るな~」 京太郎「俺だって伊達にスマブラ歴12年を名乗ってませんからね、負けませんよ」 郁乃「そういえばポケモンって――――」 昼 エイスリン「……」カキカキ 京太郎「誰かいますかー」 エイスリン「」ビクッ 京太郎「エイスリンさん?珍しいですね、部室にいるなんて」 エイスリン「キョウタロー、オベントウ?」 京太郎「一緒に食べますか?」 エイスリン「ウン!」 京太郎「今日は部室の絵を描いてるんですか?」 エイスリン「オモイデヅクリ」 京太郎「あと3か月ですもんね」 エイスリン「…………」ウツムキ 京太郎「エイスリンさんは、どうするんですか?」 エイスリン「……カエル」 京太郎「ニュージーランドの大学ですか」 エイスリン「」コクッ 京太郎「でも確かニュージーランドには麻雀はまだマイナー競技なんですよね」 エイスリン「ダカラ、マージャンヤメル」ウルウル 京太郎「えっ?」 エイスリン「キョウタローモ……アエナイ」ポロポロ 京太郎「…………そうですか」 京太郎(エイスリンさん……予想はできたことだけど) 京太郎(ああして泣いてるのを見るのは、堪えるなぁ) 京太郎「俺と照が見学か」 照「菫とは違ってお菓子食べ放題」 京太郎「あんまり食うと太るぞ」 照「……」ムニッ 照「…………」ガーン 照「暇つぶし」ピッ 京太郎「だからってなんでテレビつけんだよ……」 テレビ「六月に統一牌騒動で世間を騒がせた加藤良三氏は――――」 京太郎「あ、この人こんなことになってんのか」 照「誰?」 京太郎「六月くらいにプロリーグであっただろ、統一牌問題」 照「統一牌?」 京太郎「従来の統一牌は削りにくいように作られてたんだけどこの人が作ったのは削りやすく作られてたんだよ」 照「削る?」 京太郎「まあ細かいことは置いておいて、そんでそんときのこの人の言葉が「私は知らなかった」とかで無責任だーって言われてたんだよ」 照「……?」 京太郎「お前には難しい話だったな、ごめん」 照「莫迦にしないで、私にもわかる」 京太郎「疑問符散々出してたやつが何言ってやがる……」 霞「京太郎くん、ちょっとこっちに来てくれるかしら、照ちゃんは卓に入ってて」 照「わかった」 京太郎「頑張れよ」 照「言われるまでもない」 京太郎「ははっ、そうかよ」 京太郎「で、何の話ですか?」 霞「連盟から連絡があってね、これ」 京太郎「えーっと、プロ・アマ交流戦監督に就任……?」 霞「今年の交流戦は学年対抗らしいのよ」 霞「各学年二チーム、プロは一チームと高麻連公認の選手、つまり私たち教員+プロの一チーム」 霞「合計八チームで行われるんですって」 京太郎「それで俺には二つ目の一年生チームの監督をしろ、と」 霞「そゆこと、あなたは兼任監督だけどね」 京太郎「じゃあ俺も打てるってことですか?」 霞「まあそうね、一年生の候補シートはその二枚目にあるから頑張って考えてね」 京太郎「はい!……てか決定事項なのかよ」 霞「それじゃあみんなのところへ戻りましょうか」 プロ・アマ交流戦、一年生チームBの兼任監督に選ばれました! 夕 京太郎「対戦方式はいつもとは違って四人制」 京太郎「先鋒、次鋒、副将、大将の四人と学生は二人の補欠」 京太郎「俺がどっかに入るとしてあと五人か……」 京太郎「部屋に戻って考えるか、誰かと帰りながら相談でもしようかな」 照「京、これで帰るの?」 京太郎「待ってたのか?」 照「べっ、別に京のことを待とうと思ってここに立ってたわけじゃないんだからね」マガオ 京太郎「その台詞をお前から、しかもそんな無表情で言われてもな……」 照「せっかく本読んで勉強したのに」 京太郎「その本はアテにならないから捨てておけ」 照「そうする」 照「京が好きな台詞とかは無いの?」 京太郎「好きな台詞?」 照「私に言われてみたいこと」 京太郎「そう言われてもなぁ……」 京太郎「俺が言われてみたいのはだなー」ゴニョゴニョ 照「……そう」 照「じゃあ、言うね……」 京太郎「……」ゴクリ 照「今日産婦人科行って来たんだ」 照「…………」 照「先生に言われたんだ……おめでただって」サスサス 京太郎(いいなぁこの一線越えた感じ)グッ 照「ごめんね、京まだ結婚できないのに」 京太郎「ん?」 照「私のせいで京に迷惑がかかる」 京太郎「おい、もう終わってるんじゃないのか」 照「ごめんね、ごめんね、子どもなんか作っちゃって」 照「もう京の目の前には現れないから、じゃあね」 京太郎「なんで鬱になってんだよぉ!?」 照「こっちの方が京が好きかと思って、あと本に載ってた」 京太郎「もうその本燃やせ」 照「でも、どうやったら子どもは腹にできるの?」 京太郎「…………」 京太郎「お前は純粋なままでいてくれ」 照「?」 京太郎「俺が言われてみたいのはだなー」ゴニョゴニョ 照「……そう」 照「じゃあ、言うね……」 京太郎「……」ゴクリ 照「今日産婦人科行って来たんだ」 照「…………」 照「先生に言われたんだ……おめでただって」サスサス 京太郎(いいなぁこの一線越えた感じ)グッ 照「ごめんね、京まだ結婚できないのに」 京太郎「ん?」 照「私のせいで京に迷惑がかかる」 京太郎「おい、もう終わってるんじゃないのか」 照「ごめんね、ごめんね、子どもなんか作っちゃって」 照「もう京の目の前には現れないから、じゃあね」 京太郎「なんで鬱になってんだよぉ!?」 照「こっちの方が京が好きかと思って、あと本に載ってた」 京太郎「もうその本燃やせ」 照「でも、どうやったら子どもは腹にできるの?」 京太郎「…………」 京太郎「お前は純粋なままでいてくれ」 照「?」 京太郎「俺が監督……ってことは女の子たちとウハウハできるのか……」 京太郎「ここは最近の女子高生の話を聞いておこう」 京太郎「できれば同学年で……片岡は論外、泉は身体の感覚おかしいし、もこもアテにならなさそうだし」 京太郎「淡も……あいつは寝てそうだな」 京太郎「咲に送ってみるか」 京太郎『元気かー』ピッ ヴーッ ヴーッ 咲『何なのいきなり』 京太郎『咲に聞きたいことがあったんだ』ピッ ヴーッ ヴーッ 咲『今小説のちょうどいいところなんだけど』 京太郎「懐かしい流れだな、ここは……」 京太郎『咲にしか頼めないことなんだ!お願いします咲様!』ピッ ヴーッ ヴーッ 咲『しょうがないなぁ、天使な咲ちゃんにお任せあれ!』 京太郎『どこが天使だよちんちくりんのくせに』ピッ ヴーッ ヴーッ 咲『へぇーそんなこと言っていいんだ?』 京太郎『ごめんなさい許してください俺の話を聞いてください』ピッ ヴーッ ヴーッ 咲『いいよ、何?』 京太郎『全国大会で可愛かった一年生おせーて』ピッ ヴーッ ヴーッ 咲『ねえ京ちゃん怒っていいかな?怒っていいよね?怒るしかないよね?怒らずにはいられないよね?』 京太郎『もちろん咲は可愛いと思うぞ、ちんちくりんだけど 咲を除いた子だと誰が可愛いかなって思ってさ』ピッ ヴーッ ヴーッ 咲『一言余計だよね でもそういうことならまずは』 京太郎「よし、咲の話を聞いて作ってみたぞ!」 岩手 南浦数絵 ポニーテールなクール系可愛い 東京 大星淡 天真爛漫だけど心が折れそうになった時の表情が可愛い ?慧宇 留学生で、日本語も上手、お団子が可愛い、胸もある(画像検索参照) 長野 片岡優希 タコス モモ 胸がある、可愛い 愛知 対木もこ 小柄で可愛い、どこか放っておけない感じ 大阪 二条泉 夏服はヘソ出しノースリーブの大胆ファッション、おびえたときの声が可愛い 奈良 高鴨穏乃 血気盛んなポニーテールっこ、案外小柄で可愛い 新子憧 モダンな雰囲気の女子高生、男が苦手らしい 兵庫 森垣友香 帰国生、胸もある、元気で可愛い 安福莉子 花のカチューシャ、高鴨に振り込んだときの顔が可愛い 鹿児島 滝見春 黒糖をいつも食べてる、ポニーテール?で胸もある、大人しいけどごくごく稀に見せる笑顔が可愛い 京太郎「ふぅ、こんなもんか」 咲『こんなところかな』 京太郎『参考になった!ありがとな、咲がいてくれてよかったよ』ピッ ヴーッ ヴーッ 咲『いつもよくそんなことが言えるね、それじゃあおやすみ』 京太郎『おやすみー』ピッ 京太郎「大会はクリスマスイブ、そのちょっと前に合宿を開くこともできるそうだ」 京太郎「日程とかも俺が考えなきゃいけないのか……面倒くさそうだな」 【12月第1週 平日】終 京太郎「候補リストは……これか」 京太郎「手順はメンバー六人、俺がいるから五人を選出」 京太郎「後に合宿、もしくは全員練習を行いオーダーを決定、連盟へ提出か」 京太郎「メンバーを先に決めなきゃならねえのが難点だな」 京太郎「候補リストは……これか」 岩手 宮守 南浦数絵 雀力124 東京 白糸台 大星淡 雀力124 臨海女子 ハオ慧宇 雀力136 埼玉 越谷 水村史織 雀力108 神奈川 妙香寺 三尋木咏 雀力132 長野 清澄 宮永咲 雀力156 清澄 片岡優希 雀力116 清澄 東横桃子 雀力128 愛知 覚山王 対木もこ 雀力112 奈良 阿知賀女子 高鴨穏乃 雀力124 阿知賀女子 新子憧 雀力132 大阪 千里山女子 二条泉 雀力120 兵庫 劔谷 森垣友香 雀力128 劔谷 安福莉子 雀力116 鹿児島 永水女子 滝見春 雀力124 京太郎「この中から選ぶのか……」 京太郎「詳細情報は次のページから、か」 京太郎「誰のを見てみよう」 京太郎「南浦さんは南場からの勢いが圧倒的、対照的に片岡は東場の勢いが強い」 京太郎「淡は他家の手を遅めてからの早和了り、ハオさんは随分と変な和了りをするみたいだ……なぜだ?」 京太郎「水村さんと安福さんと森垣さんはデータが少ないから何とも言えないが、森垣さんは帰国子女で高火力選手か」 京太郎「滝見さんは守備が堅いみたいだ」 京太郎「泉と憧は安定して上手いらしいな」 京太郎「……さて、誰を選ぼう」 京太郎「本気で勝ちに行くなら咲と淡は呼んでおこう」 京太郎「他の三人は……」 京太郎「咲、淡……」 京太郎「高鴨、と滝見さんが安牌か?」 京太郎「これで俺も含めて五人、っと」 京太郎「あと一人……どうしよう」 残留候補リスト 岩手 宮守 南浦数絵 雀力124 東京 臨海女子 ハオ慧宇 雀力136 埼玉 越谷 水村史織 雀力108 神奈川 妙香寺 三尋木咏 雀力132 長野 清澄 片岡優希 雀力116 清澄 東横桃子 雀力128 愛知 覚山王 対木もこ 雀力112 奈良 阿知賀女子 新子憧 雀力132 大阪 千里山女子 二条泉 雀力120 兵庫 劔谷 森垣友香 雀力128 劔谷 安福莉子 雀力116 京太郎「咏がこのリストにいるってことは麻雀はまだ続けてるってことなんだよな」 京太郎「…………」 京太郎「また、あいつと一緒に戦いたいな」 京太郎「……決めた!」 京太郎「咲、淡、高鴨、滝見さん、咏」 京太郎「これでいいよな、うん」 京太郎「でも咲の情報と照らし合わせると……」 咲→まな板 淡→大人しい 高鴨→平地 咏→せんべい 滝見さん→大きい 京太郎「…………」 京太郎「巨乳ハーレムかぁ、やってみたかったなぁ」 京太郎「まあいいや、次は合宿の日程だな」 京太郎「大会は三週間後で今週は無理らしいから来週か再来週のどっちかだよな」 京太郎「再来週から冬休みだからそこ使うか、他のところも大体そうだろうし」 京太郎「あれ?そういえば来週って……」 日程 12月第2週 期末試験 12月第2週休日 冬休み開始 12月第4週(冬休み11日目) プロ・アマ交流戦 京太郎「期末試験忘れてたぁぁぁぁあああ!!!!」 京太郎「合宿プランは三泊四日にして、旅館は温泉があるところにしとくか」 京太郎「次はいつから始めるかだけど……」 京太郎「真ん中辺りにやるか、その方が前も後ろも休めて楽だし」 京太郎「これを連盟に送れば第一段階は終わりだな」 京太郎「……明日から試験勉強しないと……」 【12月第1週 平日】終
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6451.html
41日目・朝- 京太郎「……今日も学校だな、試験勉強もしとかないとな」 テクテクテク 京太郎「今日はどうするか」 純「よっ、京太郎!」 京太郎「よっ、純ちゃん」 純「だからオレにちゃん付けするなって言ってんだろ!」カァッ 京太郎「お前っていつもズボンだよな」 純「まぁな、制服とかかったるいもん」 京太郎「毎日制服着て行ってる俺に対するあてつけか」 純「私服でくりゃ良いんじゃね?」 京太郎「制服が楽だ」 純「ん、そっか?」 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「さて、昼だなぁ」 歩「たまには一緒に食べない?」 京太郎「まぁ良いけど……なんだ友達いないのか?」ニヤッ 歩「違います、まぁ気が向いたから誘ってみただけなんだけど」 京太郎「誰とも約束してないし丁度良いな、一緒に食おうぜ」ガタッ 歩「それにしても男友達、居ないの?」 京太郎「いないわけじゃないけど」 歩「……けど?」 京太郎「まぁ、お前(たち)と一緒に居る時の方が楽しいし」 歩「」カァァッ 放課後- 京太郎「たまには偵察でも、みんなと特訓もありか……」 京太郎「ホリーライトニング!」ソード 歩「ウイングス?」 京太郎「さて、どこに行くか」ブックス! 京太郎「久しぶりに偵察に行くか、清澄以外二つとも女子高だけど……大丈夫だよ、な?」 京太郎「そうと決まれば、咲に電話だ!」 プル 咲『もしもし京ちゃん?』 京太郎「おう、そっち行って良いか~?」 咲『うん、じゃあ……』 咲『じゃあ前の雀荘で待ち合わせしようよ、みんな集まるから』 京太郎「おう、みんな集まるならそれでOKだ」 咲『和ちゃんの胸ばっか見てちゃだめだよ?』 京太郎「……おう」 京太郎(無理に決まってるだろ) 咲『じゃあまた後で!』 京太郎「おう」 Roof-Top- まこ「こっちじゃけぇ」 京太郎「ん、来たか」 咲「待たせちゃったね」ニコッ 京太郎「おう、気にするな」 久「こないだぶりね」 和「お久しぶりです」 優希「久しぶりだじぇ!」ビシッ 京太郎「あれ、団体戦に出るならあと一人……」 まこ「わしじゃ」 京太郎「あぁ、なるほど……」ナットク 久「さて、誰がやりましょうか?」 まこ「じゃあわしが行こうかの、いつも見てるばっかじゃったし」 久「ふぅん、まぁ全員敵なんだけどね」 咲「私も京ちゃんと打ちたいな」ニコッ 京太郎「お、お手柔らかに」 京太郎「さて、いきますよ!」ゴッ まこ(結構見てきたが、魔物レベルじゃしな) 久(今回はどんな手を打ってくるか) 咲(京ちゃん、楽しませてね!)ニコッ 京太郎(さて、どう動くか) まこ(見せてもらおうかの)スッ P能力『グリモの魔道書』発動 次の和了判定にて自分が160以下の場合点数を+10する 久(ふぅん、最初から外すなんて全力ねまこは) 咲(うん、まだ京ちゃんの成長を見るだけにしよう) P能力『魔王の愛』発動 自分の次の和了判定結果が最上位の時、和了判定の順位を2段階下げる 京太郎(また右手が?)グググッ まこ(ん、無難じゃの) 久(さて、今日こそやらせてもらうわよ?) 咲(京ちゃん、強くなった?) 京太郎「行くぜ、俺のターン!」ドン☆ 咲(どうしたの?) まこ(なんじゃっ!?) 久(これはっ!?) 優希(和ちゃん、こんな大事な時に席を外してるんだじぇ!) 京太郎「ドロー!」カッ 能力『無限煉獄龍』発動 京太郎「いくぜ!」ピキーン まこ(どういうことじゃこいつは!)ポンター! 京太郎「死者と生者……」 久(魔物、なるほどね) 京太郎「ゼロにて交わりしとき……」 咲(京ちゃん、手加減の必要なかったかな、これは……) 京太郎「永劫の檻より魔の竜は放たれる!」ダッ 優希(なんだじぇっ) 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」グァンッ 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 判定成功:ヒット 自分以外の者の点決めコンマ下二桁を30下げる 京太郎「さらに!」 判定大成功:クリティカルヒット 上記の効果を含め、内一人の点数をさらに半分にしライフポイントに3000ダメージ 京太郎「いくぞ咲!」バッ 咲「わ、私!?」ビクッ 京太郎「インフィニティ・デス・ブレス!」 ゴッ 咲(ッ……こ、こわっ) ボゥンッ まこ(見たことあったが、さすがにの) 久(おさまった?) 咲(熱かった……?) 京太郎「ツモ、4000・8000だ……まだまだ満足できねぇぜ」 京太郎(ふぅ、なんか長く感じるな)ギュルルルッ 咲(ん……あぁ、京ちゃん) 久(風?) まこ(んな馬鹿な) 優希「あ、のどちゃん」 和「すみません、少し頭が痛くて……ずいぶん進んでしましましたね」 京太郎(右手、凄いな)ギュルルルルルッ まこ(様子見なんてしてらんなかったの)スッ P能力『グリモの魔導書』発動 次の和了判定にて自分が160以下の場合点数を+10する 久(まったく、困ったことになったわね!) 咲(ちょっと、本気で行くよ) 京太郎(また右手が?)グググッ まこ(ん~む) 久(今回はどうしようかしら) 咲(よし、私だってやれるんだから) 京太郎(なるほどなっ……ならッ!)ギュルルルルッ! 能力『連続和了』発動:南場(後半)で和了判定が最上位の時のみ使用可能 久(やれると思わないでしょっ!)タンッ 能力『アウトロー・タウン』をチェーン発動 京太郎(もう一度もらいますよ、竹井さん!)ギンッ 久(この感じっ) まこ(結構な回数見てきたからの、わかるぞ) 咲(へぇ、部長にもやるんだ) 京太郎(喰らう!) 能力『魔物喰い』を発動、さらにステータス食欲が暴食のためゾロ目でクリティカル 京太郎()ニッ 久(来るっ!?) 咲(じゃあ私は……) 能力『魔王の邪眼』をチェーン発動 京太郎(悪いな、お前は塞がせてもらう!) 咲(なにかしに来る?) まこ(ならこれじゃな) 能力『ヒュグロの魔導書』をチェーン発動 効果処理開始 まこ(さて、行くぞ!)ゴッ 能力『ヒュグロの魔導書』 成功:次の点を+50する 咲(ッ……へぇ、塞がれたってわけだ) 京太郎(ハッ、悪いな)グッ 心鎮壷のレプリカ(喰) 成功判定無し 相手のオカルト能力を無効にする 京太郎(これでゆっくり喰え……あれ?) 久(よし、やらせてもらうわよ!) 能力『アウトロー・タウン』 次の和了安価を+30 以降の点数安価を+20 効果処理終了 京太郎(これなら!) 咲(ん、負けかな?) 久(よし!) まこ(さて、どうなるかの) 京太郎「行くぞッ!」ギュルルルッ 咲(ん?) 久(この風っ) まこ(なんじゃこれはっ!?) 京太郎「ハァァッ!」ガッ 和(左手で雀卓を掴んだ?) 京太郎「ツモ、12000・6000だッ!」ダァンッ 能力『連続和了』 成功:点数を+70する トップ 京太郎 72+168=240 二着 まこ 17+50=67 三着 咲 10+43=53 ラス 久 00+20=20 京太郎「ふぅ……」 まこ「わりゃ、どうなっとんじゃ?」 久「はぁ、疲れたわ」 優希「部長がラスなんて珍しいじぇ!」 久「なにかされたからね」 咲「京ちゃん、強くなったね」ニコッ 京太郎「そうか……?」 咲「そうだよ」 和(手加減してたのに、ですか)ムッ 京太郎「さて、ありがとうございました」 久「こちらこそ、良い経験になったわ」 まこ「うむ、これでもっと強くする必要があることがわかったな?」 和「はい、練習あるのみですね」 京太郎(さて、帰るか) 和「えっと、須賀君」 京太郎「あ、原村さんか」 和「須賀君の打ち方って、独特ですよね。突然打ち方が変わったり、かと思ったら安定した打筋をみせたり」 京太郎「あぁ、あれは異能を使って」 和「真面目に答えてください」 京太郎「……だ、だから」 和「そんなオカルトありえません」 京太郎「あ、うんごめん……まぁ感、かな?」 和「なんて危険なことするんですか」ハァッ 京太郎「お、おう……」 和「もうちょっと真面目に打つべきです」 京太郎「うん、そうする」 和「なら良いんです」ニコッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「よし、明日は水曜日だな!」 京太郎「よし、ネトマをしよう!」 一人目 のどっち 二人目 かまぼこ 三人目 シロ 京太郎「お、のどっちとシロと……かまぼこ?」 かまぼこ:ワハハーよろしく頼むぞ のどっち:よろしくお願いします シロ:よろしく キョータロ:お願いします! 京太郎「さて、振り切るぜ!」ゴッ 1位 京太郎 2位 シロ 3位 かまぼこ 4位 のどっち 京太郎「あれ、かまぼこさんからだ」 かまぼこ:ワハハ、すごかったぞ、あののどっちを圧倒してたしな キョータロ:まぁ、結構やってましたし かまぼこ:のどっちとか?そりゃ大したもんだなー キョータロ:まぁつい最近負けたばっかですし かまぼこ:そうなのか?案外凄いやつもいるもんだな、ワハハ キョータロ:良ければまた付き合ってください かまぼこ:任せとけー 京太郎「ん、ログアウトした」 京太郎「お、シロからだ」 シロ:エイスリンが会いたいって言ってた、なんかした? キョータロ:なんもしてないぞ シロ:まぁ京太郎だしね キョータロ:どういう意味だよ? シロ:わかんないなら良いから、また来てね キョータロ:了解だ 京太郎「ん、ログアウトしたのか」ン? カピー「カピッ」ネヨッ! 京太郎「そうだな」パチン 41日目終了- 42日目・朝- 京太郎「……もうすぐ試験と思うとゾクゾクするな」 テクテクテク 京太郎「清澄を偵察したけど、今日はどうするか……」 京太郎「おう、歩じゃん」 歩「あ、京太郎……まぁあんたといると楽っちゃ楽だよね」 京太郎「なんで?」 歩「ほら、一応私ってメイドで年下だから基本敬語でしょ?でも京太郎相手だとそんなことないから……」 京太郎「別に透華たちならそんなこと構わないと思うけどなぁ」 歩「そういう問題じゃないんだけど」ハァッ 京太郎「まぁ良いか、とりあえず行こうぜ」 歩「了解」 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「さて、昼かぁ」 歩「あ、それちょうだい」ヒョイッ 京太郎「おい、勝手にとるなよ」 歩「じゃあこれあげるから」アーン 京太郎「んむ……案外いけるな」 歩「これでもメイドだからね」エッヘン 男子A(教室でイチャイチャと……) 女子A(おのれディケイド……) 歩「今度料理教えてよ、ちょっと作り方気になる」 京太郎「そうだな、楽しみだ」ウンウン 放課後- 京太郎「さて、偵察か部室か……いや、たまには(?)遊んでも良いよなぁ~」 部室- ガチャッ 京太郎「うぃ~」 透華「京太郎!個人戦に向けて私たちは月末合宿に行きますわ!」 京太郎「俺待ってる」 透華「ちょ!お待ちなさい!」 京太郎「三連休は旅行の予定があってな」 透華「なっ!」 アンテナ「」シュン 京太郎「すまんな」ナデナデ 透華「べ、別に……」カァァッ 透華「ねぇ京太郎、本当に来ませんの?」 京太郎「あぁ、すまない……俺にはいかなきゃならない場所がある……気がしてな」フッ 透華(やだっ、京太郎かっこよすぎでしてよっ)ポォッ 京太郎(次の休日には岩手、その次の三連休はどうするか……) 透華「えっと、じゃあ強くなって帰ってくる私たちを見て度胆を抜かすがいいですわ!」 京太郎「おう、楽しみにしてるよ」ニッ 透華(あっ、これヤバいやつですわ)キュンキュンッ 放課後2- 京太郎「さて、次は……」 京太郎「智紀、昨日清澄に偵察に行ってきたんだが」 智紀「清澄?」 京太郎「公式戦じゃ全然出てないだろうけどな」 智紀「偵察するほど不味いの?」 京太郎「五人中四人が異能持ちだからな」 智紀「凄いね」 京太郎「そうだな、じゃあ教えるからな」スッ 智紀(ちっ、近いっ)カァァッ 夜- 自宅・自室- 京太郎「前の空腹ってなんだったんだ?」 京太郎「よし、ネトマをするか」 一人目 グラマス 二人目 きょーこ 三人目 とよねー 京太郎「お、小鍛冶さん、だよな?あと末原さんと豊音さんと」 グラマス:よろしくね きょーこ:よろしゅう頼みます とよねー:よろしくねーがんばるよー キョータロ:よろしくお願いします! 京太郎「さて、俺の力を見せる!」ゴッ トップ グラマス 二着 京太郎 三着 きょーこ ラス とよねー とよねー:勝てないよー! グラマス:まぁ運っていうのもあるけどあまり能力ばかりに頼ってもね きょーこ:能力便りの戦い方は、羨ましいなぁ キョータロ:まぁ確かにきょーこさんって能力便りじゃないですもんね グラマス:ん、そうなの? きょーこ:今は若干変わりましたが グラマス:楽しみだね、色々と 京太郎「俺は不安だけどなぁー」 京太郎「あれ、小鍛冶さんから?」 グラマス:さて、きょーこさんはあれだね、京太郎君と同じものを持ってるよね? キョータロ:そんなことまでわかるんですか?同類でもないのに グラマス:まぁそういうことばかりしか才能ないんだけどね キョータロ:いや、十分すげぇですよ グラマス:そうかな? キョータロ:はい、また会いましょう、今度は電話とかメールもしますね グラマス:うん、楽しみにしてるね! 京太郎「まぁ次に行くのは岩手だけど」 京太郎「末原さん?」 きょーこ:最近どうなん?能力の調子 キョータロ:あぁ、少し変わったと言うか……増えたというか きょーこ:増えた? キョータロ:元々増えるんですけど、俺の場合暴食と色欲の二つらしくて きょーこ:二つかぁ、これで納得できたわ色々とな キョータロ:どういうことです? きょーこ:また今度な♪ 京太郎「ログアウトした、なるほど」 プルルルッ 京太郎「ん、電話……あ、胡桃さんだ」 京太郎「もしもし?」 胡桃『あ、京ちゃん?』 京太郎「はい、どうしました?」 胡桃『あのね、少し……お願いがあって……』 京太郎(な、なんだ……しおらしいっ) 胡桃『ま、まぁ今度岩手に来てよ、それか行くから!』 京太郎「なら俺が岩手に行きますよ、行こうと思ってましたし!」 胡桃『そっか、ならその時は連絡してね』 京太郎「了解です!」 胡桃『おやすみ』 京太郎「おやすみなさい」 プツッ 京太郎「さて、寝るか……あれ、カピーがまたいない」 京太郎「まぁ下の階にでもいるのかな?」パチン 42日目終了- 43日目・朝- 京太郎「……そう言えば男子麻雀部の件、気になるなぁ」 テクテクテク 京太郎「お、歩~」 歩「あ、京太郎」 京太郎「どうした?ぼっちで」 歩「ぼっちじゃないっての、ただあんたと登校してるとこ見られて、変に気を遣われただけだもん」 京太郎「ん、気を遣われた?」 歩「別にわかんないなら良いけど」カァッ 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「さて、昼はどうするかな」 透華「あ、あ~ん」 京太郎(ん、なんだこれは?) 一(透華が作った卵焼き) 京太郎(……このぐちゃぐちゃが?スクランブルエッグじゃ?) 一(良いから食べな) 京太郎「ありがとうな、んぐっ……」 透華「ど、どうですの?」 京太郎(味は、良くも悪くも普通か?) 京太郎「お、美味しかったぜ、透華、上手いんだな!」 透華「そ、そうでしょうそうでしょう!この龍門渕透華、そのぐらいできなければ良いお嫁さんにもっ……」カァァッ 京太郎「どうしたんだ?」 衣「京太郎はまだまだ子供だな」フッ 放課後- 京太郎「さて、どうするかな~」 歩「これはサボりの京太郎さん」 京太郎「サボりって?」 歩「あぁ!」 京太郎「偵察、どこに行くか……」 京太郎「そうだ、鶴賀に行こう」ビシッ 京太郎「モモに連絡だな」ポチポチ プルル モモ『もしもし、どうしたんですか京さん!?』 京太郎「あぁ、麻雀でもどうかってな?」 モモ『いいっすよ~!みなさんも良いって言います!』 京太郎「お、おう……それじゃあどこにするか」 モモ『じゃあ私が取り付けるから鶴賀に来てほしいっす!』 京太郎「え、大丈夫なのか?」 モモ『大丈夫です、部長がなんとかしてくれます!』 京太郎「そうか、じゃあ無理はしないようにって言っておいてくれ、一応行くには行くけど」 モモ『了解っす』 京太郎「さて、行くか……それにしても加治木さんには申し訳ないぜ」 鶴賀学園- 京太郎「さて、前に来たから電話してみ……」 モモ「京さ~ん!」ブンブン 京太郎「お、おうモモ」 モモ「待ってたっすよ!」 京太郎「おう、待たせたな」 モモ「さて、行くっすよ」ニコニコ 京太郎「おう」 麻雀部部室- モモ「連れて来たッす!」 京太郎「お邪魔しま~す」 ゆみ「よく来てくれた須賀君」 智美「ワハハ、久しぶりだなー」 佳織「ひ、久しぶり!」 京太郎「お久しぶりです、そう言えば加治木さんありがとうございます」 ゆみ「ん?」 京太郎「お願いしてもらっちゃって……」 佳織「したのは智美ちゃんだよ?」 モモ「部長って言ったっす」 京太郎「え、部長……」 智美「ワハハ、またこの展開か」ズーン 京太郎「あ、え!すみません!」シュバッ 智美「頭を上げてくれ、慣れてる」 京太郎(慣れてるって……) 京太郎「あ、そう言えば……」 モモ「ああ、むっきー先輩ですか?」 睦月「バイトに休みの連絡入れるてたんだよ」 京太郎「あ、どうも!」 睦月「うん、君の打筋は見ておいた方がよさそうだし」 智美「コンビニでバイトしてるからなー」 ゆみ「私たちが行った時に丁度万引きと鉢合わせて」 モモ「その時っすよね、店長が」 オッペケテンムッキー! 佳織「そのあとの追い上げは半端じゃなかったよね!」 睦月「その話はいけない!」 京太郎(凄い人なんだなー) 睦月「ともかく、はじめましょう!」 京太郎「今度は勝たせてもらいますよ、妹尾さん!」 佳織「わ、私ですか!?」 ゆみ「まぁ前回は僅差だったからな」 睦月「そうですね、私は須賀君とははじめてだから少し怖いですけど」 京太郎「ははは、そんなに大したことないですって」 ゆみ「今回は個人戦を意識して東風戦と行こうか」 京太郎「東風戦ですか」 睦月「鶴賀学園は全員出る予定だから」 智美「ワハハ、東風は最初っから飛ばしても問題ないからなー」 京太郎「なるほど、さてやりましょうか!」 京太郎(さて、睦月さんとはやったことないからな……) ゆみ(さて、この面子相手にどう立ち回るか) 睦月(単純に強い相手、私もその高みまで!) 佳織(ちょ、ちょっとわかって……あれ、足りない?)ワタワタ P能力『ビギナーズラック』強制発動 和了判定を+80する 点数を+50する 京太郎(さて、どんな感じで……)タンッ ゆみ(ん、堅実な打筋だな) 睦月(配牌が悪いっ!) 佳織(えっと、これとこれで、これとこれ……) 京太郎「俺のターン!」ドン☆ 睦月(来たっ!) モモ(やっぱ京さん素敵っす!) ゆみ(出たな気持ち悪い龍!) 佳織(またあの気持ち悪いのが来る!?) 京太郎「ドロー!」カッ 能力『無限煉獄龍』発動 京太郎「死者と生者……」スッ 睦月(きたっ!) 京太郎「ゼロにて交わりしとき……」ズズッ ゆみ(くそっ、黒い霧がっ!) 京太郎「永劫の檻より魔の竜は放たれる!」グオンッ 佳織(き、気持ち悪い竜が来る!) 京太郎「こいよ、無限煉獄龍(インフェルニティ・デス・ドラゴン)!」ズォンッ! 京太郎「デス・ファイア・ブラスト!」ゴッ 判定成功:ヒット 自分以外の者の点決めコンマ下二桁を30下げる 睦月(うぁっ!?) ゆみ(相変わらず、凄まじい威力だ!) 佳織(ま、麻雀って怖いっ) 京太郎「……ツモ、8000オール」ダンッ☆ 佳織「ツモですか?」 京太郎「また!?」 佳織「す、すみません!」 京太郎「いえいえ、怒ってるわけじゃ」オドオド ゆみ(やはり佳織は重要だ) 睦月(わ、私と先輩が飛んだ……) トップ 京太郎 80 二着 佳織 57→107→77 三着 ゆみ 21→00 ラス 睦月 04→00 京太郎「か、勝った!」 佳織「あ~負けちゃいました」 智美「須賀君が散々絞ったとはいえ二人を飛ばしておいて何言ってるんだ?ワハハ」 モモ「先輩!元気出してください!」 ゆみ「いや別に落ち込んではいないさ、ここまで行くと清々しい……須賀君なだけに」 京智「」ウワァ ゆみ「なっ!ちょっと場を和まそうと思ったらこれかっ!」 モモ「大丈夫っす、おもしろかったっす!」 ゆみ「必死のフォローはやめてくれ!」 京太郎「それじゃ、そろそろ俺はお暇します」 ゆみ「そうか?」 モモ「じゃあ私が校門まで送って行くッす!」 睦智(大好きだな……) 佳織「そ、それじゃあまた相手してね!」 京太郎「はい、こちらこそお願いします」 モモ「行きましょう!」 京太郎「おう!」…ドクッ 京太郎(ッ!?)フラッ モモ「だ、大丈夫っすか!?」 京太郎「お、おう、大丈夫だ……」 京太郎(胸が、なにかおかしかった?) 夜- 自宅・自室- 京太郎「ん、どうすっかなぁ~」 京太郎「まだ九時前なんだよなー」 京太郎「夜風が涼しいな~」 京太郎「あれ、深堀さん」 純代「須賀君?」 京太郎「はい、憶えててもらったようでなによりです」ニコッ 純代「うん、どうしてこんな時間に?」 京太郎「それは俺の台詞ですよ、女の子なんですから」 純代「……ランニング」 京太郎「俺は散歩です、でも名門校風越の麻雀部でレギュラーですもんね、あんまり時間はありませんか」 純代「特にこの時期はコーチがピリピリしてるから」 京太郎「なるほど、そりゃぁコーチとしてはピリピリしますよね……風越のコーチさん、会ってみたいですわ」 純代「うん、また風越に来てくれると嬉しい」 京太郎「はい、また行きます」 純代「うん、それじゃ私はもうちょっと走るから」 京太郎「はい、ではまた」 純代「うん」ニコッ 京太郎「ん、咲?」 咲「あ、京ちゃん」 京太郎「どうした、こんな時間に?」 咲「コンビニで少し買ってきたの」 京太郎「夜にお菓子は怖いぞ~」 咲「もう、怖がらせないでよぉ!」ムッ 京太郎「ハハハッ、そう言えば土日は俺旅行行くから」 咲「またなの~?」 京太郎「悪いな、県予選では俺の部活仲間が遊んでくれると思うぜ」 咲「ふぅん」 京太郎「家まで送ってくからさ、行こうぜ」 咲「うん!」ニコッ 自宅・自室- 京太郎「ん、メールか?」 京太郎「えっと?」 京太郎「あれ、エイスリンさんからだ」 差出人:エイスリン 本文『今度、岩手に来るって胡桃に聞いた!』 京太郎「ドッキリという手もあったんだがなぁ」 本文『行きますよ、もちろん』 差出人:エイスリン 本文『楽しみ、また麻雀打とうね! おやすみ』 京太郎「おう、嬉しいな」 本文『はい、俺も楽しみにしてます! おやすみなさい』 京太郎「もう一人は淡か」 差出人:淡 本文『ようやく照に勝ったよー!』 京太郎「マジかこいつ」 本文『おめでとうな、どうやって勝った?』 差出人:淡 本文『なんか胸の奥がぶわぁってなってそしたら!』 京太郎「……ちょっと怪しいな」 本文『はやりさん居たか?』 差出人:淡 本文『エスパー!?居たよ!』 京太郎「牌のお姉さんの匂いがプンプンするぜぇー!」 本文『自分をしっかり持てよ』 差出人:淡 本文『なに言ってるの?今度は勝つからね!おやすみ!』 京太郎「おう、おやすみっと」ポチポチ エイスリン・ウィッシュアート宅- エイスリン「キョータロート……マージャン……」ゾクッ エイスリン(体、ちょっとおかしい気がする)カァァッ 合宿所- 淡「よし!」 菫「どうした淡?」 淡「なんでもないよー」 尭深「ほら、最後に一回打ってみよ」 淡「うん!」 菫「せっかくプロを呼んだしな」 はやり「じゃあ、よろしくね☆」 自宅・自室- 京太郎「よし、寝るかな~」 カピー「カピッ!」ダリィナンダ…… 京太郎「お、カピーじゃん」 京太郎「悪いな、俺は寝るぜ!」 カピー「カピ」ソ、ソンナッ 京太郎「おやすみ~」 43日目終了- 44日目・朝- 京太郎「……放課後はすぐに岩手に出発するかな」ウン テクテクテク 京太郎「また会ったな」 歩「京太郎のせいなんだから、付き合ってもらわないとね」 京太郎「歩のためだったらいくらでも付き合うさ」 歩「~~ッ!?」ボンッ 京太郎「ん、どうした?」 歩「な、なんでもないから」スッ 京太郎「おう、どうしたんだ?」 歩(さ、最悪っ)カァァッ 授業- すでに授業で強化することは無いのでスキップ 昼- 京太郎「ん~昼だな」 部室- 京太郎「ん、一のこれいけるな」 一「な、なんでボクのこと誘ったのさ?」 京太郎「気分かな、今日の夕方あたりから長野をまた離れるからな」 一(は、離れるからボクと一緒にお昼って……そ、それってっ……あぁ、でも京太郎出しそんな気がなさそうだしっ!?) 京太郎「まぁ、とりあえずなんとなくって感じだな」 一「……だろうね!」ガッ 京太郎「痛ぇっ!なんで膝蹴った!?」 一「別に」 京太郎「こんの野郎!」グワッ 放課後- 京太郎「よし、さっさと岩手に行こう!」グッ 京太郎「誰かにメール入れとくか?」 京太郎「誰にするかな~」 京太郎「さて」 本文『今から長野出るからさ、帰ってきたらまた麻雀やろうな』 差出人:咲 本文『うん、今度は京ちゃんの家に行かせてね』 京太郎「ん」 本文『おう、歓迎するぜ!』 京太郎「こんなもんか、あとは塞さんだな」 本文『今から岩手行きます~』 差出人:塞 本文『えっ、思ったより早いね!?』 京太郎「だよなぁ」 本文『まぁ泊まる場所探したいんで』 差出人:塞 本文『じゃあ探しておいてあげるね』 京太郎「おっ、ありがたい!」 本文『ありがとうございます!お願いします!』 京太郎「宮守の人にメールして正解だったな」ウン 駅- 京太郎「さて、なんだかんだで暗くなってきたな~」ハァッ 胡桃「京ちゃん!」フリフリ 京太郎「胡桃さん、結構暗いんですけど大丈夫ですか?」 胡桃「こけるかもって?」 京太郎(いや、誘拐とか……この街じゃ無いかな?) 胡桃「ほら、部室でみんな待ってるよ!」 京太郎「まだいるんですか!?」 胡桃「うん、とりあえず麻雀はやんないけどみんなで晩御飯でもって!」 京太郎(……あったか~い) 胡桃「行こ!」ニコッ 宮守高校・麻雀部- ガチャッ 胡桃「京ちゃん連れてきたよ!」 豊音「あ~いらっしゃい!」パァ 塞「ん、メールありがとね」 エイスリン「キョータロ!」ガバッ 京太郎「うわっと!?」 塞(抱き着くとは、大胆……) 京太郎「えっと」 白望「……久しぶり」スッ 京太郎「おう」タッチ 塞「さて、じゃあ全員揃ったし行こうか!」 京太郎「ん、どこへ?」 塞「そりゃ今日の宿、トシさんの家だよ!」ビシッ 熊倉トシ家- 京太郎「純和風な、ていうか結構大きいですね」 トシ「この歳になると大きくて大変だけどねぇ」 塞「まぁちょくちょく私も来てるし」 京太郎(ヘルパーか……) 白望「……今京太郎が」 京太郎「あぁ!そう言えば今日は泊めてくださるそうでありがとうございますトシさん!」 トシ「ん?まぁ、問題が無ければ良いんじゃないかい?」 京太郎「問題って」 豊音「お風呂入ってきたよ~」サッパリ 京太郎「」 胡桃「じゃあ次、私が入ろ、シロも一緒に入ろー」 白望「ダル……」ズルズルズル トシ「まぁ、信用はしてるよ?プロ行きの件もあるんだし問題は起こさないわよね?」ニコッ 京太郎「……サー」 塞「で、誰と入りたいの?」 京太郎「え?」 塞「あはは、例えばだよ」 京太郎(からかわれてる……) 京太郎「トシさんですかね~」 塞「……」 エイスリン「……」 京太郎「えっ!?冗談ですよ、冗談!」アタフタ 塞「あ、うん」 エイスリン「オーマイガッ!」 京太郎「冗談ですってぇっ!」 トシ「……あと三十年前ならねぇ」 京太郎「!?」 京太郎「酷い目にあった……」 トシ「風呂行っておいで、晩御飯の支度はしておくから」 京太郎「あ、了解です」 ガラッ ピシャッ 京太郎「ん~、どうすっかなぁ」ヌギヌギ 京太郎「ふぅ~さっぱりした~」 豊音「京ちゃん、夜ご飯できたよー」 胡桃「ほら、座った座った」ビシッ 京太郎「了解です」 京太郎「じゃあ失礼して」スッ 豊音「うん、どうぞー」ニコニコ 塞「はい、お箸とお皿」ニコッ 京太郎(天使か、ていうかみんな薄手で良いな……良いな) 豊音「さてー焼肉食べるよー」 トシ「塞、頼んだよ」 塞「はい!」 エイスリン「?」 白望「ダル」 胡桃「沢山食べないと損だよ!」 トシ(お肉は沢山買ってきたんだけどねぇ、一触即発の雰囲気だね) トシ「京ちゃん、音頭」 京太郎「あ、じゃあ……今日は俺のためにありがとうございます!では、乾杯!」 塞白胡豊エ『乾杯』 京太郎(ミニハンバーグ、食事の支度ってのはこれか)ナットク 塞「あ、京太郎君さっきからトングでお肉ひっくり返してばっかじゃん」 京太郎「ホットプレートってすぐこびりつきますしね」 トシ「結構高めのだからそんなこと無いとは思うんだけどねぇ?」 京太郎「まぁせっかく歓迎されてるんですから」ニコッ トシ「良い嫁になるよ」 京太郎「嫁って」ハハハッ エイスリン「ハイ!」 ウェディングドレスの京太郎の絵 胡桃「あぁ~」 白望「……まぁ家事似合ってるよね」 京太郎「喜んで良いんですか?」 塞「ほら、私たちがこねたハンバーグあーん」 京太郎「ん、んむっ」 京太郎「はふっ、あ、ありがとうございまふっ」 塞「一口で食べなくても良いのに」 京太郎「いえいえ」 豊音「じゃあ、わたしもーあーん」ニコニコ 京太郎「んぐっ……はい、あむっ」 豊音「わー私はじめてだよー」 京太郎「ありがとうございます」キリッ エイスリン「」ムッ 白望「……」 京太郎「ふぅ、やっぱ全部は食べきれませんでしたねー」 トシ「まぁ山ほど買ったからね、明日食べても良いぐらいさ」 京太郎「そしたら今度は俺が作りますよ」 トシ「楽しみにしてようかね」 京太郎「はい、じゃあ片付けしてきます」 トシ「悪いね」 京太郎「いえ、家事好きなんで」 胡桃「じゃあ私手伝うよ」 京太郎「お願いします」 胡桃「うん」 胡桃「あのさ京ちゃん」 京太郎「ん、どうしました?」 胡桃「京ちゃんって強いよね、麻雀」 京太郎「まぁ、最近はそれなりに自信持ってきましたね~」 胡桃「あのさ、私を弟子にしてくれないかな、って」 京太郎「で、弟子ですか!?」 胡桃「年下だってわかってるんだけど京ちゃんには弱い所みせても良いかなって、私だってみんなと同じくらい強くなりたいし」 京太郎「弟子入りはともかく、麻雀を教えるぐらいしますよ?」 胡桃「それと明日、あそこの蔵に連れて行って欲しいんだ」ギュッ 京太郎「……」 京太郎「じゃ、明日の朝行きましょうか」 胡桃「本当?」 京太郎「嘘言う理由ないでしょ?」ナデナデ 胡桃「んっ、うん」コクッ 京太郎「さて、終わったし戻りますか」 胡桃(京太郎、私の師匠になってくれるかもしれない人だもんね)グッ 胡桃(あの背中、追いかけなきゃ!)グッ 京太郎「ふぅ、お茶って落ち着きますねぇ」 トシ「そうだね……」 京太郎「みんな寝ちゃいましたね」 トシ「布団に行けって言ったんだけどね」 京太郎「隣の部屋でしたっけ?」 トシ「そこの襖開ければ」ガラッ トシ「こっちの部屋だよ」 京太郎「了解です」 トシ「少しトイレに行ってくるから、全員お願いできるかい?」 京太郎「はい」 京太郎「よし、胡桃さんは軽いしな」ヒョイッ 胡桃「んぅ」 京太郎「よっと」ソッ 京太郎「次はエイスリンさんだな……やはり軽い」 エイスリン「ンァッ」ピクッ 京太郎「……煩悩退散煩悩退散」 京太郎「次はシロだな」スッ 白望「んっ」ユサッ 京太郎「持ちなれてるけど、やっぱこの胸は凶器だな……それに薄着だし」スッ 京太郎「さて、次は豊音さんだな……」ゴクリッ 京太郎「お、軽い、大丈夫か?」 豊音「えへへ~……」 京太郎「寝ながら笑ってる?」スッ 京太郎「最後は塞さんだな」スッ 塞「んぅ~」 京太郎「ん~俺の息子に悪い」 京太郎(さすがに四人も並んでると足の置き場が) 塞「んぅ……っひゃっ!?」 京太郎「わっ」 塞「きょ、京太郎くんっ」 京太郎「ちょ、まっ、うおっ!?」 バタンッ 京太郎「うっ……」 塞「あぅっ」 京太郎(やば、さ、塞さんが馬乗りにっ……)クラッ 塞「ちょ、ちょっと京太郎君っ!?」ユサッ 京太郎「ちょっ、動かなっ」グリッ 塞「ひゃんっ!」 京太郎「あっ」 塞「っ~~~!?」カァァァッ 白望「まさか塞がなんてね」 塞「ふぇっ!?」カァァッ 京太郎「こ、これは違いますよっ」 白望「……わかってる」 京太郎「じゃ、じゃあ俺はこれで」グッ 塞「んぁっ!」ビクッ 京太郎「あわあわっ!?」 白望「塞がどかないと」 塞「そ、そうだよねっ」ハァハァッ 京太郎「す、すみませんでしたっ」 塞(か、硬いの当たってた)カァァッ トシ「あぁ京ちゃん、居間で寝てくれるかい?」 京太郎「はい、泊まらせてもらって晩御飯までもらってほんとなんとお礼を言って良いのか」 トシ「そんな遠慮しないで良いよ、自分の家だと思ってくれて良いさ」 京太郎「ははっ、なんだかおばあちゃんみたいですね」 トシ「ふふっ、そうだね」 京太郎「トシさんは?」 トシ「私はあっちの部屋に行くよ」 京太郎「そうですか、それじゃあお休みなさい」 トシ「ええ、おやすみ」 44日目終了-
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/1107.html
京太郎「おもちぶらり旅?」玄「はい!」 京太郎「……なんすかそれ」 玄「名前の通り! 素晴らしきおもちを求め、全国をぶらりと旅するの!」 京太郎「……急にオフ会したいだなんて言い出して、いざ何を言うのかと思ったら……」 京太郎「そんなことの為にわざわざ長野に……」 玄「あれ……なんだか反応薄いね? チャットだとあんなに熱く語れるのに」 京太郎「いや……流石にネットのテンションをリアルまで持ってはこれませんよ」 玄「そ、そっかぁ……」 京太郎「……で。 具体的には何をするんですか?」 玄「あ、行きたくないわけじゃないんだ」 京太郎「まぁ、それなりに惹かれるワードが入ってますし」 玄「……」 玄「……」ニヤニヤ 京太郎「……」 グリグリグリグリ 玄「ごめんごめんなさ痛いぃいいいっ!」 玄「淑女の頭になんてことを……」ズキズキ 京太郎「……ん? ……なんですこれ?」スッ 玄「ん……ああ、それ! そのチラシ書いてある―『麻雀部短期アルバイト』ってやつ!」 京太郎「……『夏休み限定、短期間アルバイト。 雀卓や麻雀牌などの道具の手入れや部室の清掃、買い出し。 など』……」 玄「登録校が多い割に誰ひとり参加者がいないんだって!」 京太郎「そりゃそうだ (自分たちでやれよ)」 京太郎「……って、もしかして……これに?」 玄「うん! せっかくの長期休みなんだし、 一緒にやろうよ! 京太郎くん!」 京太郎「はぁ……そりゃまぁ別にいいですけど……」 京太郎「玄さんの方こそ、いいんですか?」 玄「え?」 京太郎「たまたまネットサイトの『おもち同盟』で知り合った程度の仲の俺なんかと二人で……」 玄「ああ、そんなこと。 だいじょーぶ! 全てのおもち好きに悪い人はいないって、私知ってますから!」 京太郎「考えがすでに如何わしい奴らのどこを見てそう言ってんすか」 玄「まーまーまーまー! だいじょーぶだいじょーぶ! 私達、知り合ってからもう二ヶ月も経ってるんだし!」 京太郎「そんなテキトーな」 玄「……私は京太郎君とでも全然構わないよ?」 玄「ていうか、京太郎君とじゃないといやかなーって」 京太郎「……」 玄「……」 京太郎「……」 玄「……」ニヤニヤ 京太郎「なんすかいきなり」 玄「あれ? ドキッと来なかった?」 京太郎「全然」 玄「アチャー」 玄「……でもね。 今日、こうしてここでオフ会して見てわかったよ」 玄「須賀くんは女の子にふしだらな目をよくするけど、本当に人が嫌がることは絶対しない人だって」 京太郎「……はぁ」 玄「チャットしてても思ったよ。 嫌な話題を振らず、ちゃんとこっちに合わせてくれる」 玄「ううん。それどころか、何時だって相手のことを気遣ってくれてる」 京太郎「そんな……」 玄「今だってホラ、領収書隠してる。 コーヒー代、一人で払うつもりだったでしょ?」 京太郎「……こんなの常識でしょう?」スッ 玄「ふふっ、そうかもね。 ……でも、だからだよ」 玄「だから、そんな紳士さんみたいな京太郎くんとなら一緒に行けるって思ったの」ニコッ 京太郎「……玄さん……」 玄「まぁ悪く言えば草食系チキン男子ってことだけどね」 京太郎「俺の感動を返せよ」 玄「……それで、どうかな? おもちぶらり旅」 京太郎「ん……概ねOKですよ。 県予選も終わって自主練しかないでしょうし」 玄「やった!」 京太郎「でも条件が」 玄「むっ。 申されよ」 京太郎「1つ。 バイト先の部員さん達に絶対迷惑をかけないこと」 京太郎「2つ。 バイトとはいえ仕事の一環、やるからにはまじめに」 京太郎「3つ。 必要費は全部割り勘」 玄「……うわぁ……おもち目的なのに随分真面目……」 京太郎「これくらい当然です」 玄「全く……雑用係に魂を売った人間ってのはこれだから……」 京太郎「……」 玄「嘘です冗談です謝るからグリグリはやめておねが痛い痛い痛いィ!!」 玄「うぅ……ズキズキするぅ……」 京太郎「あ。あともう1つありました」 玄「えー……まだあるのぉ……?」 京太郎「一番大事なことですよ」 京太郎「4つ。 隙を見せないこと」 玄「……ん? ……どゆこと?」 京太郎「行き慣れない場所となると不安が生じて心に隙が生まれやすくなりがち」 京太郎「そういった所を狙う悪代官ってのは何処にでも必ずいるもんです」 京太郎「だからこそ、ちゃんと周りに目を向けて信用できるかどうかを見極めるよう心掛けることって意味です」 玄「ほほー」 京太郎「特に、男の言葉や行動には騙されないようにしてくださいね」 玄「……それって須賀くんにも? さっき紳士さんみたいって言ったのに?」 京太郎「そりゃそうですよ。 敵意ムンムンにしろとは言いませんけど」 京太郎「これでも男なんです。 玄さんと一緒に行動してたらそういうことしちゃう可能性が無きにしも在らず、ですし」 玄「……それって……私のこと、そういう風に見てるってこと?」 京太郎「そうなる可能性があるかもしれない、ってだけですよ」 玄「……ふーん」 京太郎「まぁ、玄さんも十分魅力的だとは思いますけど」 玄「んぶっ」 京太郎「?」 京太郎「とにかく。 この約束を守ってくれるならば俺も行きますよ」 玄「……まぁどれも当然のことだし、守れなくはないかなっ」 京太郎「ならOKです。 あ、いや。 俺も『行く』ってのは失礼かな……」 京太郎「玄さんっ」 玄「んっ!」 京太郎「おもちぶらり旅、俺も連れてってくださいっ」 玄「あっ……」 玄「……はい!」 玄「よろこんで!!」 京太郎「わざわざ長野までお疲れ様でした」 玄「ううん、そんなこと無いよ。 京太郎くんに会えてホント良かった!」 京太郎「旅の詳細はネットの方でまた」 玄「うんっ。 いつものねっ!」 玄「それじゃあ二週間後、またここで会おうね!」 京太郎「はい。あ、電車そろそろ来ますよ」 玄「わわっ、急がなきゃ。 じゃあね京太郎くんっ」 ―――― ――― ―― 玄「とまぁそんなわけで、夏休みの間は全国をぶらぶらしてくるよ」 宥「いいなぁ……私も沖縄とか行ってみたい……」 玄「流石に沖縄は行かないかなぁ……」 宥「……それでそのぉ……一緒についてく人……須賀さん? ……大丈夫な人なの……?」 玄「大丈夫! 彼、紳士だから!」 宥「そうなの……?」 玄「一緒についてく私の身をちゃんと案じてくれてるからね。 信用に足る人だってのはこの前のオフ会で分かったし!」 宥「……玄ちゃんがそういうなら大丈夫かな……」 宥「……皆には私から伝えておくね」 玄「ありがとっ、おねーちゃんっ」 ギュゥ 宥「わっ、わっ」 玄「あったか~い。 ……ていうかあつ~い」 咲『旅? 全国を?』 京太郎「ああ。明日からお前ら合宿だろ? 一人でネトマするのも暇だし、どうせなら満喫しようと思ってさ」 咲『うっ……ごめんね? 一緒に合宿行けなくて……』 京太郎「気にすんなって。 男の俺が着いていけるわけねーし」 咲『……東京とか、行く?』 京太郎「ん? ああ、一応行く」 京太郎「なんか買ってきてほしいモンとかあんのか?」 咲『……ううん。 なんでもないよ』 京太郎「あ、そう」 咲『ブラブラばっかりして結局ゲームセンター行くとかしないでよー?』 京太郎「しねえよっ」 咲『あははっ』 京太郎「しっかり強くなってこいよ、咲」 咲『うん! 京ちゃんも、たくさん楽しんでいってねっ』 ピッ ―― ――― ―――― 京太郎「……そろそろかな……」 玄「京太郎くーん!」タッタッ 京太郎「おっ」 玄「二週間ぶり! 元気してた?」 京太郎「どうも玄さん。 わざわざ奈良からお疲れ様です」 玄「ふふーん。 二度目だから迷うことなく来れましたっ」ドヤッ 京太郎「二週間前は予定の3時間遅れでしたからね」 玄「……すみませんでした……」 京太郎「流石にあの時は本当に心折れるかと思いました」 玄「ホントすみませんでした……ッ」 京太郎「あ、そうだ玄さん。 これ」スッ 玄「? なにこれ……お金?」 京太郎「移動費です。 長野までの」 玄「……え? いや、なんでこれ」 京太郎「言ったでしょう? 必要費は全部割り勘って」 玄「……え! これも入ってたの!? う、受け取れないよ!」 京太郎「遠足は家を出てからスタートで、家に帰るまでがゴールなんですよ」 玄「え、遠足じゃないし! そんな……悪いよ……」 京太郎「受け取ってください。 2週間前は渡せませんでしたし」 玄「……京太郎くん……」 スッ... 玄「……ありがとっ」ニコッ 京太郎「どういたしまして」 玄「それで。 まずはどこに行くの?」 京太郎「んっと。 せっかく長野にいるんですけど、長野の連中は今みんな合同合宿中なので無理なんですね」 玄「へぇ。 合宿はどのくらい?」 京太郎「多分一週間くらいです。 なのでまずは北に行こうかと」 玄「北って言うと……あった。 岩手の……宮守女子高校!」 京太郎「流れは岩手→東京→長野→大阪→鹿児島。と、南下して行く感じになると思います」 玄「端から端まで行くんだね……こりゃ大変そうだ」 玄「……ていうかバイト先、改めて見ると結構有名な所が多いね」 京太郎「有名なんですか? 龍門渕と白糸台しか知らないんですけど……」 玄「姫松に千里山でしょ? 龍門渕に永水に……そして白糸台!」 玄「すごいなぁ……」 京太郎「有名校ほど小道具の整理に手がつかないほど練習に打ち込んでるってことなんですかね」 京太郎「俺みたいな雑用係でも雇えばいいのに」 玄「……ははは……」 京太郎「とりあえず今日は移動に使って、明日がバイト本番。 多分、1校につき大体2日の作業になると思いますよ」 玄「清掃に小道具修理に買い出しetc……そりゃそっか」 玄「……って、寝所とかはどうするの?」 京太郎「近くの宿は粗方確認済みです。 安い所ばかりですけどね」 玄「……おぉ……」 京太郎「全7校への移動費、宿代、その他飲食費を考えると……まぁこんくらいですね」スッ 京太郎「っと、これはチャットのほうでも言いましたっけか」 玄「……」 京太郎「? どうかしました?」 玄「いや……しっかりしてるなぁって……」 京太郎「こんなの、雑用係の人間なら誰だってそうですよ」 玄「そ、そうなんだ……」 京太郎「まぁ諸事情はこのへんにして」 玄「ん」 京太郎「それじゃあ。 早速岩手に向かいましょう」 玄「おー!」 ―――― ――― ―― ― ――岩手 玄「到着っ」 京太郎「えっ。もう?」 玄「うん。もう」 京太郎「……えぇ……」 玄「なにか?」 京太郎「いや、もっとこう……岩手までの道のりの情景とか……なんか無いんすか」 玄「だって玄さん起きてたの最初の30分だけでしたもん」 京太郎「いやまあそうでしたけど」 玄「朝早くに奈良から長野まで来て眠かったんですもん!」 京太郎「……」 玄「特に電車内で何かあったわけでもないでしょ?だから省略! いっぱい寝て元気いっぱいだし!」 京太郎「はぁ」 京太郎「もう夜なんですけどね」 玄「せっかくいっぱい寝たのにね」 京太郎「俺ちゃんと言いましたよ。 明日がバイトだって」 玄「まーまーまー! 細かいことはいいのです!」 玄「それより宿行こう! 宿!」 京太郎「そうしますか」 玄「~♪」ウキウキ 京太郎「……言っておきますけど、普通の旅館っすよ?」 玄「むふふ。 私、自分のウチ以外の旅館見たこと無いんだ」 京太郎「ああ。そういや玄さんちの実家、旅館でしたっけ」 玄「言うほど人も来てなかったけどね。 あはは~」 ――旅館 玄「普通だね」 京太郎「普通っすよ」 玄「ウチと同じくらいだよ」 京太郎「まぁ安いんで」 玄「………………」 京太郎「……そんなにしたかったんすか? 卓球」 玄「うえっ!?」 京太郎「寝言で『お風呂上りは卓球ぅ……』ってうるさかったから……」 玄「うわぁ! は、恥ずかしい!」 京太郎「……ちなみに、温泉もありません」 玄「 えっ 」 京太郎「……だから『炎の湯煙おもち祭り~in岩手』もできません」 玄「 」 ――翌朝 玄「…………ほはよぅ……」 京太郎「お、おはようございます。 朝食は7時なので顔でも洗ってきては?」 玄「うん……そうする~……」 京太郎「…………」 京太郎「目を赤くするくらい泣く程悔しかったとは……」 ――朝食 玄「うひゃぁ京太郎くん! 見てコレ!お雑煮! おもちだよおもち!」 京太郎「おもちですよ」 玄「今まで隠してたけど、わたし玄さんはおもちのある物を見るとなんでも元気が湧くのですっ」ドヤッ 京太郎「はぁ」 玄「いまならなんでも出来る気がする~!!」クルクル 京太郎「…………」 京太郎(よくわからん人……) ――道中 玄「そういえば、今って夏なのに岩手は涼しいね」 京太郎「やませの吹く時期ですからね。 奈良や長野よりは涼しいでしょう」 玄「見るから見るまでみーんな田んぼと畑ばっかだし」 京太郎「国内自給率100%を超える数少ない県の1つですしね」 玄「山もあって海もあって。 いいところだね」 京太郎「古くから穀物に畜産業、漁業が盛んらしいですよ。 ワカメ養殖では全国1位ですし」 玄「へー。ワカメが」 京太郎「はい。ワカメが」 京太郎「っと。着きましたよ」 玄「ほほぅ。 ここが噂の…………」 ||~" -- , ||(・∀・)| -- ,,___| || ,, --~| - ,,,_ || __,, - ""__ .i- | " --- ,,,,,,_ || __,, - ""~ s t 0 k ヒ .゙| ~"" --- ,,,,, || __,, --- "~ ___,, --- i i"~"" --- ,,,_____ || | ____,,, ---- ""~| | | | | | | i |~"" ---- ,,,,,,,,, || "|""~~____,,゙ | | i i i i i| | | | | | ~"""" || || | |~~| | | | i i i i i| 十ー'" | | | || || | ___ ̄ | |.._i_i_i_i_i| _| | | | |~i~□~i || _ '|| |___|_|| | i i i i | | | | | | i ; ; ; ;| || _∠ニニ△ ---- ,,,,,,, ~~~~~~"i l⌒l' ------- ,,,,,,,|_|,,_|,,, | i ! """""~~θニニθ . 〔 ~~~~"'-| |__ |,,,,,____ ..................〈⊆ニ⊇__/ ⌒l ~~~""" --- ,,,,,,,_______ ゚~ --’ `-- ~ ~~~""""'----- ,,,,,,,,, 玄「コンビニ!!?」 京太郎「朝方、宮守の顧問のトシさんから単三10個入り買っといてって言われまして」 玄「び、びっくりしたぁ……。なんだパシられただけかぁ……」 京太郎「岩手に来てまさかこんなに早くパシられるとは思いませんでしたよ」 ――宮守女子高校 京太郎「そんなわけで到着」 玄「あっさり着いたね」 トシ「来たね京太郎。遠い所からご苦労さん」 京太郎「あ、いえいえ。 出迎えありがとうございます、トシさん」 京太郎「これ、単三です」スッ トシ「ああ、ご苦労さん」 京太郎「そんで。 こちら、同伴の」 玄「松実玄です。 よろしくお願いします!」 トシ「ようこそ宮守へ。 私は麻雀部顧問の熊倉トシ。よろしくね」 玄「はい!」 トシ「うん。 良い返事だ」 ――宮守女子高校:麻雀部室 トシ「ここがうちらの麻雀部」 玄「部員、いらっしゃらないんですね」 京太郎「そりゃまだ9時ですし」 トシ「ああいや、一人来てるよ」 ガチャッ エイスリン「タダイマ戻リマシタ!」 トシ「この子がね」 京太郎「おおっ」 玄「外人さんだっ」 エイスリン「? ドチラサマ?」 トシ「おかえりエイスリン。 この二人は……」 京太郎「今日と明日の二日間、麻雀部の雑用バイトを受けた須賀京太郎です」 玄「同じく、松実玄です」 エイスリン「ザツヨーバイト?」 トシ「言ってしまえばお手伝いさん。 メイドみたいなもんだよ」 エイスリン「メイドッ!」 トシ「ほら、自己紹介しな」 エイスリン「ハイッ!」 エイスリン「エイスリン・ウィッシュアート デス! エイスリンッテ呼ンデクダサイッ」 エイスリン「須賀クン! 松実サン! ヨロシクオネガイシマス!」ペコリ スッ (握手の絵) 京太郎「あ、ども」 玄「よろしくお願いしまーすっ」 トシ「とりあえず午前中は部室と小道具の清掃をお願いする。 そこの掃除道具を好きに使ってくれ」 トシ「私は教員室で仕事してる。 それじゃあ、頑張るんだよ」 京太郎「はいっ」 玄「了解ですっ」 京太郎「んじゃ玄さんは窓を。 俺、床掃いてます」 玄「がってん!」 サッサッ 京太郎「……意外とホコリ少ないな。 これなら廊下の掃除も出来るかも……」 エイスリン「…………」 クイクイッ 京太郎「ん。 あ、エイスリンさん」 エイスリン「ワタシモ掃除、テツダイマス!」 京太郎「え? そんな、いいですよ」 エイスリン「テツダイマス!」フンスッ 京太郎「……あー。 じゃあ牌磨きをお願いしますか?」 エイスリン「ハイッ! マカセテクダサイ!」 エイスリン「……」キュッキュッ 京太郎「……いい子だなぁ……」 玄「京太郎くんちょっとちょっとっ」クイクイッ 京太郎「ん」 玄「コレ見てコレっ」 京太郎「? なんすか」 玄「じゃーんっ」スチャッ 京太郎「……伊達眼鏡?」 玄「 おもちスカウター です」 京太郎「は?」 玄「これを通しておもちを見ると、相手の【おもち力】が解るという優れ物なのです」フフン 京太郎「はぁ………」 玄「ちなみに玄さんにしか使えませんっ」 京太郎「……いいんじゃないですか?」 京太郎(どうでも) 玄「というわけで早速エイスリンさんのおもち力チェック!」 京太郎「……」 エイスリン「……」キュッキュッ 玄「ピピピピピ」ジー 京太郎「自分で言うんですか」 エイスリン「……」キュッキュッ 玄「ん……ん……んー……デン!」 玄「出ました! おもち力49! 一般人レベルですねー」 玄「可もなく不可もなし。 誇れもしないし蔑まれもしない。 普通も普通ですね」フンフム 玄「どうですっ京太郎くん!」クルッ 京太郎「エイスリンさん、床掃除終わったんで手伝いますよ」 エイスリン「ワァ! アリガトウゴザイマス!」 玄「………あれー?」 京太郎「ふぅ。 あとは雀卓とイスの清掃かな」 エイスリン「雀卓モ掃除スルンデスカ?」 京太郎「牌詰まりを起こさないようにとかセット時間が短縮できるようにですね。 ちょっと面倒ですよ」 京太郎「なのでエイスリンさん。 後は俺だけで……」 エイスリン「テツダイマスヨ!」 京太郎「……それじゃあ、サイコロん所のビスを開けてもらえます? これ、ドライバーです」 エイスリン「マカセテクダサイ!」グッ 玄「……なんかいいムードだなぁ……」 ガチャッ 豊音「おはようございまーすっ」 塞「あら? お客さん?」 シロ「……誰……」 玄「!!」 ――― ―― ― 塞「須賀くんに松実さんね。 お疲れ様」 豊音「バイトかぁー。 お疲れ様ですっ」 シロ「掃除とかダル……」 京太郎「雀卓は今メンテ中ですので、すいませんがあと小一時間程かかります」 京太郎「なのでその間は待っててもらうしか……」 塞「ふうん」 塞「……それで? 私たちは何をすればいいの?」 京太郎「えっ。 それじゃあ俺らの意味が……」 豊音「そうだねー。皆の物なんだから皆で掃除しなきゃねー」 京太郎「皆さん……」 シロ「……」ソロリ... 塞「こーら。 逃げようとしないっ」グイッ シロ「……ダル……」 エイスリン「ゴ開帳デス!」パカッ 塞「へぇ……自動卓の中ってこうなってるんだ……」 豊音「天井拭き終わったよ―。 次はなにかなー?」 シロ「……zzz」フキ... 塞「こーら寝るな! しっかりイスの足拭く!」 シロ「ぅ……面倒だなぁ……」フキフキ 京太郎「いやぁ、宮守の皆さんが皆親切な人で良かったですね玄さん」 玄「…………」プルプル 京太郎「……玄さん?」 玄「お……」 玄「おもちスカウター! 発動!!」バッ 京太郎「うわぁ」 玄「ターゲット補足……姉帯 豊音、臼沢 塞、小瀬川 白望……」 玄「ピピピピ......おもち力測定中……………デンッ!」 玄「測定完了……! 結果を報告……」 玄「姉帯豊音……おもち力70! ……あの高身長に劣らぬおもち……!」 玄「臼沢塞……おもち力62!……安産型……バランスが良い……!」 玄「小瀬川白望……おもち力68! ……奴め……あの服の下にとんでもないもの隠してやがる……!」 玄「……すばらしきおもち哉……」 シロ「……なにあれ」 京太郎「気にしないでください。 初めての岩手なんで興奮してるんですよきっと」 シロ「ふーん……」ギィ 豊音「あっシロ! そのイス、背もたれのネジ取れて……」 シロ「えっ……うわっ」 バタンッ シロ「……痛ぅ……」 京太郎「だ、大丈夫ですか?」 エイスリン「背モタレ……取レチャッタ!」 塞「あーあー……。 サボってるからよ、全く」 シロ「……痛っ」 豊音「ちょっと診せてー。あー、左肘のところ少し打っちゃてるねー」 京太郎「お、俺。水持ってきますっ」ダッ 玄「……ハッ」 玄(もしかしてチャンス到来なのでは!?) 玄「小瀬川さんっ、このイスどうぞっ」サッ シロ「ん……ありがと……」 玄「それで、左腕診せてください」 シロ「ん……はい」スッ ムギュウ 玄(お……おもちが右に寄ってるぅ……!) シロ「……どうなの?」 玄「あ、ああはい! 少し赤くなってますけど今後に響くほどじゃないと思いますハイ!」 シロ「あ、そう」 豊音「背もたれのネジ、どこいっちゃったかなー?」スッ ムギュ 玄「!!」 玄(姉帯さんのヨツンヴァイン……!! おもちが寄せて上がってぇ……!!) 塞「んっしょっと。 背もたれ、どこ置いとこうかしら……」 ムニュ 玄「!!」 玄(おもちが背もたれで潰れてるぅ……!) 玄「えへ……えへへ……」 シロ「……」 シロ(え、なにこの人……怖い……) ――― ―― ― 京太郎「水道水道っ。 こっちだっけか!」ダッ ドンッ 「痛っ!」 京太郎「うおっと! 危ないっ」 ギュッ 「……くない……?」 京太郎「す、すいません。 怪我は無いですか?」 「……えっ?」 胡桃「……男子?」 京太郎「ど、どうも」 胡桃「……! は、離して!」グイッ 京太郎「うおっと、すいません!」スッ 胡桃「……それで……どうして男子がここに?」ジロッ 京太郎「あ、はい。 俺たち……」 胡桃「ふぅん……バイト……」 京太郎「はい。 あ、すいません! この近くに水道ってありますか!?」 胡桃「水道? そこ左曲がってまっすぐの所」 京太郎「ありがとうございます! それでは麻雀部で後ほど!!」ダッ 胡桃「……」 胡桃(何急いでるんだろ) 胡桃「……ちょっと待って!」 胡桃「私も行く!」 ジャー 胡桃「し、シロが!!? ホントに!? 須賀!!」 京太郎「はい鹿倉さん。 もしかしたら骨に響いたり……」 胡桃「そ……そんな……」 胡桃(シロが骨折……!?) 京太郎「よっと、こんくらいでいいかな……」 胡桃「………っ」ワナワナ 京太郎「……鹿倉さん?」 胡桃「シロッ!」 ダッ! 京太郎「え、ちょっと」 京太郎「……行っちった」 タッタッタッ... バンッ ! 胡桃「シロ!!」 シロ「……い、いい加減離して」グイッ 玄「いやぁもうちょっとだけぇえへへえへえへ」 シロ「……なにこの人……」 胡桃「……あれ?」 エイスリン「オハヨウゴザイマス! クルミサン!」 豊音「あー胡桃ちゃん、おはよー」 塞「遅かったわね。 バスでも遅れてた?」 胡桃「……」 胡桃「あれ?」 京太郎「小瀬川さん、水汲んできました」 シロ「あ、須賀……くん。 ありがと」 京太郎「濡れタオル当てといてください。 骨に異常ないですか?」 シロ「余裕で大丈夫だと思う。 それよりこの人どうにかして……」 玄「うえへへ」 京太郎「なにトリップしてるんですか、このおもち狂」ポコッ 玄「あうっ」 胡桃「……シロ……? 腕……大丈夫なの?」 シロ「あ、クルミ。 大丈夫、ちょっと打っただけ」 胡桃「こ、骨折とか……」 シロ「? 別にしてないけど……」 胡桃「…………」 胡桃「す、須賀ァ!」 胡桃「あ、アンタさっきシロの座ったイスが横転したって!!」 京太郎「? そう言いましたけど」 胡桃「シロが腕から倒れて重傷だって!!」 京太郎「いや、そこまでは言ってませんよ」 京太郎「もしかしたら骨に響いてるかもしれないってだけで骨折までとは……」 胡桃「うっ……」 京太郎「それに、そんな重傷だったら水汲んで無いで保健室行きますよ普通」 胡桃「っ……」カァァァ 京太郎「……? 鹿倉さん?」 胡桃「……!」プルプル 胡桃「バッカみたいっ!!」 バシンッ 京太郎「いてぇ!!?」 京太郎「なんで叩かれたんだろ……」 豊音「あははー。 チョーどんまいだよー」ナデナデ エイスリン「須賀クン! 雀卓開ケトイタヨ!」 京太郎「お、ありがとうございます。 それじゃあメンテしますか」 塞「え、できるの?」 京太郎「別のバイトで何度か診たことあるんで。 あっ、コンベアベルトが少し空いちゃってますね」 京太郎「それにVベルトも亀裂入ってる。 テンリーダーはまだ大丈夫かな。あ、でもホッパーリングがすり減ってる……」 塞「……へぇぇ」 豊音「こうなってるんだねー」 エイスリン「? ??」 胡桃「……充電したい……でも出来ない……」ウズウズ 玄「……」ジー 胡桃「? ……何?」 玄「……おもち力30。 雑魚か……」フッ 胡桃(よく分かんないけどなんか腹立つ!!) ――少しして シロ「暑い……痛い……ダルい……」 京太郎「ホントそうっすね……。 喉乾いてきた……」カチャカチャ 玄「あ、須賀くん。 私水筒……」 スッ 京太郎「ん?」 エイスリン「ドウゾッ」 京太郎「アクエリ……ありがとうございますっ」 エイスリン「ドウイタシマシテッ!」ニコッ 京太郎「……あぁ、美味い……」 エイスリン「フフッ」ニコニコ 玄「あっ……」 シロ「……喉乾いたなぁ……」 玄「!! でしたらコレッ!」 シロ「……」 シロ「いや、こっちがいい」スッ ゴクッ 京太郎「ちょ、それ俺のっ」 シロ「……ん、ありがと……」スッ 京太郎「……ど、どういたしまして……」 シロ「うん……」 玄「ぐ、ぐぬぬ……」 シロ(あの人……なんか嫌な予感するなぁ……) 玄(水も滴るイイおもちにしようとしたのに……) ガチャッ 塞「はーい皆ー。 素麺出来たわよ―」 豊音「チョーいっぱいあるからたくさん食べてねー」ドンッ 胡桃「器ここ。 ツユこっちで薬味それ」 京太郎「素麺。 いいっすね~」 玄「おひょっ!(チャンス再来!)」 豊音「須賀くん! ツユは濃い目と薄目、どっちがいいかなー?」 エイスリン「須賀クン! コオリ、欲シイデスカ?」 京太郎「あの、自分でやりますから……」 玄「小瀬川さん、素麺お取りしましょうか?」ジロジロ シロ「自分でとるから……それとどこ見てんの……」 玄「えへへ…………おもち……」 シロ「……須賀くーん。 助けてー……」 玄「ああ、待って隠れおもち!」 京太郎「えっと、辛子辛子……」 スッ 京太郎「おっ?」 胡桃「ん」 京太郎「ああ、ありがとうございます。 鹿倉さんも辛子派ですか?」 胡桃「別に……」 塞「胡桃は舌がまだ子供だからね。 辛いの駄目なのよ」 胡桃「さ、サエ! 要らないこと言わない!」 京太郎「……そうなんすか?」ニコニコ 胡桃「うぐ……。 わ、笑うな!」 京太郎「そんな変なことじゃないですよ。 辛いもの苦手なんて可愛いじゃないですか」 胡桃「か、かわっ……!」 胡桃「~~ッ」カァァァァ 塞「あらまぁ」 ――夕方頃 京太郎「よっし! これでとりあえず今日の分は終わりですね!」 玄「お疲れー!」 塞「お疲れ様。 麦茶どうぞ」スッ 玄「これはこれは、どうもどうも」 トシ「お疲れさん。 随分綺麗になったね」 京太郎「ありがとうございます。 明日は買い出しですか?」 トシ「そうだね。 まぁ詳しいことは明日言うよ」 トシ「一先お休み。 よく頑張ってくれたね」 京太郎「……それでしたら、俺たちだけじゃないですよ」 京太郎「宮守の皆さんが手伝ってくれなかったら、きっと今日だけじゃ終わりませんでした」 豊音「須賀くん……」 エイスリン「須賀クン……」 塞「……へぇ……」 胡桃「…………」 シロ「…………」 京太郎「だから、バイト代を少し減らしてくれたって構いません」 トシ「ハハ、流石にそこまではしないさ」 京太郎「でも、それくらい皆さんに感謝してるってことなんです」 豊音「須賀くん……!」キラキラ エイスリン「須賀クン……!」キラキラ 塞「あらあら……」 胡桃「……ふんっ」 シロ「……zzz」 玄「……京太郎くん……」キラキラ 京太郎(……この人はどうだろ……) トシ「そうかい。 それじゃあ明日の働きも期待してるよ」 京太郎「はい。 それでは」 玄「お疲れ様でしたー!」 豊音「じゃあねー須賀くーん!松実さーん!」 エイスリン「二人トモ! マタ明日デス!」 京太郎「また明日ー」 玄「さようなら~!」 ――旅館にて 玄「お疲れ様―!」 京太郎「お疲れ様でしたー」 玄「いやー疲れたねー。 ほら見てココ、腕の所。 もーパンパンですよー」 京太郎「どれ、マッサージしましょうか」モニッ 玄「あっ……ああんっ……すごいっ……テクニシャンッ……」ビクッ 玄「ふぅ……良いお湯だったぁ……」 玄「京太郎くーん。 お風呂あがった……よ?」 京太郎「ん、どうも」スッ 玄「何書いてたの?」 京太郎「ああ。 明日の買い出しん時何を買うかのメモとその費用の計算を」 玄「へぇぇ。 何買うの?」チラッ 京太郎「自動卓が結構ガタ来てたんで、大体はその部品を。 後は生活用品を少し」 玄「結構かかるんだね。 あ、ここ間違ってるよ」スッ ムニュ 京太郎「……ちょっと玄さん……4つ目の約束……」 玄「え? …………あー」 玄「…………」ニヤニヤ 京太郎「…………」 ポコンッ 玄「あうっ」 京太郎「よし。 これで今日はおしまい」パタンッ 玄「お疲れ様。 何から何までありがとね、京太郎くん」 京太郎「いえいえ、好きでやってることですから」 シンッ...... 玄「……それじゃあ始めよっか……」 京太郎「……ええ。 今まで我慢して来ましたし」 玄「【第一回、おもち談義】を!」 京太郎「いよっ! 待ってました!!」 玄「今回のおもち候補者はこちらの3名」 【小瀬川 白望】【臼沢 塞】【姉帯 豊音】 京太郎「ふむ。 面白いカードですね」 玄「正直言って分けるなら二択なんだけどね」 京太郎「小瀬川さんと姉帯さん、ですか?」 玄「勿論!」 京太郎「そりゃまあ大きさから言ったら彼女らにしか分は無いでしょうね」 京太郎「ですが【至高のおもち】の条件は3つあるのを忘れましたか?」 玄「まさか! 私が作った条件だもの、忘れるわけありません!」 玄「【大きさ】! 【形】! 【手触り】!」 京太郎「そう。 その3つです」 京太郎「だから、まだ誰が至高なのか決めるのは早いですよ……」 玄「フフフ……すいません……。 なんせ久々なものでして……」 京太郎「それでしたら俺だって久々ですよ。 こうして玄さんとおもち談義をするの」 京太郎「正直、我慢するのが辛かったですよ。 仕事に差し支えないよう抑えるのは」 京太郎「この時間が……どれほど待ち遠しかったか!」 玄「それであの仕事ぶりですか? 尊敬に値しますよ、【同士】!」 京太郎「ありがたきお言葉です、【師匠】」 京太郎「しかしどうして【第一回】? これまで師匠とは何度も談義を開いてきたのに」 玄「なに、それはネット上でのこと。 こうして直接対面して話し合うのはコレが初めてでしょう?」 玄「ですからそれを記念として今回を新たに【第一回】としたのです!」 京太郎「! ……流石は師匠……。 感動しました……!」 玄「同士京太郎……顔をあげなさい。 そして始めましょう」 玄「聖なるおもちを求める為に!」 京太郎「はい!」 京太郎「とまぁネット上のノリはこのへんにして」 玄「ここからは静かにやろっか。 騒ぐと迷惑になりそうですしね」 玄「それで、さっきあげた通り【大きさ】で言ったらこの二人が圧勝だと思うの」 京太郎「確かに初見で大きさを競うならこの二人ですね……」 京太郎「【形】はどうですか?」 玄「長身でありながらバランスの整ったおもちを持っている姉帯さん。対して小柄でありながらもアレほどのおもちを持つ小瀬川さん」 京太郎「常識で考えるなら、バランスの良い姉帯さんが有利ですか?」 玄「確かにそうかもね。 でも近年、低身長で小ぶりの女性が増えつつある中アソコまでのおもちを持つ小瀬川さんも引かない」 京太郎「これは難しい……」 玄「……形に付いては引き分けということにしておこっか。 じゃないと談義が進まないし」 京太郎「そうですね」 玄「最後に【柔らかさ】なんだけど」 京太郎「これはもう玄さんに任せます」 玄「……やっぱり?」 京太郎「流石に男の俺がおいそれと触れるわけにはいきません」 京太郎「【イエス、オパーイ。 ノー、タッチ】」 玄「……京太郎くんの座右の銘……か」 京太郎「全てをあなたに託します。 玄さん」 玄「……わかったよ! おまかせあれ!」 玄「京太郎くんの、その確固たる紳士心。そして無念! ……私が必ず晴らしましょう……!」 京太郎「師匠……頼みました……!」 玄「……以上をもって、第一回おもち談義を閉じます」 玄「礼!」 京太郎「っ!」バッ 玄「それじゃあまた明日ね、京太郎くんっ」 京太郎「はい、おやすみなさい。玄さんっ」 ――翌朝 玄「……」ニヤニヤ 京太郎「……いい加減止めてくださいよそのニヤけ顔」 玄「ハッ。 ごめんごめん……。 今日、あのおもち達をこの手で触れられると思うと……」 玄「止まらなくて……」ニヤニヤ 京太郎「……」 グニグニ 玄「い、いふぁいいふぁいいふぁい!!」 京太郎「さあ行きましょうか」 玄「なんか夜と朝のテンションのギャップが酷いよ……」ジンジン... 玄「……同士のDVに悩まされています。 どうすればいいでしょうか。 (奈良県 17歳)」 京太郎「なに言ってるんですか。 早く行きますよ」 玄「……ふぁい……」 ――宮守女子高校 9 00 京太郎「え? デパートですか?」 トシ「ああ。 この近くで雀卓部品が売ってる所って言ったらあそこしかなくてねぇ」 京太郎「それはいいんですけど……移動方法は電車ですか?」 トシ「そうなるね。 ああ、移動費はあたしがもつよ。 安心しな」 京太郎「そうですか? なんかすいません……」 トシ「ハハ。 子供ってのはいつまでも大人の世話を焼かせるもんなんだよ」 トシ「気にすることじゃない」 京太郎「……ありがとうございます」 京太郎「というわけで、デパートに繰り出すことになりました」 シロ「ダルイなぁ……」 塞「デパートなんて久々ね。 何年ぶりかしら」 豊音・玄「「ジャコス行くの!?」」 京太郎「はい、ジャコスですよ」 胡桃「…………」 京太郎「どうかしましたか? 鹿倉さん」 胡桃「い、いや……別にっ」 京太郎「?」 エイスリン「デパート……行ッタコトナイデス!!」 豊音「ジャコス楽しいよー! エイスリンさんにも色々教えてあげるよー!」 玄「こっちにもジャコスあるんですね! 楽しみです!」 胡桃「うるさいそこ!」 シロ「……うるさ……」 塞「移動は?」 京太郎「電車です。 移動費はトシさんが」 塞「そう。 なら、安心ね」 京太郎「それじゃ、いきますかー」 玄・エイスリン・豊音「「「オーー!!!」」」 ――ジャコス 10 30 玄「着いた―!!」 豊音「ジャコスー!!」 エイスリン「オッキイデスネー!!」 京太郎「……ホント……ここまでの道程とかマル無視ですね」 塞「窓から見えるものなんて田んぼと畑しかないからねぇ。 ほら、行くわよシロ」 シロ「……マッサージ機……」 塞「あーはいはい家電店ね、わかってますから」 塞「というわけで、私とシロは家電店行ってくるわね」 京太郎「あ、はい。 集合時間はどうします?」 塞「んー……。 12 00でいいんじゃない?」 京太郎「じゃあそうしますか。 ……玄さんはー……」 玄「私達は皆でゲームセンターに行ってきます!!」 豊音・エイス「「マス!!」」 京太郎「……はい」 胡桃「……」 京太郎「鹿倉さんはどうしますか? 臼沢さん達と家電店行くか、姉帯さん達とゲーセンか」 胡桃「私は……」 グッ.... 京太郎「?」 胡桃「……す、須賀に着いてく……」 京太郎「俺にですか? 麻雀店練り歩くだけで面白くないですよ?」 胡桃「い、いい。 それで、いいから」 京太郎「そすか? んじゃ、行きましょうか」 玄「最初はUFO行きましょうよUFO!」 豊音「いやーここはやっぱりプリクラだよー!」 エイスリン「???」 シロ「……塞……おぶって……」 塞「嫌に決まってんでしょ。 ほら、歩く歩くっ」 ――ジャコス麻雀店 京太郎「お、あったあった。 大コンベアベルト1つお願いします。 それとホッパーリングのツメをいくつか」 店員「……お兄さん……どっかの業者さん?」 京太郎「いえ、ただの雑用係です」 店員「……最近の雑用係はすげえな……ほいよ」 京太郎「ありがとうございます。 それと、この近くでVベルト売ってる所ないですか?」 店員「Vベルト? ならあっちのホームセンターに有ると思うよ」 京太郎「わかりました、ではそちらに行ってみますね」 店員「あーい、毎度ー」 京太郎「鹿倉さん、お待たせしました。 次行きましょう」 胡桃「う、うん……」トテテ 京太郎「えっと……ついでにマットも買っとこうかな……それと……」 胡桃「…………」ジー ――ホームセンター 京太郎「よし、これで後は宮守の方に送ってもらえれば、と」 京太郎「鹿倉さん。 買い物も終わりましたし、皆と合流しま……」 京太郎「……あれ……」 京太郎「鹿倉さん?」 胡桃「……」ポツーン 胡桃「どうしよう……」 胡桃(迷子った……) 胡桃「だからデパートは嫌なのに……」テクテク 胡桃「大体須賀も須賀! 歩幅合わせずスタスタ行くから……」テクテク 胡桃「行くから…………」テク.... 胡桃「…………」 胡桃「……ふぇ」ジワ ギュッ 胡桃「! な、なに!」 京太郎「鹿倉さんみーつけたっ」 胡桃「あっ……須賀……」 京太郎「すいません、勝手に行き過ぎましたね。 ちゃんと歩幅合わせます」 胡桃「……うっ……」 京太郎「? 鹿倉さん?」 胡桃「ばかぁ!!」 ペシンッ 京太郎「あいてっ」 胡桃「一人でスタスタ行かない! お前は生き急いでいるのかバカ!」ペシンッ 京太郎「すいません」 胡桃「ホントに目付いてんの!? それ義眼じゃない!?」ペチンッ 京太郎「大丈夫です本物です」 胡桃「ちゃんと周り見る! 気配り足りない! それでも雑用係!?」ペチッ 京太郎「はい」 胡桃「もうっ……ったく……もぉ……」 ギュッ 胡桃「!!」 京太郎「ならこうすれば……離れること無いですよね?」 胡桃「あっ……」 京太郎「俺の手、汗ばんでませんか?」 胡桃「うっ……だ、大丈夫……」 京太郎「なら良かったです」 胡桃「……うぅ」カァァァァ ――マクドナル○ 12 00 豊音「コレすっごく綺麗に撮れたねー!」 玄「最近のプリクラはいろんな加工ができますからねー! アハハ! これなんて! ほら、エイスリンさんも見てください!」 エイスリン「……? チャリデキタ?」 京太郎「楽しそうですね」 玄「あっ! 京太郎くん、おかえりー!」 豊音・エイス「「リー!」」 京太郎「ホント楽しそうですねこのやろう」 塞「……はぁ……」 シロ「……ダル……」 京太郎「家電店でなんかあったんですか?」 塞「ああ……須賀くん……。 ……君じゃないとは思うんだけど……」 京太郎「?」 シロ「……私たちの胸……揉んだ?」 ――― ―― ― 京太郎「なるほどねぇ。 悪質ですねそりゃ」 塞「まさかマッサージ機で寝てる所を襲われるとは思わないでしょ……」 シロ「……はぁ……」 京太郎「…………」チラッ 玄「( ̄ー ̄)bグッ!」 京太郎「( ´∀`)bグッ!」 京太郎(ちなみに姉帯さんの方は……?) 玄(プリクラ機の中で抱きつく時に一発) 京太郎「( ´∀`)bグッ!」 玄「( ̄ー ̄)bグッ!」 玄「お目当ての物は買えた?」 京太郎「ええ。 玄さんが仕事してる間、ばっちりと」 玄「うむ! じゃあ帰ろっか!」 豊音「まだもうちょっと居たいんだけどなー……」 エイスリン「トッテモタノシカッタデス!」 塞「早く帰りましょう……」 シロ「もう来たくない……」 玄「……あれ? 鹿倉さんは?」 京太郎「いますよちゃんと」スッ ギュッ 胡桃「……///」 京太郎「ここに」 塞「あらまぁ、親子みたい」 玄「わぁ可愛い」 胡桃「う……うるさい……///」 ――宮守女子高校 14 00 トシ「うん、きっちり全部届いてるね」 京太郎「よっし。 それじゃあ最後に一仕事しましょうかっ!」 玄「えー」 豊音「えー」 エイスリン「エー」 シロ「えー」 塞「子供かっ」 京太郎「……せめて玄さんは手伝ってください」 玄「……じゃあちょっと待ってて」サッ 京太郎「……?」 玄「………………ふぉおおおおおおおおお!!」 玄「松実玄! 行きます!!」ビシッ 京太郎(……さてはおもちプリクラを見たな……) ――16 00 カチンッ 京太郎「よし……これで、OK!」 京太郎「作業終了! お疲れ様でした!」 玄「あー疲れたー!!」 京太郎「……腹減ったなー……」 塞「だと思って、おにぎりを作っといたわよ。 はいっ」スッ 京太郎「ありがとうございます! 頂きます!!」 玄「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!」 豊音「お味噌汁もあるよー。 はいっ、どうぞー」 京太郎「美味い! 最高です!」 玄「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!」 胡桃「……漬物……あるけど……」 京太郎「ぜひ頂きます!!」 玄「ハムッ、ハフハフ、ハフッ!!」 トシ「二日間、ご苦労さん。 これ、バイト代だよ」スッ 京太郎「ありがとうございます」 玄「諭吉さんが5人見える……!」 トシ「一生懸命働いてくれたんだ。 それにこの後もどっか行くんだろ? これでしっかり食ってしっかり働くんだよ」 京太郎「トシさん……ありがとうございます!」 玄「うぐっ…… (罪悪感で胸が……)」 エイスリン「須賀クン! コレ、ワタシノメールアドレスデス!」スッ 豊音「須賀くん、私もー!」スッ 胡桃「……これ……私の……」スッ 京太郎「ど、どうも……」 塞「岩手に来ることなんて滅多にないでしょうけど、近くを寄ったら顔ぐらい出してね?」 シロ「……元気で……」 玄「はい! そちらもお元気で!」 玄(おもちも!) 京太郎「それではみなさん! さようなら!!」 玄「ありがとーございましたー!!」 トシ「風邪引んじゃないよー」 豊音「さよーならー!!」 エイスリン「Good Bye !」 胡桃「……さよなら」ボソッ シロ「じゃあねー……」 塞「お元気でー!」 ―――― ――― ―― ― ガタンゴトン 京太郎「二日間、お疲れ様でした。 玄さん」 玄「京太郎も! お疲れ様でした!」 玄「クタクタだけど、すっごく充実した気分だよ!」 京太郎「でしょうね」 玄「おもちを拝んで、触れて、ジャコス行って! それでお金も貰う! ホント最高だよー!」 京太郎「でしょうね」 玄「次は何処に?」 京太郎「東京です。 王者白糸台ですよ」 玄「ひゃー……ちょっと緊張するね……」 京太郎「とは言っても今日一日は移動に使いますから、ゆっくりしましょうよ」 玄「そうだね。 ……おもち談義の続きもしたいし!」 京太郎「おっ! そうですね! ……でっ。 【柔らかさ】の方はどうだったんですか?」 玄「いやーそれがさ! 意外なことに臼沢さんのおもちが――――」 ―――おもちマイスター玄とその弟子京太郎の至高を求める旅はまだ始まったばかり――― ―――この先、いかなるおもちに出会うのだろうか――― ―――二人の旅は、まだまだ終わらない――― ――続く 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3448.html
http //ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388042098/ ガチャ 京太郎「すいませんっ掃除当番で少し遅れました!………ってあれ……?」 尭深「………」ズズズ 京太郎「えっと…渋谷先輩だけですか…?」 尭深「…うん」ズズズ 京太郎「………今日部活休み…とかじゃないですよね……?」 尭深「…うん」 京太郎「で、ですよね!…みんな遅いですね……」 尭深「…うん」 京太郎「皆何か用事でもあるんですかね……」 尭深「………」 京太郎「…………」 京太郎(き、気まずい!………やっぱり渋谷先輩と話すのは少し苦手だなぁ…) 京太郎(顔はムチャクチャかわいいんだけどなぁ……それにおもちも……)チラッ 尭深「……須賀くん…」 京太郎「は、はい!!」ビクッ 京太郎(や、やべ……胸見てたのばれたか……?) 尭深「須賀くんもお茶………飲む……?」 京太郎「あ……お、お茶ですね!はい……っていいですよ!自分で入れますから!」 尭深「……須賀くんは私のお茶じゃ…いや……?」 京太郎「い、嫌なわけないじゃないですか!そうじゃなくて先輩に煎れてもらうなんて……って意味で…」 尭深「私が煎れたいだけ……だから……」 京太郎「で、でも………」 尭深「だめ……?」 京太郎「うっ…………」 京太郎「……………わかりました……じゃあお願いします…」 尭深「……うん」 尭深「はい………」コト 京太郎「あ、ありがとうございます!……凄いいい香りですね……もしかして茶葉変えました?」 尭深「うん……あたらしいの買ってみたの……」 京太郎「そうなんですか!じゃあ戴きますね」 尭深「どうぞ……」 京太郎「…………」ズズズ 尭深「……………どう…かな……?」 京太郎「………うん!凄く美味しいですよ!」 尭深「…!」パァァ 尭深「よかった………」ニコ 京太郎「っ!」 京太郎(か、かわいい……) 尭深「………?須賀くん?どうかしたの……?」 京太郎「…はっ!な、何でもないですよ!ハハハ…」 尭深「でもよかった……須賀くんに美味しいって言ってもらえて……」 京太郎「そ、そんな!俺こそこんな美味しいお茶が飲めて嬉しいですよ!!」 尭深「どうしても最初に須賀くんに飲んでもらいたかったんだ……」 京太郎「え………?」 尭深「……………あ…///」 京太郎「えっと………それh ガチャッ 淡「すいません!遅くなりました!決して追試験をうけてたわけじゃ………って、あれ?タカミとキョータローだけ?」 尭深「………」 京太郎「………」 淡「???……どうかしたの?二人とも黙りこんじゃって…?」 京太郎「な、なんでもねぇよ……あと先輩たちならまだ来てないぞ…」 淡「なんだぁ……慌ててきて損したよ……スミレったらホントに時間に厳しいんだもーん」 京太郎「…それより淡、お前また追試受けてたのか?」 淡「…ち、違うよ!私がそんなバカなはず無いじゃん!」 京太郎「はいはい、そうですねー あわいちゃんはお利口さんでちゅもんねー」 淡「むー!そうやってバカにしてー!大体キョータローだって馬鹿じゃん!」プンスコ 京太郎「おれはだれかさんと違って赤点とったりしないからな~」 淡「ムキーー!なんなのさっきから!麻雀弱いくせに!」 京太郎「ぐっ………お、俺はまだ始めたばっかりだから……」 淡「始めたばっかりっていってももう5ヶ月はたつじゃーん!私が始めてそのくらいの頃にはもっと打ててたもんねー!」 京太郎「う、うるせーペタンコ!お前の場合取った栄養が全部雀力に吸収されてるだけだろ!」 淡「…っ!そ、そやって胸ばっか見て!変態!!スケベ!!近寄らないで!!」 京太郎「心配せずともお前みたいなちっぱいには浴場しねーよ」 淡「なっ……!……う、うるさいうるさい!キョータローなんかこうしてやるー!」バッ ゴクゴク ブーーッ 京太郎「っうわぁぁあ!!きったね…!」 淡「あははは!ばーかばーか!」 京太郎「てめー!なにすんだこの……!」ダッ 淡「あははは!捕まえてみろー!」ダダダダ 京太郎「待てこのやろー!」ダダダダ 淡「またないよーだ!あはははh…あっ!」ガッ 京太郎「おわっ!」 ドスーン 淡「いたた………………っ!///」 京太郎「………………」ムニュ 淡「……………」 京太郎「わわわ!ご、ごめん!」バッ 淡「…………///」 京太郎「その……わ、わざとじゃないんだ……すまん …」 淡「べ、べつに…!私だって悪かったし……」 淡「それに……そんな悪いきはしなかったし……」ボソッ 京太郎「……え?」 淡「……!な、なんでもない!!私トイレいってくる!!」ダッ ガチャ 京太郎「お、おい!淡!」 京太郎「どうしたんだあいつ………って絶対俺のせいだよな……ハァ……」 尭深「………」ズズズ ガチャ 菫「すまない……クラスの用事で遅くなった……」 京太郎「あ、 弘世先輩……こんにちわ」ペコッ 菫「うむ……それよりさっき淡の奴が走ってでていったのは…」 京太郎「あ……じ、じつは………」 説明中--- 菫「ハァ………まったくお前らは何を考えてるんだ……」 京太郎「す、すみません……」 菫「別にイチャイチャするのは構わんが、そういうのは外でやってくれ…」 京太郎「え!?そんなイチャイチャだなんて!あいつとはそんなんじゃ無いですよ!」 京太郎「だいたいあいつが俺のことそんな風に見てるとは思えないし……」 菫「…………」 尭深「…………」 京太郎「……え?えっと……」 菫「ハァ……これは淡にも少し同情するな…」 尭深「………」コク 京太郎「え……?え?」 菫「あぁ、それと今日は照は休みだ……どうやら熱が出たらしい……」 京太郎「え!?大丈夫なんですか!」 菫「まぁそこまで大したことはないみたいなんだが……しかしどうやらあいつの家に今ちょうど親がいないらしくて1人らしいんだ」 京太郎「それは大変ですね…」 菫「そこでだ……須賀には照の家にいって様子を見てきてもらいたいんだ…」 京太郎「え!?おれがですか!?」 菫「あぁ…本当は私が行くべきなんだがもう大会も近いし我々レギュラーは抜けられなくてな……」 京太郎「で、でも!勝手にオンナノヒトの家に上がり込むのは……」 菫「大丈夫だ……照の了承はとってある……」 京太郎「で、ですが……」 菫「頼む須賀……お前にしかたのめないんだ……」 京太郎「う…………わ、分かりました……行きます…」 菫「ありがとう!じゃあこのプリントとノートのコピーも渡しといてくれ……あとこれがあいつの家の住所だ…」 須賀「わかりました、じゃあ行ってきますね!」 菫「頼んだ」 廊下---- 京太郎「えーっと…照さんの家は………うお、割りと遠いんだな……毎朝まよったりしてないのかな……」 淡「あ……キョータロー……」 京太郎「おお、淡か」 淡「どこいくの……?」 京太郎「ああ、照先輩のお見舞いに行くんだよ……」 淡「え……?なんで京太郎が…?」 京太郎「なんか大会前だからレギュラー陣は忙しいみたいでな……」 淡「…………」 京太郎「じゃ、俺はいくから……お前もはやく部室もどれよ」 淡「…………」ギュ 京太郎「え………?」 淡「わたしも……いく………」 京太郎「は?…でもお前…練習は……」 淡「私はスッゴク強いから大丈夫!なんたって高校百年生だし!」 京太郎「………でもなぁ………」 淡「お願い……キョータロー……」ギュ 京太郎「うっ………」 京太郎(ど、どうすればいいんだ……) 京太郎「よし淡!お前の家を教えてくれ!!てか連れてって!」 淡「えぇぇ!?な、なんで私の家……?」 京太郎「いいから!!」 淡「う、うん………」 淡「ここが私の家だよ」 京太郎「おぉ………これは………!」 京太郎(普通のマンションだ…) 淡「で……どうするの……?」 京太郎「そうだった!淡!今家に誰かいるか!?」 淡「え………今はだれもいないと思うけど……」 京太郎「よし入るぞ!」グイッ 淡「わわ…!引っ張らないでよ!」 ガチャ 京太郎「おぉ…ここが淡の家か……」 淡「うん………」 京太郎「淡の部屋はどこだ!?」 淡「え!?……………あそこの扉だけど……」 京太郎「お邪魔しまーす」ガチャ 淡「ちょっと!!ま、まって!!」 京太郎「おぉぉここが淡の部屋かぁ……割と片付いてるんだなぁ……」 淡「…………あんまり………見ないでよ…」 京太郎「じゃあ淡!ここ座って!!」ポンポン 淡「え………?ってそこ私のベッドじゃん!!」 京太郎「まぁまぁ」 淡「……………はいっ!これでいい?」スッ 京太郎「…………あわい……」グイッ 淡「きゃぁ!」ボスンッ 京太郎「……………」 淡「きょ、キョータロー……?」 京太郎「……………」スッ ペロッ 淡「ひゃぁ///きょ、キョータロー!なにやって……!」 京太郎「…………」ペロペロ 淡「ひにゃぁ///そ、首っ舐めちゃらめ………んっ!」 京太郎「はぁ…はぁ……あわいぃ……」モゾモゾ 淡「や、やめて……お願い……グスッ…」 京太郎「うぉおおおおぉぉ!!」ガバッ 淡「うっ……グスン……うぅ………恐いよぉキョータロー……やだよぉ……」ポロポロ 京太郎「……っ!」ピタッ 淡「ぐすっ……キョータローは…優しくないけど…優しくて…」 淡「頼りにならないけど…頼りになって……」 淡「かっこよくないけど………かっこよくて………ぐすん…」 淡「こんなキョータロー………やだよぉ……」ポロポロ 京太郎「…………あ、あわい………」 京太郎(しまった!泣かせてしまった……!お、俺はどうすれば……) 京太郎(そうだ!こんなときはお菓子を……!)ゴソゴソ 京太郎「淡……ごめんな………俺どうにかしてたよ……お菓子食うか?」スッ 淡「……グスン………うん……」ガサガサ 京太郎「これ一昨日出たばっかりの新作のチョコみたいだぞ!」 淡「……………」モグモグ 京太郎「どうだ……?」 淡「………美味しい……」モグモグ 京太郎「そ、そうか…!よかった!」 淡「……………」モグモグ 京太郎「……………」 淡「………ねぇキョータロー……」 京太郎「お、おう、なんだ……?」 淡「………どうして……こんなことしたの……?」 京太郎「そ、それは……だな………」 京太郎「愛し照」 淡「………え?」 京太郎「お前が好きなんだ……それでこんなことを……」 淡「……え?………なにいって…」 京太郎「愛してるぞ……淡……」 淡「……っ!///」 京太郎「でもホントごめんな怖い思いさせて………もうしないk 淡「わたしも!」 京太郎「……………?」 淡「わたしも……キョータローのこと好き……だもん……」 淡「さっきはちょっと怖かったから……でも京太郎に………その………されるの別に嫌じゃないよ……?」 京太郎「あ、あわい……」 淡「だから…………その………」モジモジ 淡「続き………してもいいよ……?///」 菫「たく……須賀のやつ遅すぎるだろ……淡もかえって来ないし………亦野は行方不明らしいし………」プルルル 菫「…あ、照か?須賀はまだそこにいるn……え?まだ来てない?」 菫「何を考えてるんだあいつら………!」ワナワナ 尭深「…………」ズズズ 淡「きょうたろー………」ギュ 須賀「淡………」ギュ 完